ちゃおチャオブログ

日々の連続

7.20(火・晴れ)呪われた東京五輪。

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いよいよ明後日の金曜日、東京五輪の開催式が行われるが、それは無観客の競技場に陛下の開会宣言が虚しく響くだけだ。各国から要人を迎えるとは言え、米国からは大統領本人ではなく、婦人。唯一フランスから次期大会主催者としてマクロン大統領が参加するだけで、冬の北京五輪中国からは、誰が参加するのかもまだ明らかになっていない。メディアは大会を盛り上げる為に、色々な演出をするだろうが、この程度の要人参加では枯れ木の賑わいにもならない。無観客に宣言するのなら、陛下も何もわざわざ会場に足を運ぶこともなく、今はやりのリモート宣言で、巨大スクリーンに映し出された皇居から、御所を映像に入れて送ったほうが、より演出効果は高まるだろう。

 

今回の東京五輪、一言で言えば「呪われた大会」だ。そもそものスタートは、名誉欲に駆られた石原慎太郎が、二度目の東京大会に執着したものだったが、それが慎太郎以上に目立ちたがり屋の安倍晋三に引き継がれ、IOC委員への多額の裏金をばら撒き、金で票を集めた結果、東京に決まったのだが、彼が痛く名誉欲をくすぐられたのは、前回リオ大会で、マリオの扮装をして会場に現れたことであり、児戯のごとき彼の振る舞いで、欲望のほぼ半分ほどは満たされたに違いない。

 

その後の東京大会は坂道を転がり落ちるように、問題が続出し、最初の躓きは、元IOC竹田会長が、2億円の買収資金ばら撒きの容疑でフランス検察の捜査を受けたことであり、次に問題になったのは、誰が決めたのか、「建たない建築家」で有名なイラク人女性建築家ザハ・ハデドで、結局契約は解約せざるを得なくなり、この違約金に組織委は一体幾ら支払ったのか! 組織委は具体的な金額を公表していないが、数十億円では足りない莫大な罰金を払ったのだ。

更に続いたのは偽エンブレム事件、五輪のシンボルマークとも言うべき重要な紋章が盗作されたことであり、全く以って恥ずべき行為だった。日本人の恥を世界に晒すことになった。更に恥の上塗りは、ポンコツ老人、森喜朗の女性蔑視発言で、旧態依然の老人性痴呆症の男が未だなおドンとして君臨し、日本の近代スポーツ界を牛耳っていることであり、世界の識者は唖然としただろう。

そこへ来て今回の大会オープニングマーチ、作曲をした小山田某が、学生時代身障者の同級生を陰湿な虐め、暴力行為を繰り返していたことであり、それが表面化して、世間の風当たりが強まり、遂には昨日自ら降りざるを得ない状況に追い込まれた。今まで一体組織委は何をしていたか? 数々の不祥事にズタズタに名誉を傷つけられた日本国家、乃至全体像としての日本人。こうした不祥事が発生し、世界に赤っ恥を出さないように、事前の且つ細心の注意をして、大会を成功裏に導くのが役割であるが、内閣も都もIOCも当事者能力を喪失し、場当たりの出たとこ勝負、モグラたたきのような有様で、全く体を成していない。それもこれも理念なき大会招致が発端であり、一部政治家の自己中心的な名誉欲に駆られた結果であり、崇高なスポーツ神、アポロ乃至ヘラクレスの罰を受けているような感もある。

 

悪意で巻かれた結果の悪果は自ら刈り取らねばならない。バッハが恰も家畜獣ヤプーを見るがごとき眼差しで、日本人を表していたが、この五輪の災禍は日本人自らが招いた結果であり、日本人に帰趨するものである。この先、関係者から更なる不祥事、招待選手からの感染者増大、強いては大会中止に至らないことを願う次第だが、当初予算7340億円の経費が既に1兆6500億円に増大していて、この先、どこまで増大するのかは不明だ。当初目論んだ経済効果32兆円は、既にマイナス効果になっている。願わくば五輪終了後のギリシャの二の舞にならないことを願う次第だが、今の自己中心で無責任な政府、大会関係者を見ていると、果たして全く予断が出来ない状況に、多少の寒気すら覚える。呪いはこれを最後にしてもらいたい。

 

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高幡不動尊参拝(3)日野は新選組土方歳三の故郷。

  • それ程高くはない裏山ではあるが、沢、谷のような自然の造形もある。

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裏山の山頂の高さは浅間よりは少し高い位か・・。100m程の高さだ。眼下に多摩川と日野の街並みが見える。

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八十八ケ所石仏はずっと奥の方まで続いているが、午後からの雨の予報もあり、途中で端折って下山した。

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関ヶ原以前の豊臣期、家康は秀吉に命じられて江戸に移封されたが、その頃の江戸、今の東京は殆どまだ未開の地だった。秀吉が全国統一する以前のこの地は、小田原に本拠を置く北条家の領地であったが、それはそれ以前の関東管領、上杉氏が支配する地域であって、川越とか寄居等の昔からの集落を除いては、広大な未開発地だった。当時の江戸、今の東京の郊外に集落が発展してきたのは、江戸幕府によるこの地の開発に寄る処が大だった。今の東京は当時の江戸幕府の直轄地がそのまま首都圏東京都になったもので、ここには藩領はない。

この多摩地区は伊豆の韮山に本拠を置く江川太郎左衛門が代官として支配する地であり、今でも高尾山に登ると、裏高尾に太郎左衛門の植林した広大な杉林が現存している。江川杉と呼ばれるもので、まだ自然遺産、文化遺産にはなっていないが、高山の飛騨美林、大分の日田美林と共に、植林の文化遺産に登録されてもおかしくない。この高幡不動尊も日野宿、幕府直轄領にあって、幕末、生活に余裕の出てきたこの周辺の農家、商家の子弟がかなり自由な行動をしていた。そうした中で剣術に優れた近藤勇をリーダーとする新選組が形成され、その代貸しの一人として土方歳三がいた。

土方はこの寺のすぐ前の石田村の出身で、生家跡は今でも保存されていて、その血筋を引く孫の孫辺りのお嬢さんが、保存館の館長をしている。歳三に似て美人の娘さんだ。歳三自身の墓地は生家近くの石田寺にあって、今でも参詣者の焼香が絶えないが、彼は高幡不動尊金剛寺の檀家ではないがこの名刹には幼少の頃から参詣に来ていたのだろう。五重塔の前には立派な銅像も立っていて、全国歳三フアン、特に若い女性からの訪問が絶えない。今はコロナ禍で参詣者も少ないが、このコロナが収まれば、又沢山の全国フアンを集めることだろう。

五重塔裏山の八十八カ所石仏巡りを終え、最後の八十八番にお参りし、その奥にある虚空蔵菩薩の立派な御堂にお参りし、順繰りに境内を巡る。虚空蔵菩薩空海室戸岬先端の岩室、「御厨人窟(みくろど)」で虚空蔵菩薩真言「ノーボーアキャシャキャラバヤ オンアリキャ マリボリソワカ」を100万遍唱え、とある朝明けの明星が口の中に飛び込み、あらゆる記憶能力を体得したと言われる。阿字で「タラーク」、干支は丑寅だ。その虚空蔵菩薩堂で覚束ない真言を唱え、次のこの寺の本堂、大日堂へ向かった。

 

八十八番目石仏の直ぐ後ろには虚空蔵菩薩堂がある。菩薩像の上に阿字が彫ってあり「タラーク」と書かれている。

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この寺の本堂、大日堂にお参りする。

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阿字は「バン」であるが、この文字は読めない。

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土方歳三像は前回の参詣時に写真を撮り、今回は撮影しなかった。寺のHPからの借用だ。

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7.19(月・晴れ)免許証返納。

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来月で75歳の誕生日を迎える。大分前に免許証更新の案内ハガキが送られてきていたが、いろいろ考えた末、更新はしないことにした。今日、小金井署へ行き、返納手続きを行う。その際、免許証に代わる経歴証明書の発行をお願いする。手数料1100円。写真が1枚必要で、近くの写真Boxで撮影。800円。警察からは、いろいろとお土産をもらった。中にはテイッシュとかテープ、余りよく分からない小物数点。警察としても高齢者の免許返上をPRしているようだ。経歴証明があると各種博物館、美術館等2割引きの入館料、レストランの割引、等々、目に見えないメリットもある。

車を手放してもう10年近くになる。東京にいたら車は必要ない。買い物に使用する程度だったが、買い物は自転車で行ける。静岡への帰省も最近は全くないし、車は用なしの状態だった。

一つ問題なのは、旅行した際にレンタカーを借りられないということ。ただ、慣れない車で事故の危険は増えるし、自分が事故で死ぬ分には全く問題ないが、加害者になって殺人者になることだ。自分よりも若い、将来のある人を殺したら、社会に申し開きができない。あの、池袋暴走老人と同じになってします。あんな暴走老人になって地獄へは行きたくない。

24の時に免許を取って、丁度50年。接触事故が2回、スピード違反と駐車違反が合計3回ほど。つい最近では、奄美大島でレンタカーをパンクさせてしまった。100%優良ドライバーではなかったが、少なくとも他人に大きな迷惑を掛けることも無く、50年の運転歴を終了した。これも一つの終活か・・。

帰りにドンキに寄って、ウオーキングシューズを買う。これからは車の時代ではなく歩きの時代だ。CO2の削減にも大いに役に立つ。さて来月は紀州。歩き辺路は無理だが、大いに歩いて見よう。

 

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7.18(日・晴れ)大相撲モンゴル場所千秋楽。

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テニス4大大会、英国ウインブルドンで、英国人プレーヤーの優勝が絶え、暫く外国人の優勝が続いたが、そうした現状を捉えて、ウインブルドン現象という言葉が生まれた。そうした中、イギリス人マレーが彗星のごとく現れ、英国中が熱狂した。マレー引退後には、又元の現象に戻ってしまった。国際的な競技大会では、世界中の強者が常に優勝し、今現在はスラビックのジョコビッチの天下だ。英国人も世界のテニス愛好家もそれを認めている。世界大会はそういうもので、開催国は場所を提供するが、優勝者は世界中からやってきた強者だ。

柔道は国技とは言えないが、日本固有の競技が五輪に採用され、国際化が図られ、世界に普及していった段階で、日本で旧来から守られてきたルールが、国際柔道連のルール改定によって、日本人柔道選手が不利になっていると言われている。と同時に、国際大会で日本人のメダル数が激減した。固有の国の固有のスポーツが国際化すれば、一国主義は通用せず、国際標準に従わざるを得なくなる。バーターの関係で、それが嫌なら、国際化を引っ込めるしかない。

 

今日の大相撲、モンゴルウランバートル出身の力士二人の全勝対決。千秋楽全勝対決は、9年前の白鵬日馬富士以来で、この時も既に大相撲はモンゴル勢に席巻されていた。この10年間、日本人力士が優勝したのは思い出せるのは3人位、3場所程度だ。残り57回は、全てモンゴルを主にした外国人力士。日本の国技がこのザマである。将来有望の少年力士を日本に呼び、育てた結果がこの現状だ。大相撲はまだ国際化されてはいないが、内実はもう年々も前から既にウインブルドン。もう諦めの境地だ。今日の千秋楽でも、二番手に付けるべき大関、関脇が、二人とも給金直しの一番。正代が漸く勝って8勝7敗。高安は負け越して、関脇陥落。もう優勝などは夢の又夢。

6場所連続休場後の36歳、45回目の優勝は、全くの記録づくめだが、外国人ゆえ、日本人の喜びはそれ程でもない。だが、懸賞金の幟が4周し、久しぶりに呼んだ日本人の奥さんと長男、長女が見守る中で、全勝優勝は見事なもので、奥さんも子供たちも目に涙を浮かべていた。日本に長らく住み、日本人女性を妻にし、日本の生活が長くなると、気持ちの上では日本人化してくるのだろう。今度日本の国籍も取ったという。新しい帰化力士像を創って行くのか・・。何年か前徳島に行った際、眉山の山頂のケーブル駅で、白鵬の大きなパネルがあったが、奥さんは四国の山林王の娘さんとのこと。テレビで見る限り、良い奥さんで、良い母親だ。理想的な帰化人家庭を創って行くだろう。

 

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7.17(土・晴れ)浅間で昼飲み。サッカースペイン戦。警視庁ゼロ係。ビームさん。

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昨日から東京地方は梅雨明け宣言。Inaさんが今週は関西へ行く予定だったが来週に延び、今日は近場へ行くことにした。先週、Takaさんが高幡不動尊へ行けなかったので、電話したら、今日は通院日とのこと。Takaさんがまだ一度も行ってない高幡不動尊を案内してやる積りだったが、どうもTakaさんと高幡不動尊は縁がないようだ。

そこで、Inaさんとは近くの浅間へ行き、昼めしを食べながらの昼飲みにする。いつもドンチャン飲みになるので、今日は自制して、ビールロング缶を2本だけにして、ゆっくり時間を掛けて飲む。湿気も少なく、直射日光は強いが気持ち良い盛夏の陽気だ。夏本番。別の木陰では、長らく自主トレをしている中年夫人もいる。平和な日本だ。コロナ禍などどこかへ消えてしまったような平穏な昼下がり。

 

3時には帰宅し、早風呂に入り、引き続きのビール缶。夏の消化法。実にビールの美味しい季節になってきた。一休みし、サッカースペイン戦を見ながら、ジンを飲み、バーボンを飲み、コニャックを飲む。東京お盆も今日で終わりだ。途中から小泉孝太郎の警視庁ゼロ係。お父さんに似ず、俳優が似合っている。長嶋とは違って、親の七光りをひけらかすでもなく、バックにすることもなく、ケレン実がない。その後、ビームさんがバンコクからの生中継。何年ぶりかでビールさんを見たら、随分と女性っぽくなっていた。彼女ももうそろそろ30近くにはなるのか・・。バンコクも暫くは行っていない。懐かしい景色があちこち出てきた。又、行きたくなった。今度行く時はビームさんに連絡してみよう。

 

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高幡不動尊参拝(2)アジサイ路。

五重塔の裏山は山内八十八ケ所霊場巡りの遊歩道になっている。

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茂みの中にもアジサイが見える。

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  • 今はコロナ禍で、アジサイ祭りでも参詣客は殆どいない。アジサイだけが花を散らしている。

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  • 五重塔の裏山は小高い丘になっていて、沢山のアジサイが植えられている。今は丁度アジサイ祭りのたけなわの筈だがこのコロナ禍で見に来る人はほとんどいない。裏山全体が山内八十八カ所巡拝路になっていて、ここには四国八十八ケ所を模した石仏が八十八体奉納されている。斜面の全体にアジサイが植栽されていて、石仏はその花に囲まれるようにして安置されている。アジサイはやや盛りを過ぎ、寺僧か修行僧かが花を剪定し、地面の上に直に置いて、アジサイが地面から直に咲いているようにも見える。今日の天気予報は午後から雨の予想で、この裏山にまで登ってくる参詣客は少ない。

  • 裏山の斜面からは先刻通り抜けてきた五重塔の法輪が木陰に見える。良い眺めだ。東京には4カ所の五重塔があるが、その3か所は平地に建っていて、ここ高幡不動のような山の上から眺められる塔はない。浅草浅草寺も小学時代修学旅行で来たことはあったが、お寺も境内も余り記憶の中には無い。大学時代お参りに来たことはあったが、その時はまだ五重塔はなかった。いつ頃出来たのかは知らないが、多分、この高幡不動と同じ頃に、近代建築で建てられたのだろう。

明治の文豪幸田露伴池上本門寺の塔を題材にして書いたのが「五重塔」で、自分も以前その本は読んだと思うが、中身はさっぱり忘れてしまっている。しかし、本門寺の五重塔は江戸時代創建の重要文化財で、上背はそれ程高くはないが、古色蒼然とした趣のある塔だった。上野寛永寺五重塔は本門寺よりも上背は高く、公園内の片隅でキリっと建っているが、これも江戸時代の創建で国の重要文化財となっている。幕末、上野の山が彰義隊と新政府との戦場になったが、よくぞ戦禍を逃れ、現代に継承されたものだ。

アジサイ路の斜面を登っていると、一人の中年女性が一体一体の石仏に熱心にお参りしている。何を祈っているのだろ。悩みがあるようには見えないが、何か他人には知れない深い悩みがあるのかも知れない。八十八体、この山中の端の方まで回り巡らされている山内霊場。祈ることによって、心の平安は得られるだろう。福あれ、多幸あれ。

 

アジサイ路ではあるが、山百合も丁度満開に咲いている。

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小山の下に五重塔が見える。

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自然の中の雑木と混じり合って、山アジサイではないが、山の中のアジサイ

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7.16(金・晴れ)梅雨明け。トンチンカンな日本人。

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昨日までは突然の雷雨、通り雨などもあったが、今日は朝からそれもなく、気象庁では、東京地方は今日梅雨明け宣言をした。30度を超える夏らしい日差しが漸く戻って来た。真夏の到来。だが、マンボー、緊急指令で、人々は野山に出かけたくてもどこにも行けない。罪作りなものだ。

 

五輪開催を1週間後に控え、組織委員会は今日から全国の警察官を集め、集中警備体制を取ったとのニュース。驚くなかれ、6万人の警察官が全国から東京に集まって来たとのこと。バカじゃないかと。無観客開催で、どこからも人は東京に集まらない中で、警察官6万人が、手持ち無沙汰に右往左往している。夕観客であれば、非番の警察官も競技場に足を運んで、五輪を楽しむことも出来ただろうが、今回は全くなし。しかも外出禁止だから宿舎で足止め状態。こんなトンチンカンな対応をしている日本人は世界からの笑いものになる。バッハ閣下も今日の今日まで有観客を固執している。当然のことだ。最高級の理研コンピューター、富岳でも、適切な予防策を取れば、収容人員半分であれば感染の危険は殆どない、とのシミュレーションを出している。政府は医学者の話と、最高級コンピュータの計算結果とをどうして天秤にかけて、判断しないのか。いつの間にか学者の言いなりの結果になってしまった。

辯護士宇都宮健児は、過去いろいろと被害者救済の立場に立って弁護活動をしていて、自分もそれなりに評価していたが、今回の五輪開催反対の45万人の署名運動、全く、トンチンカンだ。彼もが五輪=感染爆発の虚妄に捕らわれて、反対署名をしているが、富岳の計算結果も尊重しないし、仮に五輪が無くてもインド株の感染増大がどうなるかは、誰も予測していない。ただ単に五輪=増大、の意見しかない。そんなことは学者で無くても分かることだ。五輪が中止になった場合と有観客で開催された場合との比較をして、国民に示すべきなのに、そんな学者は誰もいない。

バッハさんが今日総理に、東京の感染が静まったら、有観客にしたらどうか、との提案をしたが、それは全く当然のことで、バッハさんが正しい。一昨日もこのブログに書いたが、バッハさんに臨時総理をお願いしたい位だ。日本政府も国民も富士川の水鳥の羽音に怖気づき、都に逃げ帰った平家のようになってはならない。今の政府には知恵がない。

 

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