ちゃおチャオブログ

日々の連続

#ノンフィクション、エッセイ

「サウダーデ」モラエスの愛した町(24)城山(本丸跡)へ。

縄文貝塚の横の沼地では大きな鷺(アオサギ)が悠然と闊歩していた。 その先に城山に登る山道があった。 後で分かったが、ここは裏側からの登城路で、今は原生林として保護している。 山上に近づくと、山道も綺麗に整備されていきた。 この石段を登った先が…

「サウダーデ」モラエスの愛した町(23)徳島城址「城山」へ。

徳島城址は駅の裏側にあり、この跨線橋を渡って向かう。徳島はJR幹線の3線が合流していて、規模の大きな駅だ。 跨線橋を降りた直ぐの場所が徳島中央公園。即ち徳島城址だ。 ああ、松が綺麗に剪定されていて、規模の大きな公園になっている。 これは梅林だ…

「サウダーデ」モラエスの愛した町(23)そごうデパート内のモラエスコーナーへ。

阿波踊り会館前から徳島駅へ行く途中の新町商店街。土曜日でも、殆ど人が歩いていない。 そごうデパート内のモラエスこーなー。昨日の夕方来たら、閉店されていた。 モラエスさん、75歳でこの徳島の地、伊賀町の長屋で亡くなったが、彼の本望通りの生涯だ…

「サウダーデ」モラエスの愛した町(22)「眉山」大滝山の史跡、神武天皇像に拝礼し、下山する。

「温故知新」の石碑から更に上に登って行くと、車道に出て、その突当りには神武天皇像があった。 ああ、八咫烏を従えた神武天皇だ。・・そうか、ここは日向から淡路島へ向かう途中の経由地だったのか?? 神武天皇像に拝礼し、下山する。ここは八坂神社。智…

「サウダーデ」モラエスの愛した町(21)滝の薬師「聖観音堂」周辺で。

庚午事変の碑。これは明治の初め頃の淡路島独立運動の事件で、結果、淡路島は、それまでの徳島県から兵庫県に組み入れられることになった。 白糸の滝の直ぐ横には「滝不動」、即ち不動明王を祀る祠もある。 滝から中腹の聖観音堂へは、この参道を歩いて10…

「サウダーデ」モラエスの愛した町(20)和田乃屋の「滝の焼き餅」。

和田乃屋裏庭は滝に面して、小さな池と庭がある。 モラエスが植えたと言われる「黄花亜麻」。今は花は咲いていないが、どこかポルトガルを思わせる。 案内された中2階の部屋から白糸の滝と坪庭が見える。 部屋には古風な屏風なども置かれている。 名水「銀…

「サウダーデ」モラエスの愛した町(19)諏訪神社から「滝薬師」へ。

諏訪神社からは眉山山裾を20分も歩くと、右手に滝薬師の看板が見えてくる。 この右手を入った所に、滝薬師がある。 幅広の参道が山に向かう。ああ、正面に薬師堂がある。 焼き餅の「和田乃屋」はこの右手の奥だ。 正面に和田乃屋が見える。 長崎諏訪神社の…

「サウダーデ」モラエスの愛した町(18)万年山墓所から諏訪神社へ。

蜂須賀家墓所の低い部分には、歴代の中でも、時代の下った藩主の墓が祀られていた。 殿様と奥方、夫婦の墓が仲良く並んでいた。 最後にもう一度徳島旧市街、佐古の街並みを眺める。 万年山史跡墓所の案内図。 徳島藩主蜂須賀家18代のお墓がここにある。 麓…

「サウダーデ」モラエスの愛した町(17)蜂須賀家霊廟(万年山墓所)。

藪の中に入ると突然鳥居が現れて、驚いた。気を静めてみると、それは、蜂須賀小六(正勝)のお墓だった。 小六のお墓はこの万年山の最上段にあり、そこから小道を下って行く。 木の枝を通し、下界の街並みが見える。大きな川は吉野川。 参道の途中には巨岩も…

「サウダーデ」モラエスの愛した町(16)蜂須賀家墓苑へ。

南方小松島の辺りの島影がぼんやりと見えている。屋島の戦の頃、義経軍はこの辺りから上陸し、裏から八島を攻めたと太平記だったか、出ていたが・・。 神山町、佐那河内の山並みも薄っすら見える。 更に遠方に剣山が霞んで見えていた。 眉山山頂の直ぐ横には…

「サウダーデ」モラエスの愛した町(15)眉山山頂のモラエス館。

眉山山頂にあるロープウイ山頂駅。ここはガラス張りのレストハウスにもなっている。 レストハウス窓越しに市内を眺める。 以前、さだまさし原作、松嶋菜々子・宮本信子主演の映画「眉山」が上映され、徳島の風物が紹介された。その時のポスターが張ってあっ…

「サウダーデ」モラエスの愛した町(14)眉山山頂からの眺め。

剣神社の横からも徳島の街並みが見下ろせる。 大河・吉野も目の下だ。 これは南方、紀伊水道の方角だ。 ケーブル山頂駅に向かって歩くと、途中に天皇記念碑が建っている。 天皇陛下の何を祀った石碑だろう・・。先刻の石葺きの参道と関係あるのか・・ ああ、…

「サウダーデ」モラエスの愛した町(13)眉山山頂・剣神社へ。

ロープウエイ支柱からは山頂駅が前方に見える。もう直ぐだ。 しかし又同じような潅木林が続く。しかし、勾配は緩くなってきた。 暫らく林の中を歩いていると、突然、石畳の道になってきた。・・なんだろう・・。こんな山中で?? 殆ど人も通らない山中にこん…

「サウダーデ」モラエスの愛した町(12)眉山へ。

ホテルの窓から正面に眉山が見える。 朝のバイキング。東横インも以前は貧相な朝食だったが、段々充実してきた。 阿波踊り会館前の広場。この後ろの天神社横の参道から登って行く。 中々整備された参道が続いている。 山道際には、藪蘭のような綺麗な花も咲…

「サウダーデ」モラエスの愛した町(11)夜の阿波踊り。

居酒屋からホテルに戻る途中、新町川沿いの広場とか、公園のあちこちで、来週に控える阿波踊りの練習風景が見られた。 老若男女、様々な市民が「連」を作って、練習に励んでいる。 これから準備をして始める「連」もいる。 小さな子供まで親と一緒に輪の中に…

「サウダーデ」モラエスの愛した町(9)そごうデパート内「モラエス展示室」へ。

潮音寺(阿波踊り会館)から徳島駅までのほぼ中間地点に新町川が流れている。 この川の河口に徳島港があり、モラエスも神戸との往復で、この新町川を良く通った。昔も今も、徳島経済の中心地で、阿波銀行本店なども集まっている。 この大通りの正面、突当り…

「サウダーデ」モラエスの愛した町(8)潮音寺のモラエス夫妻墓所。

阿波踊り会館の横にある潮音寺の墓地は平板な感じだった。後で分かったが、この寺は過去何回か、津波、空襲等の被害に遭い、墓地を今の場所に移した、とのこと。 墓地入口にモラエスの墓の案内板が出ていて、入って直ぐの場所にあった。 お墓はモラエスを中…

「サウダーデ」モラエスの愛した町(7)徳島眉山天神社。

モラエス通りから歩いて2-3分の場所に天神社がある。 縁起が写真入りで解説されている。ここの神社は「知恵神輿」と「知恵の牛」で有名なようだ。 この宮のそそぎ水は「梅泉」となっている。 眉山の山懐に囲まれた社殿。前には菅原道真公と知恵の牛が鎮座…

「サウダーデ」モラエスの愛した町(6)モラエス通りの散策。

瑞巌寺のある前の道路は「モラエス通り」と名付けられている。 この辺りは眉山の麓にあり、古い寺社などが並んで建っている。 ここは國瑞彦神社。「国みずひこ」ではなく「国たまひこ」と読む。 八幡神社山門。 江戸時代に造られたこの山門は、県指定の文化…

モラエスと俳句(4)徳島駅前で。

1時間10分、コーヒー1杯飲む間に徳島空港に到着した。 空港からはリムジーンバスで徳島駅に出る。 ああ、こんな所に金比羅山のお神酒、金陵の広告が出ている。 ああ、眉山が駅前ビル、そごうデパートの陰に隠れ、半分しか見えない。 駅ビル5階で、徳島…

モラエスと俳句(3)四国三郎雲の下。

伊勢湾を過ぎると、雲間に眼下の紀伊の山が見えるようになった。 熊野山中の山上都市、高野山か・・ 紀伊山中の風力発電も見える。 ああ、和歌山湾が見えて来た。 和歌山市、和歌の浦だ。 紀伊水道を越えると直ぐにも四国だ。 < たゆたふと 四国三郎 雲の下…

モラエスと俳句(2)くろがねの富士。

ANA機は定刻通り、薄雲の羽田を飛び立つ。 京浜工業地帯。湿気が多く、見晴らしは良くない。 横浜みなと未来と大黒大橋が眼下に見える。 この浜辺はどの辺りだろう・・。鎌倉、材木座の辺りか・・ ああ、これは七里ヶ浜、鎌倉弁財天、江の島の弁天さんだ…