四国霊場巡礼の旅
白峯寺の山門らしくない山門を入って直ぐの正面に護摩堂がある。 その左方向に崇徳上皇を祀る頓証寺殿がある。 これは重文の頓証寺殿勅額門。天皇だったか、高松藩主の勅額だったか・・ 先ずは石段の最上段にある本堂にお参りする。 続いて大師堂への参拝。 …
讃岐国分寺の境内の奥には大師堂が見える。 この大師堂には納経所の室内から礼拝することになる。 大日如来建立の浄財を募っている。 国分寺から次にやってきたのは五色台の山中にある白峯寺。 奈良朝時代の各国国分寺は、その国の都、国都・官衙に近い場所…
第八十番札所別格本山讃岐国分寺山門。 讃岐国分寺は以前の場所に再建され、広い境内が保存されている。 正面が本堂、右側に鐘楼が林に隠れている。本堂の前には旧国分寺の大きな礎石が浮き上がって見えている。 八十八ケ寺の石仏。 鎌倉時代再建の本堂は重…
崇徳上皇を祀る白峰宮の隣には天皇寺がある。 天皇寺本堂。 ご本尊は十一面観音菩薩だ。 八十八ケ寺の中で十一面観音菩薩をご本尊とする霊場は十二ケ寺あり、薬師如来に次いで多い。 第七十九番天皇寺はその名前にある通り、隣接する場所の白峰宮に祀られて…
3坂出郊外、浜街道傍の大きなイオンモールに入って、昼食を取る。 1階、フードコートにはうどん店もあった。 お待ちかねの讃岐うどん。 讃岐はやはりうどんの土地だ。 宇多津の郷照寺参拝を終えた頃、丁度昼近くになっていた。次の霊場、第七十九番天皇寺…
宇多津の町の高台にある郷照寺からの眺め。遠くに瀬戸内も見える。 郷照寺本堂。この左手の奥に大師堂、庚申堂などがある。 この通路の正面に大師堂が見える。 左手、書院の裏の庭園は見事だった。 郷照寺書院。 多度津の道隆寺からは一旦丸亀の市街に入り、…
道隆寺本堂。両側に観音像のお出迎え。 大師堂も同様だ。境内に一体何体の観音像があるのだろう・・。 ここは五百羅漢ではなく、五百観音寺だ。 十三輪塔と大師像。 海に面した多度津町にある第七十七番霊場道隆寺。嘗てこの地を治めていた和気道隆の遺徳を…
金倉寺本堂。 智証大師円珍を中心に祀る大師堂。 ここには智証大師、弘法大師、神変大菩薩役行者が並んで祀られている。 訶利帝母(かりていも)、鬼子母神を祀る御堂。 空海が生まれ育った善通寺は古くから栄えていたに違いない。目の前は多度津の海で、後…
善通寺駐車場からは前方に甲山が見える。 遠方には五岳の一つ我拝師山等も見える。 駐車場のすぐ前にある香色山の案内図。 山の入り口にある赤い鳥居が印象的だ。 四国は暖かい。駐車場には10月桜がまだ咲いている。 善通寺駐車場のすぐ前には高さ150m…
甲山寺からは2丁程、2キロにも満たない近距離に善通寺はある。広い駐車所にはほんの数台の車しか止まっていない。正面の橋、済生橋を渡った先が境内だ。 駐車場から見る甲山寺の後ろの山。本当に甲のように丸くなっている。 済生橋を渡った先には竜宮城のよ…
今日最初の霊場、甲山寺山門。寺は川の畔にあり、山門前には大きな駐車場がある。 こちらは以前のお遍路道時代の山門。 境内はコンパクトに纏められている。奥が本堂、手前が大師堂。 甲山の際に建つ毘沙門堂。 本堂。御本尊は薬師如来。 四国八十八ケ所の内…
大門のすぐ下にある奥ゆかしい社。社務所ではないようだが・・。 昔は駕籠かきをどう呼んでいたのか覚えていないが、今は「参拝登山タクシー」と呼ばれているようだ。 大門から下は両側にずっと土産店が立ち並んでいる。下に漸く一の鳥居が見えてきた。 大分…
本宮から下り専用の参道を降りた直ぐの場所に旭社がある。綺麗な建物だ。 以前はこの表書院に寄って、円山応挙の襖絵も見ることができたが、今日は時間もなく、パスした。 以前はこの参道を沢山の人が上り下りしていた。中に混じって駕籠かきなどもいた。 こ…
陽が登り、漸く周囲が見えるようになった。先刻の若い女性はまだ何かを願っている。 本宮内部はまだなお暗く幽玄だ。 本宮周囲には幾つかの摂社もある。 いつの建造か・・。ここは長曾我部の焼き討ちには合わなかったようだ。 神楽殿などもある。 金比羅宮の…
朝暗いうちにホテルを出て金比羅宮に向かう。途中の大門は時間外で閉ざされていた。 本宮直下の旭社。 本宮直下の高台から琴平市内を見る。 休み休み漸く本宮に着いた。〇金は金比羅宮の金だ。 琴平八千代館に2泊したのは、この二日間の間に朝か夕方かの一…
暮れ前にはホテルに戻り、夕刻食事をしに琴平駅前まで出る。道路は照明が少なく、どこも暗い。 琴電、JR琴平駅前の川に手前には大きな鳥居が立っていた。 琴電、琴平駅だ。 高松行の電車が止まっている。 琴電駅の少し先にはJR駅もある。 出釈迦寺遥拝所…
出釈迦寺本堂。ご本尊は釈迦牟尼仏だ。 大師堂。少年真魚は後年大師になった。 本堂と右横に大師堂がある。 求聞持大師の座像。由来書の最後に虚空蔵菩薩の真言が記載されている。 四国霊場第七十二番曼荼羅寺とここ七十三番出釈迦寺は弘法大師と深く関わり…
曼荼羅寺から数分で次の出釈迦寺駐車場に着いた。正面に我拝師山が見える。 ああ、大師が7歳の時、この山の崖上から身を投じた場所だ。 後ろを振り返ると善通寺の街並みが眼下に見える。先の方に瀬戸内自動車道の大きな橋も見える。 少し山の方には讃岐富士…
曼荼羅寺山門。この寺は笠松大師で有名だ。 山門を過ぎると真っすぐ正面に本堂が見える。 第七十一二番曼荼羅寺本堂。 本堂の前の鐘楼。杖立には自分の巡礼杖と帽子が掛かっている。 弥谷寺の長い参道を下り降り、時間を見たらまだ3時過ぎ。11月は日没が…
弥谷寺の一番高い場所に本堂がある。 千手観音が御祭神だ。 本堂直下の展望台から三豊の山並みが見える。 遥か海の先に宮島の弥山が見えるか見えないか・・。 この先に天霧古城に向かう山道も残っている。 四国巡礼讃岐路(香川)最初の今日は、朝一番でホテ…
仁王門を過ぎ、賽の河原辺りの参道。 金剛拳菩薩の少し先に大師堂、岩屋が見えてきた。 この中の岩屋で大氏は10歳の頃修業し、又後に護法も修した。 先にここから更に上にある本堂に向かう。 本堂に向かう108段の階段。 日本三大霊場の一つ弥谷寺は、元…
酔芙蓉に彩られた本山寺五重塔を後に、次の霊場弥谷寺に向かう。 香川西部の町村は三豊、宅間、観音寺、善通寺等々、入り組んでいて、これから宅間を通って、次の霊場に向かう。 駐車場から数十m登った先に遍路道があり、標識も出ている。 平安、鎌倉時代か…
仁王門を入ると、直ぐ左手に五重塔が迫ってくる。 大師堂が左に見える。 室町時代建造の国宝の本堂が正面に見える。 霊場の中では数少ない国宝の本堂。 ご本尊は秘仏の馬頭観音菩薩。 四国霊場88ケ寺の中で五重塔があるのは4寺しかない。霊場はそれぞれそ…
神恵院、観音寺、共同の納経所。1度で2か所の御朱印がもらえた。 境内に食堂があり、自分は悟堂庵と思っていたが、実際は梧桐庵だった。 店の女性にお願いして頼んだ讃岐うどん。 境内のこの大木は、梧桐、青桐だったのか・・。 昼食も終わり、神恵院、観…
神恵院本堂の裏側には巍巍園(ぎぎえん)という回遊式庭園がある。 一度崖崩れに遭ったが、現在は再建されている。 神恵院大師堂。 大師堂に参詣する巡礼者。 境内の反対側には観音寺がある。この本堂は室町時代の建築で、重文に指定されている。 本堂が真っ…
駐車場の正面には二つの霊場が仲良く並んで案内されている。 霊場山門だ。この山門は神恵院、観音寺、共通の山門になっている。 こちらの仁王像も先刻の大興寺同様、迫力がある。 共通の境内で、左手が神恵院。 大興寺山門の凄い形相の仁王像に見送られて、…
この寺は東大寺の末寺として、最長と空海、2師を祀る天台宗と真言宗、2派が同居している珍しい霊場だ。 参道の脇には大師お手植えの萱と楠の大木が守られている。 香川県天然記念物の大萱だ。 隣には大楠も守られている。 六十七番札所大興寺は案外賑やか…
ロープウエイで下る途中、雲行きが少し怪しくなってきた。 ロープウエイ駅の横からは雲辺寺への登山道があった。歩くと2時間位はかかりそうだ。 雲辺寺の麓の町、三豊市の郊外にある大興寺にやってきた。ここの仁王像は運慶作と伝わる。 本堂までの数十mは…
雲辺寺を後に、裏山の毘沙門天像に向かう。 毘沙門天像は巨大な立像だ。 内部はループ状のスロープになっていて、車椅子でも上に上がれる。 高さ6-7mの塔の上からは四国内陸部の山並みが見える。この方角に石鎚山がある筈だが、特定できない。 左手、こ…
ロープウエイで7分、雲辺寺山頂駅に向かう。 標高910mの山頂駅の気温は4度だ。 山頂駅を出た直ぐの場所に五百羅漢が出迎えてくれる。 厄除け、交通安全の祈願所にもなっている。 四国霊場第六十六番雲辺寺は八十八ケ寺の中で一番高い場所に建っている。…