ちゃおチャオブログ

日々の連続

最悪のインド旅行記

最悪のインド旅行記(29)スジャータ村のストーバ。

ブッダガヤの横を流れているニランジャナ川(尼連禅河)の対岸にはスジャータ村がある。 修行でやせ細ったお釈迦様にこの村の娘スジャータはヨーグルト与え、介護した。 今そのお釈迦様が助けられたスジャータ家の後には、大きなストーバが建立されている。 …

最悪のインド旅行記(28)ブッダガヤ「マハーボデイー寺院」(大菩提寺)。

マハーボデイー寺院(大菩提寺)の巨大な石塔は遠くからでも良く目立つ。 高さ53m、巨大な石の本殿だ。 大塔の周辺には幾つかの小塔、卒塔婆等が建てられている。 本殿の裏側には正覚した際の菩提樹も立っている。 これがその菩提樹だ。 紀元5世紀頃、今…

最悪のインド旅行記(27)ブッダガヤ到着。

ベナレス駅頭の風景。 ガヤ行き列車の中で。結構混んでいる。 スペースを見つけ、漸く座ることができた。 インド国鉄の列車。 随分古い汽車、貨車も大事に使用されている。 我々日本人はお釈迦様の悟りを啓いた場所を「ブッダガヤ」と呼んでいるが、現地イン…

最悪のインド旅行記(26)バラナシ駅へ。

約1時間のガンガクルーズは終了する。 自分にとっては想定外のオプションだった。 こうした沐浴するシーンを見ることももうないだろう。 ベナレスは人間であることを深く感がさせられる町だった。 観光船乗り場はガートのあちこちにあるが、ここはその一つ…

最悪のインド旅行記(25)ボートの上から眺めるガート。

ガンジス川の日の出を見た後、ボートは遺体焼場のあるガートに向かう。 遺体焼き場は死者の尊厳の為、撮影禁止になっている。 朝日を見る為のボートが行き交っている。殆どが外人客だろう。 ガンジスに沿って、84か所のガートが存在している。 各ガートは…

最悪のインド旅行記(24)未明の出立。

今日はベナレスからブッダガヤへ行く日。朝4時にホテルで迎えのドライバーを待つ。 電力事情の悪い国、街灯も殆どない。 漆黒の中、インダスへ沐浴に向かう人もいる。 ボートに乗って川の沖合に行き、日の出を待つ。 インダス川のご来光! ベナレスに2泊し…

最悪のインド旅行記(23)バラナシの街歩き。

ドルガ寺院内の礼拝場。 ヒンドウ教では珍しい寝仏。 礼拝を終えて寺院から出てくる人々。 近くの庭で家庭菜園をしている主婦。 ベナレス市街の大通り。 段丘上のだいたいどこのレストランからもガンジスが見渡せる。 バラナシは古い町とは言え、インダスの…

最悪のインド旅行記(22)バラナシのヒンドウ寺院

シバ神を祀る黄金寺院は、元はモスレムの寺院だった。 300年程前、この町からイスラム教徒を追い払い、ヒンドウの寺院に変更した。 ヒンドウの僧侶。多くの信者に帰依されている。 寺院内には八百万神が祀られている。 日本人の奥さんが経営しているMe…

最悪のインド旅行記(21)バラナシの人々。

ガンジーのガートには大勢の人々が集まってきている。 インドのどこからやって来たのか、ツアー客の一団が、ツアーガイドの説明に聞き入っている。 この階段の下は沐浴場所になっている。 地方からやってきた人々は、有難く沐浴を始める。 ガートの建物は、…

最悪のインド旅行記(20)バラナシの日本食堂「Megu Cafe」。

遺体焼き場の近くには、死を待つアパートが建っている。インド全国から集まってきていると言う。 火葬場を出て、今度は日本食堂を訪ねることにした。 再び路地を歩き、聞き聞き向かう。ここは路地の商店街。 住宅地の中には学校もあった。皆身綺麗だ。 火葬…

最悪のインド旅行記(19)死体焼き場での吹っかけ。

ホテルのベランダからは夜通し燃えている死体焼き場の炎が見える。 時間と共に炎の勢いは弱まって行く。 しばらくすると又ボッと燃え盛り、一晩中繰り返す。 翌朝、住宅地の細い路地を通り、焼却場に向かう。 漸く河岸へ出た。住民が集まって、何かをしてい…

最悪のインド旅行記(18)ガート(沐浴場)。

バラナシのメインのガート、「ダシャ―シュワメード」。 リキシャに乗って、人々はこのガートにやってくる。 川沿いには合計84か所のガートがある。 明け方の太陽は川の向こうの砂州の上から上がって来る。 バラナシの街はガンジス川に沿って約2キロの位の…

最悪のインド旅行記(17)かわらけ(素焼皿)と紅茶。

素焼きで出来たチャイカップ。飲み終えたら捨ててしまう。かわらけ投げのような気分だ。 お土産で買ってきた土師器。果物など盛るのに丁度良い。 インド風のデザイン。像の神様、ガネーシャだ。 これは真鍮製の容器。実にカラフルだ。 ベナレスの空港から町…

最悪のインド旅行記(16)サールナート(鹿野苑)。

ベナレス空港と市内の中間にはサールナートの遺跡がある。 その巨大なストーバには圧倒される。 この時は丁度小雨が降っていて、中には入らなかった。 ダメーク・ストーバ。 サールナート、別名「鹿野苑」。紀元前430年頃、35歳の仏陀は、この地で最初…

最悪のインド旅行記(15)携帯で撮るバラナシ。

デリーで予約したホテルは案外良い部屋だった。 ベッドも清潔だ。 ベランダからは眼下の家並とガンジスが一望に見渡せた。この方向に焼き場がある。 ガンジス、ヒンドウで、ガンガーは大きな川だ。 インドに入国して二日目にカメラを2台とも盗まれ、大きな…

最悪のインド旅行記(14)ベナレスの路地・迷路。

インターネットで予約したジェットエアーのチケット。デリー~ベラナシ間は¥14,440.-の代金。 カメラが無いので、絵葉書を買って旅の思い出とした。 ベラナシは何と言ってもガンジス河。ホテルの眼下に滔々と流れていた。 インド人は生涯に一度、こ…

最悪のインド旅行記(13)インド国鉄・戦場の寝台車。

ブッダガヤーコルカタ(HOWRAH Jn)間の予約プリント。列車は時間通りにはやってこない。 こんな感じの急行だが、もっと混雑している。 これ程混んではいないが、車内は似たようなものだ。 駅間によっては、急に客が少くなることもあった。 昨日のブ…

最悪のインド旅行記(12)悪評のインド国鉄。

デリーの旅行代理店で購入したAll Inclusiveの明細書。自分で見ても良く分からない。 ベナレスからブッダガヤまでの列車予約表。現地の付添人がいなければ、列車になど乗るべきでない、と思った。 大体がこんな感じの古い列車である。 デリー市内の空港線と…

最悪のインド旅行記(12)インド地下鉄事情。

デリー国際空港からデリー中央駅までは日本の技術援助、資金援助で建設された直結電車が走っている。日本の最先端技術で、東京の地下駅と変わらない。 空港アクセス電車の車内。旅行用バゲージを置く棚も作られている。 途中駅の状況。近代的で日本と変わら…

最悪のインド旅行記(11)旅行保険の効用。

兎も角カメラ2台分の保険請求する為には、警察の盗難証明書が必要になる。ホテル支配人と一緒に警察へ向かう。 ごみごみした路地を通り抜け、大通りに出る。 方向は良くは分からないが、どこかこのコンノートプレースの近くの大通りに面していた。 警察署は…

最悪のインド旅行記(10)カメラ2台の盗難。

デリー駅前の雑踏。小さな商店や食堂が犇めいている。 朝食はナン。焼きたてで美味しい。 ヨーグルトもどこでも売られていて、美味しかった。 ホテルはこんな通りの1本入った裏通りにあった。 Agodaで予約したホテルは何のことはない。デリー駅前広場…

最悪のインド旅行記(9)騙しのテクニックー良いカモ!

デリー市内にあるコンノート・プレイスは近代的な街区になっている。 市内の移動はオート三輪を改造したタクシー、「オートリキシャ」だ。Yellow Cabになっている。 補助的手段で近場を回る三輪自転車、「サイクルリキシャ」がある。「リキシャ」は日本語の…

最悪のインド旅行記(8)ニューデリー、雑踏と混乱。

デリー空港は出来て間もない比較的新しい空港ビルだ。 これは3か月前のトラピックスツアーの時の写真。 空港からニューデリー駅間のアクセス電車は日本製で、確か川崎車両だった。途中高架線になっていて、デリー郊外の緑の風景が眺められた。 ニューデリー…

最悪のインド旅行記(7)インド旅行記再開。

デリー空港。正式名はインデラ・ガンジー空港。元女性首相の名前を取っている。 空港から市内までの最新式の電車は日本製だった。 デリーのシンボルマーク、インド門。 デリー市内にあるシーク教徒の総本山。帰国の前日訪問した。 今年は円高とか、自身の歯…

最悪のインド10万歩の旅(6)賤民出身の青年。

ベナレスの小学校で。 ベナレスのガート(岸)で。 昨日のInformation Officeを探すべくコンノートプレイスを歩いていると、歳若なインド人がすり寄ってきて、英語で話しかけてくる。「自分は英語の勉強をしている。英語の勉強になるので、…

最悪のインド10万歩の旅(5)インチキ旅行代理店。

デリーにあるシーク寺院。 デリーの下町。 <デリーのインチキ旅行代理店は、領収書も出さず、客をたらい回しして、雲隠れする。> 昨夜ニューデリーに着いた初っ端にたらい回しの洗礼を受け、ありもしない通行止めとか停電で、二泊分のホテル代を騙し取られ…

最悪のインド10万歩の旅(4)最悪のホテル。

コルカタ、朝の入浴風景。 コルカタ駅構内。 初めての土地で、制服を着た地元の人から親切に話しかけられ、案内されたら、普通の旅行者は大体が信用し、言いなりになる。インド、ニューデリー駅頭での最初の出来事がそれだった。 当方のいつもの個人旅行の際…

最悪のインド10万歩の旅(3)騙しの実例ー1.

デリー下町の様子。(ジャマ―マスジット前) お飾り馬車も走っている。(観光客用) 最近の日本のタクシーは、殆どがナビ付で、住所が分ればナビが行き順を教えてくれるが、昔のタクシーはそうではなかった。普通は真面目な運転手が多かったが、中には「雲助…

最悪のインド10万歩の旅(2)インド人は嘘シカつかない。

ガンガ河の岸辺で。 ガンガの岸辺での説教者。 最近は余り見かけなくなったが、インドカレーか何かのPRに「インド人はウソつかない!」と言う宣伝文句があって、如何にもそのこくのある激辛カレーをイメージしていたが、このキャッチフレーズは「全くのウ…

最悪のインド10万歩の旅(1)プロローグ。

ベラナシ、ガンガ河の風景。 ガンガ河の川岸(ガート)に集まる人々。 この旅行記は帰国した翌日からのインドに対する悪印象からスタートする。最悪の国、最低の国として。当方の最も大切とするカメラ2台が訪問初っ端に盗難され、旅行の楽しみが半減したが…