ちゃおチャオブログ

日々の連続

紀の国訪問記

紀の国訪問記(29)紀ノ川沿いの風景。

九度山駅からは人家も増えてきて、紀ノ川も見える。川向こうは橋本の中心部だ。 左岸段丘は川に向かって下り落ちている。 電車は紀ノ川左岸の段丘上を走って橋本駅に向かう。 ああ、これから紀ノ川を渡る。 江戸時代の九度山がどれ程鄙びた土地だったのかは…

紀の国訪問記(27)ケーブルを乗り継いで高野山鉄道へ。

バスの運行はこのケーブル発車時刻にリンクされていて、バスを降りて殆ど直ぐにも発車した。 朝の時間だからなのか、乗客は自分を入れて3人程だ。 ケーブル中間点。下から交差するケーブルが登って来た。 急な傾斜を下り降りて、ケーブル下駅、極楽橋に着い…

紀の国訪問記(26)別格本山清浄心院を下山する。

庫裏は床が乾拭きされ、黒光りしている。ここの大鍋は巨大だ。 神仏習合の名残。この前で写真を撮ると幸運が訪れるとのことである。誰もいないから、カメラもお願いできない。 新たに造られた法堂。この隣には秀吉も花見をしたという傘桜がある。 清浄心院の…

紀の国訪問記(25)宿坊での勤行後朝食を戴く。

宿坊での朝の勤行前、早目に本堂へ行き、暗い中で写真を撮った。 後で本堂内の撮影禁止と知った。重文、指定需要品等多数あり、禁止は当然のことかも知れない。 本堂の内廊下。正面が本堂。 本堂の外廊下。この本堂自体が重文か指定文化財だ。 宿坊に泊ると…

紀の国訪問記(24)弘法大師は弥勒菩薩。

宿坊の精進料理は珍しく、スマホでも撮っておいた。 食事の部屋から自室に戻るのに、お寺の廊下を通って帰る。 別格本山だけあって、広いお寺だ。 昨夜は12時頃に布団に入り、3時過ぎにはトイレで目が覚めた。家を出る時間までにはまだ1-2時間余裕があ…

紀の国訪問記(23)宿坊での夕食。

夕食は落ち着いた和室で頂く。 江戸時代に戻った感じの部屋で3膳頂く。 凝った料理の精進料理。完食した。 宿坊、清浄心院に着くと同時に作務が出てきて、夕食の部屋に案内される。食堂とか、自分の部屋でひっそりと食べるかと思っていたが、そうではなくて…

紀の国訪問記(22)宿坊、清浄心院に急ぐ。

金剛峯寺の縁起が説明されている。中興の祖、覚鑁(かくばん)上人の名前も出ている。旅行の後半に時間が取れたら根来寺も行ってみよう。 通りもどこも人の姿が見当たらない。 ああ、道端に綺麗なハスが咲いている。 案内センターの横には大きな案内板が置か…

紀の国訪問記(21)壇上伽藍蛇腹道を通って金剛峯寺へ。

壇上伽藍の出口(入り口)は蛇腹道になっている。 ほんの30分ほどだったが、壇上伽藍の良い参詣ができた。 もみじが紅葉しているようにも見えるが、今はまだ夏だ。 春、紅葉が新芽を出して赤くなることがあるが、ここは山の上で、季節が遅れているのか・・…

紀の国訪問記(20)壇上伽藍の通り抜け。

壇上伽藍には沢山の建造物があって、時間がないととても見切れない。 愛染堂だ。仏教に愛は付き物。 案内図もある。向こうは蓮池だ。 高野山、壇上伽藍の縁起が解説されている。 大阪造幣局の桜の通り抜けは、このコロナ禍で去年、今年と中止になっているが…

紀の国訪問記(19)壇上伽藍と根本大塔。

この壇上伽藍で最も目を惹く根本大塔。 真言密教の根本思想がこの堂内に凝縮されている。 偶々表扉が開いていて、道内のご本尊を拝むことができた。 神々しくも大日如来様だ。この大塔は一名、毘盧遮那法界体性塔とも呼ばれている。 そうそう、壇上伽藍と呼…

紀の国訪問記(16)金剛峯寺から大門へ。

金剛峯寺は高校生の集団旅行で混雑が予想され、外観だけ見て、大門へ向かう。 金剛峯寺、嘗てこの場所で2代関白豊臣秀次が自害した。 大門へ行く途中に大師協会というキリスト教的な名前の真言宗普及活動の本部があった。 近くの道路沿いに春紅葉が紅葉して…

紀の国訪問記(15)金剛峯寺を尋ねる。

山上の町、真夏でも花が綺麗に咲いている。 町のメインの大通りは車は通っているが、歩行者は殆ど見られない。 多くの商店もシャッターが閉じたままだ。 まに殿風の民間博物館。この建物は以前来た時の見覚えがある。今日は(も)休館だ。 宿坊「清浄心院」…

紀の国訪問記(13)奥の院表参道を下山する。

お盆を来週に控え、お墓掃除に来ている人の姿も見える。 神仏習合、鳥居のある墓地もある。 参道から枝分かれした奥の方にも立派な霊屋が見える。 ビルマ戦線、白骨街道で斃れた将兵を弔う慰霊碑もある。 納経所で、八十八ケ所巡礼納経帳に最後の御朱印をも…

紀の国訪問記(12)高野山奥の院参拝。

この参道の正面に御廟がある。右の建物は納経所だ。 御廟橋から先は撮影禁止になるが、その手前から撮った御廟。 御廟の前の左手には天皇家の奥津城がある。 (ここから先は高野山観光協会の写真を借用)御廟橋。 コロナ禍とは言え真言宗総本山のメッカ、奥…

紀の国訪問記(11)高野山奥の院に祀られる数々の武将。

この参道の正面に弘法大師御廟がある。 参道の両側には総計20万基を越える大小さまざまな墓石が立ち並んでいる。 ああ、ここは法然上人のお墓だ。 安芸、広島浅野本家。 弘法大師空海が亡くなったのは今から約1200年前の835年のことである。尤も、…

紀の国訪問記(10)高野山奥の院参道にて。

これから奥の院に向かって歩いて行く。左手奥に旧来の本参道がある。 本参道へ行くのも面倒で、新参道を歩いて向かう。 ここにもあった「共助」。シニアサポートセンターの墓だ。 この新参道の奥が本院で本参道に繋がる。 高野山ケーブルカーも市内循環バス…

紀の国訪問記(9)高野山奥の院へ。

南海電鉄さん、全くせわしない乗り換えだ。トイレの時間もなく、アタフタとバスに乗り込み、終点の奥の院へ向かった。 高野山は駅から奥の院まで凡そ1キロ程の山上に開けた細長い街だ。周辺にはお寺が多い。 凡そ10-15分で終点奥の院に到着。正面が参…

紀の国訪問記(8)九度山駅から高野山山頂駅へ。

橋本と高野山下を結ぶ南海電車は、モダンだ。 九度山駅を過ぎると本格的な山岳電車になり、谷の下の住宅が小さく見えて来る。 九度山駅から高野山下まで4つ5つの駅があるが、皆無人駅だ。 駅の下の谷間には人家が見える。この土地に昔から住み着いている人…

紀の国訪問記(7)九度山駅までの田園風景。

葛城山系のトンネルを抜けると紀州の穏やかな田園風景が広がる。 前方の山が高野山だ。 紀州ミカンの地。ミカン畑も多くみられるようになった。 紀州平野の農作地帯。前方に橋本の町も見える。 大阪市と堺市を隔てる川が大和川とすれば、大阪府と和歌山県を…

紀の国訪問記(6)南海電鉄天下茶屋経由で高野山へ。

関空連絡橋はほんの1-2分で通り過ぎ、直ぐにも陸側の臨空タウンに入る。もうこの辺りは堺郊外の臨海工業地帯だ。 和歌山から一旦は大阪市に入って来た。 南海天下茶屋駅。大きな乗換駅だ。関空からは30分程度で来れる。 南海電鉄路線図。線路も本数も多…

紀の国訪問記(5)関空到着。

関西空港を初めて外から見たが、随分と細長い、スマートな建物だ。 建物内部も当然ながら、細長い構造になっている。 窓の外に空港連絡橋と臨空タウンの高層ビルも見える。 空港ビル内、インフォメーションを探し、高野山への行き方を尋ねる。 タイムスケジ…

紀の国訪問記(3)和歌山上空までの空中散歩。

長い海岸線は遠州灘とその横の天竜川か・・。 ああ、もう渥美半島だ。 前方は知多半島か・・。 知多は本当に長靴のような半島だ。 富士山を真正面に見据え、駿河湾上を飛ぶJAL機は直ぐにも三河湾、伊勢湾上空を飛行する。浜名湖は視認できなかったが、長…

紀の国訪問記(2)黒鉄富士とサプライズプレゼント。

前方の富士がどんどん近づいてくる。 2月、4月の沖縄石垣行の飛行は、富士のお釜の真上を飛んだが、今日のように伊豆半島上空から眺める富士も雄大だ。 残雪の全く見えない黒鉄の富士。 夏山の富士。コロナ下とは言え、やはりかなりの人が登山しているだろ…

紀の国訪問記(1)高野山へ向かって。

浜松町周辺のビル街。この辺りもいつの間にか高層ビルが増えてきた。 東芝の連絡歩道橋も見える。東芝さん、頑張って下さいよ! 遠くにお台場を結ぶレインボーブリッジも見える。 定刻前に機は離陸を開始する。乗客が少ないから、トラブルもない。 去年中に…