これから陣馬に向かう峰道を歩いて行く。
道辺に咲く高山植物に疲れも癒される。
至る所に標識が整備されていて、気持ちが休まる。景信から既に1.5キロも歩いてきた。
ここは夕焼けの里に下る分岐だ。帰りはこの道を下山しようか・・。
底沢、相模湖へ抜ける分岐もある。以前この道を下りて美女谷鉱泉まで下ったか・・。
景信山から陣馬高原まで5.7キロの道のりと言っても、その山道は連なった峰続きの殆ど平坦に近い峰道で、それ程足の負担は掛らない。5.7キロだから平地であれば1時間程度で歩けるが、それでも山道だから、平地の1.5倍の時間を取るとしても2時間も見ておけば充分だろう。
そんな軽い気持ちで陣馬に向かったが、小仏バス停から景信まで3.5キロの急坂を登って来た足には負担が大きい。足が重い。重くて平地を歩くような軽い足取りでスタスタ歩くようには出来ない。それに峰道とは言っても、所々坂の上り下りもあり、その小山を登らない為の巻道も作られている。
そんな中、元気な人もいるものだ。ここは昔から高所トレーニングの場で有名だったが、この山道をマラソン、ジョギングで走り抜けて行く人が大勢いる。2-3人の小グループであったり、10人以上が連なって走り抜けて行く大グループであったり、遠慮深そうに「こんにちわ、済みません!」と小声で挨拶して追い抜いて行く個人のランナーがいたり、と。ここは彼等に取って恰好のコースになっている。標高800mの山道、往復20キロをフルマラソンできるとすれば、何も高いお金を出してロッキー山中のボールダーまで行く必要もないか。
マラソンランナーに抜かれたり、又、前から疾風のごとくにやってきては、さっと通り過ぎて行くランナーとそこそこの挨拶を交わしながら、重い足を引きずるようにして前に進む。足は重いがもう一歩も前に踏み出せない、という状態ではない。ゆっくりゆっくりスピードを落し、スローペースで歩けば、前に進まれる。
そうこうする内に前方の坂の上に小屋の屋根が見えてきた。明王峠の茶店だ。漸く一つの目標を達成しつつある。直近で陣馬へ来たのは何時だったろうか・・。去年だったか、その前か・・。今日の陣馬行、自身の脚力に自信が持てず、取り敢えず陣馬には向かうが、到底無理ならこの明王まで来て、ここから相模湖へ下山するか・・。そんなプランも考えていたが、今の処大丈夫だ。足もまだいう事を聞く。
11時半、漸く明王峠に到着する。ここまで約2時間弱。予定よりはかなり遅れているが、それ程酷い遅れでもない。許容範囲内だ。茶屋の前ではもう既に陣馬から下りてきたグループのか、或いはこれから向かう人達なのか、あちこちに休憩している人がいる。一様にほっとしている面持ちだ。これから向かうにせよ下るにせよ一つの分岐点。気持ちの晴れ晴れしさが皆さんの表情に現れていた。
そんな軽い気持ちで陣馬に向かったが、小仏バス停から景信まで3.5キロの急坂を登って来た足には負担が大きい。足が重い。重くて平地を歩くような軽い足取りでスタスタ歩くようには出来ない。それに峰道とは言っても、所々坂の上り下りもあり、その小山を登らない為の巻道も作られている。
そんな中、元気な人もいるものだ。ここは昔から高所トレーニングの場で有名だったが、この山道をマラソン、ジョギングで走り抜けて行く人が大勢いる。2-3人の小グループであったり、10人以上が連なって走り抜けて行く大グループであったり、遠慮深そうに「こんにちわ、済みません!」と小声で挨拶して追い抜いて行く個人のランナーがいたり、と。ここは彼等に取って恰好のコースになっている。標高800mの山道、往復20キロをフルマラソンできるとすれば、何も高いお金を出してロッキー山中のボールダーまで行く必要もないか。
マラソンランナーに抜かれたり、又、前から疾風のごとくにやってきては、さっと通り過ぎて行くランナーとそこそこの挨拶を交わしながら、重い足を引きずるようにして前に進む。足は重いがもう一歩も前に踏み出せない、という状態ではない。ゆっくりゆっくりスピードを落し、スローペースで歩けば、前に進まれる。
そうこうする内に前方の坂の上に小屋の屋根が見えてきた。明王峠の茶店だ。漸く一つの目標を達成しつつある。直近で陣馬へ来たのは何時だったろうか・・。去年だったか、その前か・・。今日の陣馬行、自身の脚力に自信が持てず、取り敢えず陣馬には向かうが、到底無理ならこの明王まで来て、ここから相模湖へ下山するか・・。そんなプランも考えていたが、今の処大丈夫だ。足もまだいう事を聞く。
11時半、漸く明王峠に到着する。ここまで約2時間弱。予定よりはかなり遅れているが、それ程酷い遅れでもない。許容範囲内だ。茶屋の前ではもう既に陣馬から下りてきたグループのか、或いはこれから向かう人達なのか、あちこちに休憩している人がいる。一様にほっとしている面持ちだ。これから向かうにせよ下るにせよ一つの分岐点。気持ちの晴れ晴れしさが皆さんの表情に現れていた。
ああ、明王まで後1キロだ。頑張ろう!
漸く明王峠に到着!
峠の由来となっている不動明王にご挨拶。
一休みしたら元気が出てきた。陣馬への残り2キロ、頑張ろう!
小金井のコンビニで買って来たお結び3個の内の1個を食べて、元気を盛り返し、再び陣馬に向かって進むことにした。