ちゃおチャオブログ

日々の連続

補陀落渡海への旅(62)寧波出発!

寧波バスターミナル。これからバスに乗り込む。
イメージ 1
 
 
ターミナル内に掲げられているスローガン。
イメージ 2
 
 
昨日も気が付いたが、この町はスローガンが多い。上が「創建文明城市」、下が「正しい食事、毎日の運動、禁煙限酒、心を平安に」と、うたっている。
イメージ 3
 
 
ああ、又あった。上嶋コーヒーの看板。
イメージ 4
 
 
街路樹の多い通りを走り抜けて行く。
イメージ 5
 
 
ああ、ここはさっき歩いた月湖公園だ。
イメージ 6
 
 
 
10時半、乗車口のゲートが開き、待合室の乗客はぞろぞろとバスに向かう。ゲートの入口で係員が一人一人チケットをチェックするので、乗り間違い、乗員漏れなどはない。殆ど定刻通りに出発する。昨日補陀山からこの街に来て、昨日の午後と今朝の早朝。僅か1日にも満たない観光だったが、この街に愛着を覚える。

「寧波」、という日本人にはある種ノスタルジックに響くこの町の名前。第2次元寇の役にはこの港町及び周辺の港から10万艘を越える軍船が大挙日本に押し寄せた。その後の日宋貿易の拠点、基地、国際的な港町。多くの博多商人、留学僧がこの町へやってきて、内国に向かい、又、この町から帰国した。その中の一人に道元禅師もいて、昨日はこの町の郊外にある天童寺も訪問した。

バスは寧波市内を出て郊外に向かうが、バスの中から外の様子を見ていると、どうも見慣れた景色で、昨日天童寺に行く途中に通った道路を同じように走っているようだ。この町の方向感覚は分からないが、どうも方向が違うようだ。しかし、昨日長距離北バスターミナルで切符を買った際に「天台山」と何回か念押しし、買ったのだから間違いはない筈だ。まあ、黙って乗っていれば、天台山まで運んでくれるだろう。そんな風にのんびり構えていると、バスは山の方角ではなく、海の方に出て海岸沿いに走る。うーん、どうも行く方向を間違えているかも知れない。でもまあ良いや。時間もあるし、ぐるっと回って寄り道していこう。
 
 
 
 
街の真ん中にこの様な大きな公園があって、緑豊かだ。
イメージ 7
 
イメージ 8
 

そろそろ市の中心部を離れて行く。
イメージ 9
 
 
 ああ、今バスは奉華江を渡っているようだ。
イメージ 10
 
 
昔は海からこの川を遡って、貿易船はこの街までやってきた。
イメージ 11

 
いよいよ寧波ともおさらばだ。
イメージ 12