ちゃおチャオブログ

日々の連続

9.10.(火・晴れ)カッパドキアの悲劇。東証続伸。

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トルコ・カッパドキアの遺跡で二人の日本人女性が事件に巻き込まれ、内1名が死亡し、他の1名は重傷を負って、現地の病院で入院中だ。外国での事件が何があったのか、詳細は不明だが、二人は新潟大学の4年生で、既に就職先も決まり、幅広い研究分野の一環として、今回カッパドキアを訪問していたようだ。
 
カッパドキアで思い出すのは、東ローマ帝国が300何年かにキリスト教を正式に認可するまえまで、迫害を逃れたキリスト教信者達が、この山中の洞窟の中に潜んで、頑なに宗教を守り続けてきた、という、キリスト教信者にとっての一つの聖地の様な場所であり、その奇妙、奇天烈な岩峯と共に、世界の著明な観光地の一つとなっている。当方知人のゴンタさんもつい今春行ってきたばかりの土地である。彼はそこでアドバルーンに乗って、上空からも全体を眺めたと言うから、カッパドキアに関しては、当方の何倍もの知識はある。
 
その観光地を二人の大学生は自転車に乗ってサイクリングしていたようであるが、そこへナイフを持った若者が強姦、強奪等の目的で近付き、一瞬の間に命を失ったようだが、お気の毒としか言いようがない。
 
こうした災難は本人も両親も殆ど予期していなかったと思うが、今の日本人の多くが忘れている日本の最大のプラス面、世界に誇れる日本の特質は、「社会の安全」であり、「自由と平和」であり、「公害の無い国」ということだ。
 
殆ど均質の国民性は、争いも無く、犯罪も少なく、この前の猪瀬さんのオリンピック誘致表明にも言っていたように、「落し物が届けられる国」、年間30億円を越える落し物が持ち主に返されるような国は、殆ど日本を除いてない筈だ。
 
こうした平和な世の中に生まれ育った戦後日本人は、外国へ行っても、日本と同じような平和と安全が保たれている、と、のっけから信じ込み、他の外国人旅行者が持っているような警戒心も希薄になって、殆ど危険を察知せずに旅行しているが、外国は日本と違って、安全ではない、と改めて旅行者には認識してもらうしかない。
 
数年前スコータイで殺害された若い日本人女性の犯人も未検挙であり、確か、ジャワ島でも似たような事件があったが、特に若い女性はもう少し警戒心を持って旅行してもらいたい。自分の身を守るためである。日本から一歩外に出たら、そこは、もう日本のようなユートピアの国ではない、と再認識すべきである。
 
二人の女性、及びご両親にはお気の毒としか言いようがない。それが持って生まれた運命、宿命だったと諦めるのが、救済になるのかも知れない。
 
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