ちゃおチャオブログ

日々の連続

10.1.(火・小雨)消費増税発表。踏切内死亡事故。

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安倍総理、5時からの閣議の後、6時からの記者会見で来年4月からの消費税8%への増税を発表する。前回橋本総理が1997年に3%から5%に引き上げた時から、実に17年振りの快挙。決められる政治の本道を歩いている。
消費税増税に関しては反対の声が高い。身近な庶民の生活を圧迫するという声から、経済学者の回復基調の経済を腰折れさせる、との反対論。
そうした声を押し切って断行した背景には、年々増大する社会保障費に対し、このまま借金を重ねることは出来ないし、借金額も既に1000兆円を超えている。今は金利が安いから年間利払いも20兆円程度で済んでいるが、これが金利が5-6%に上がれば、利払いも一気に50兆円を越してしまう。年間国家予算が80兆円の中で、借金の利払いと元本返済だけで、予算は無くなってしまう。国家公務員の給料も払えないし、年金も半分以下になってしまう。国が成り立たない。
 
誰でも理解できる単純な論理であるが、政治は後延ばしし、国民は自分勝手だ。自身の身を切ることには大反対である。国が潰れようが、どうなろうが、政治家は保身に走り、国民は身勝手だ。自分さえよければ、後のことは知らんぷり。将来、年金がゼロになり、自分の身に降りかかってくることなど、関係ない話と思っている。
政府は戦時中の窮乏生活に耐えろ、と言っている訳ではなく、税の負担を薄く且つ公平に広く国民に求めようとしているだけのことであり、本来国民は喜び、もろ手を挙げて賛成すべきことなのだ。ただ、もろ手を挙げて100%賛成できない理由があるとすれば、それは政治家自身の身を切る努力が足りないことであり、そうした無駄な出費、財政を健全化することにより、将来のバラ色の社会を迎えることができる。
安倍総理は、今日、そうした半世紀先を見通す英断を下した。更にこれから国民の望む政治改革、予算の無駄使い排除、国家財政の健全化が強く期待されている。
日本を再生させた総理として、歴史的な総理として、永らく国民の間に膾炙されることを期待したい。
 
 
横浜市緑区の踏切で、踏切内に倒れた老人を助ける為、助けに入った40歳の女性が電車にはねられ死亡した。その老人は遮断機が下りた後、渡ろうとしたようである。無謀だ。
咄嗟の判断で救助に向かった女性はお気の毒だった。これが運命と言えば仕方のないことであるが、少なくとも、遮断機が下りた後の踏切には入るべきではない。それが救助の目的であれ、何であれ、人の能力を超えたことである。人はスーパーマンではないのだから、走っている電車を止めることはできない。
亡くなられた女性が死後の世界で救われることを願ってやった。
 
 
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