ちゃおチャオブログ

日々の連続

最悪のインド10万歩の旅(3)騙しの実例ー1.

デリー下町の様子。(ジャマ―マスジット前)
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お飾り馬車も走っている。(観光客用)
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最近の日本のタクシーは、殆どがナビ付で、住所が分ればナビが行き順を教えてくれるが、昔のタクシーはそうではなかった。普通は真面目な運転手が多かったが、中には「雲助」のような運転手もいて、住所を伝えても、真っ直ぐ行かないで大回りして行ったり、場所が分からない振りをして、同じような場所をくるくる回って、料金稼ぎするような運ちゃんいて、不愉快な思いをした経験もある。

インドの「オートリキシャ」、これはタイの「ツクツク」と同じで、オート三輪車に座席を付けて、タクシーとして使用されているが、街の至る所に駐車していて、客待ちをしている。又は「リキシャ」と言って、自転車の後ろに座席を付けて引っ張る、「人力自転車」も数多く屯しているが、彼等は通りをゆっくりと流し、通行人に声をかけていることもある。

インドのこれ等の「オートリキシャ」運転者や「リキシャマン」タクシー、更には大八車を轢く「人力車夫」の大半、ほぼ100%近くが、日本の40年、50年前にいた「雲助」運転手だ。客が外人と見ると、インド人の5倍、10倍の料金を吹っ掛ける。

「オートリキシャ」にはメーター表が付いているが、正常に作動はしていない。乗用車タイプのタクシーも走っていて、当然料金メーターは設置されているが、客を乗せて正常に使用されることはない。壊れているか、メーターの数字自体がインチキだ。行き先に到着すると、客層を見て、適当な料金を請求してくる。と言っても、200ルピーから300ルピーの範囲。400円から600円程度だから、びっくりする額ではないが、これが地元民だったら、20-30ルピー程度。

「リキシャ」タクシーはメーターがないから載る前に車夫との事前の交渉となるが、例えば「50ルピー」と取り決めてあっても、別の場所へ行って見たり、結局そこから又戻ったり、の往復、2往復をするうちに、直ぐに100-150ルピーになってしまう。上手なものだ。騙すのが商売みたいなもので、乗る前から分かっていないと、後で頭にくる。

まあ、インドでタクシー、アートリキシャ、人力車に乗ることがあれば、最初から料金は騙される、と思って乗った方が精神衛生上プラスだろう。どれ程騙される、と言っても、市内だったら、まあ最大500ルピー、1000円を超えることはないだろう。インド人にとってはビックリだが、日本人にとっては、それ程驚く金額でもないだろう。ただ、気分の問題ではあるが・・。
 
 
 
 
オンボロバスも走っている。
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コルカタ市内には自家用車のタクシーも多い。
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これ等「オートリキシャ」はタイから輸出された「ツクツク」らしい。
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