ちゃおチャオブログ

日々の連続

中国・歴史の旅(101)開封府「五重塔」を下りる。

開封府「五重塔」内はちょっとした展示室になっている。
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明代の王侯貴族が着用していた衣類などもある。
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当時の庶民の生業を模した展示もある。
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武将と扁額。
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鉾、槍なども展示されている。
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開封にある明の時代を模した「開封府」が明の時代からこの場所にあって、最近リニューアルされたものか、最近になって全く新たに造営されたものかどうかは分からない。建物とか、敷地内の造作物などを見ると、それ程歴史的な風化が感じられないので、紅衛兵時代に荒廃した歴史建造物が、最近の中国経済興隆に伴って、大々的に改築されたようにも思える。

その「開封府」の中の五重塔からどこか瀋陽の街並みを思わせる開封の市街地を眺め、まだそれ程多く高層ビルの建っていないこの街も、数年後には杭州紹興、大連、青島のような高層ビルが林立する街並みに変わっていることを確信し、塔を下りる。5階の階で記念写真を撮ったが、5年後又同じ場所に来て、大きく変わった開封の街をバックに、同様の記念写真を撮ってみたいものだ。

五重塔内はちょっとした展示室になっていて、明時代の衣装とか庶民の生活、芸術品などが展示されている。こうしてみると明時代の生活のレベル、所得の高さが想像されるが、こうした文化財も最近になって制作されたものとすれば、果たして、500年、600年前の中国庶民の生活実態を反映しているものかどうか、疑わざるを得ない。しかしまあ、それにしても言えることは、明の時代には、文化はかなり爛熟していた、ということだ。それだけ海外との交易も活発だった、ということも言えた。
 
 
 
 
五重塔を出る。
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随分と贅沢な造りだ。
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明代に於いてイノシシは神聖な動物。猪堂などもある。
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ああ、これは又素晴らしい彫り物だ。
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木の根っこの木目が生かされている。
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猪。誰か明朝王族の名前にあったか・・
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