ちゃおチャオブログ

日々の連続

補陀落渡海への旅(80)天台寺参道を往く。

駐車場横から、静かな参道が続いている。
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ああ、見慣れた日本風の石灯籠が立っている。
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灯篭の近くに何か案内文が掲示されている。
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ああ、日本の天台宗参拝団の碑文だ。天台智顗大師から1470年も経つのか・・
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ああ、この奥に沢山の石灯籠が置いてある。春日灯籠のようだが・・
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夕方までの時間を利用して、天台寺まで行ってみることにする。この駐車場の直ぐ横から寺の参道が始まっている。日本で言えば杉か檜、槇の並木になるだろうが、ここでは真柏である。駐車場から山門まで凡そ800m、鬱蒼とした並木が続いている。

千数百年変わらず続いている並木道。幾多の日本人僧侶がこの参道を歩き、心震わせ参禅しただろうか。中で最も有名な最澄禅師は短期留学僧として寧波に上陸し、この寺にやってきて3か月の修業をし、帰国後比叡山天台宗を開闢した。その後、歴代の点だ座主、円珍、円仁、等々、著名な日本の高僧はほぼ皆この寺に参内した。

静かな時が流れる。先刻のホテルフロント嬢の吠えたてる様な喚き声から解放されて、殆ど誰もいない参道を静かに歩く。淋しい位だ。1000年前この道を最澄が歩いた。今こうして自分も歩いている。

あれ、前方に何か見慣れた石灯籠がある。中国では余り見かけない形。日本の灯篭に違いない。近寄ってみると、碑文がかかっていた。そこにはこう書いてあった。

天台宗永永流傳」
天台智者大師1470周年、日本国天台宗開宗1200年。2008年5月、日本天台宗256世天台座主
とあった。
 
 
 
ああ、先刻の石塔がこんな間近に見える。
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大分山門に近付いてきたようだ。
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ああ、誰か高僧の仏塔、お墓も建っている。
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山門に近付くと参詣者も見えてきた。
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間も無く山門だ。
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