中国・歴史の旅（１１１）「清明上河図」の世界ー３．

大きな見世物小屋の前では大勢の人が集まっている。これから何が始まるのだろう・・

中を覗いていると、少女が樽回しを始めているようだ。

軽快な足の運びと樽の高速回転。見事なものだ。

人々のやんやの喝采を受けている。

今度は樽の中に人まで入れて回そうとしている。

さあ始まった、人間回転だ！

去年友人のネギさんと中国江南地方をツアーで回った時、上海で雑技団のＯｐｔｉｏｎツアーがあった。当方、過去２回上海雑技団の演劇は見ているので、この時は参加を見合わせた。今この「清明上河図」のテーマパークで繰り広げられている軽業師、雑技は、こうした唐宋の大道芸が連綿と継承され、今日の上海雑技団に受け継がれているのえはないか。そうした意味、中国の雑技は１０００年以上も昔から続いている伝統芸能の一つとも言えた。

身体が小さいので大人か子供か分からないが、小さな女性が自分の身体よりも大きな樽を寝たまま足の上に持ち上げて転がしている。ちょっとした芸人なら訓練すれば誰でもできそうな単純な演芸だが、観客は大勢小屋を取り囲んで、やんやの喝采を浴びせている。樽を段々大きくさせ、終いには人まで中にいれて転がしている。回す方も大変だが、中に入っている人も良く目が回らないものだ。単純ではあるが、面白い見せ物を見せてもらった。

小屋を離れると、前方の大きな太鼓橋にこれまた大勢の人だかりがしている。又何かの出し物が始まるに違いない。この広大なテーマパーク、あちこちで趣向を越えた出し物をしているので、飽きさせない。実際、Ｄｉｚｎｅｙと同じように、１日いても飽きないどころか、瞬く間に１日が過ぎ行くのを感ずるだろう。どれ、今度はそちらの方向に行って見ようか。　　

事故もなく、大成功！