ちゃおチャオブログ

日々の連続

中国・歴史の旅(119)開封から南京への夜行列車。

開封から南京への夜行列車。2階建てだ。
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中国にも2階建てが走っていた!
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座席は6人掛けだが、指定席になっているので、混雑していなくて良い。
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まあ、缶ビールでも飲むか・・、眠れれば良いが・・。
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2階建ての車内の様子。
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トイレは停車中は使用禁止となっている。・・という事は?
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途中駅のモダンなホーム。
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漸く夜が明けてきた。
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過去中国で列車に乗ったのは何回かある。最初に乗ったのはもう随分昔の学生時代、香港から当時はまだ中国には簡単には入国出来なかったので、国境の手前、今の深玔の手前の国境駅まで乗車したが、広軌鉄道の列車で、日本のものよりも随分と幅広の列車に感動したものだった。が、到着した駅は寒村の駅で、駅前にはペンペン草が生えているような田舎で、大陸から出稼ぎに来たらしいみすぼらしい恰好をした中国人の一団が、大きな荷物を運んでの国境通過の為の乗り換えをしている光景が印象的だった。

その後何回も中国へ来たことはあったが、列車に乗る機会は殆ど無かったが、数年前、大連から瀋陽北駅まで当時の満鉄が建設し、今でも使用されている南満州鉄道に乗り、列車の窓から見える広大な満州の平原を眺め、戦前の満州開拓団の気持ちを思ったりし、今でのこうして使用されている日本の技術の高さ、優れた財産に感心もした。

次に乗ったのは、大連の2年後、青島から曲阜へ行った時で、その途中の済南までは中国新幹線、和諧号に乗車し、今まで後進国と思っていた中国にこの様な先進的な新幹線が出来ていることに驚いたが、後で知ったが、それ等の技術は日本の新幹線からの流用だった、とのことであった。済南から曲阜までは高速バスで行ったが、曲阜から帰りは国内線に乗り、凄い乗客数で押し合いへし合いの車内に驚愕したが、まあ、2時間程度の乗車だったから、ガマンもできた。

そうして今回4回目の乗車になるが、中国鉄道事情にも大分慣れてきた。開封から南京まで新幹線が開通しているかどうかは知らないが、もしも新幹線が通っているのであれば、当方は日本人だから当然新幹線窓口に案内される筈だが、そうされなかったのは、ここまではまだ新幹線網が出来ていないのだろう。尚、この1か月後の中国旅行「補陀落渡海への旅」では、紹興から上海まで新幹線に乗車したが、この線は、2年前に温州で大きな脱線転覆事故を起こした同じ線路上を走行したものだった。

そうした過去の列車の体験を思い出しつつ指定の座席に着き、列車の人となる。一般に中国人は日本人同様、知らない他人同士が乗り合わせた場合、あまり親しげにペチャクチャ話すようなことはしない。取り澄ました、という訳ではないが、他人行儀である。当方としても言葉が通じないから、変に話しかけられても困るだけだ。夜行と言っても寝台車ではなく、座席に座ったままだ。眠られないかも知れないが、まあ、一晩くらい寝なくても良いだろう。と、思っていたが、単調なせいか、いつの間にかうたた寝をしたようだった。
 
 
 
 
結局一睡も出来なかったが・・。
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もう間もなく南京だろうか・・。高いビルも見えてきた。
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ああ、間違いない。時間的にも南京だ。
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開封お土産の「清明上河図」。
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これは絹の刺繍で出来ている。
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お気に入りの逸品だ。
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他にもこんなものを買ってきた。
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清明上河図、廉価版。
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