運河の裏側には、こんな住宅地もある。
店先で観光客用に売られているお菓子。
水辺で鶏を捻ねている主婦。
運河に浮き上がっている魚の死骸。
満々とした水辺の風景。
前方の丘と建物も借景になっている。
南船北馬という言葉があるように、中国は有史以来、黄河の北の乾燥地帯と、その南、長江(揚子江)周辺の水郷、沼沢地帯に分かれていて、南の揚子江流域は数多くの運河が枝分かれし、昔の交通の主たる手段は水運だった。この旅行の翌月、友人のネギさんと阪急トラピックスで、江南水郷10都市巡りの旅に参加したが、正に行く先々での水郷巡り。明清以来の水運と共に発達した街並み、商業地、網の目の運河を訪問し、今はこの地方の重要な観光資源となっていた。
ここ紹興は、そうした江南地方の中でも、蘇州、無錫、揚州、杭州と並び賞せらる古都であり、歴史もあって街の規模も大きい。ここで製造された紹興酒は、運河の水運を通って、中国各地に運ばれた。そうした運河の街並みをドライバーのショウさんは自転車を下りて、徒歩で案内してくれる。水辺に生きた人々の匂いが感じられる。今はどうか知らないが、昔はこれ等の運河の水は炊事などにも利用されていただろう。現に今でも洗濯水としては毎日利用されているようだ。
歩いていると観光船乗り場にやってきた。この辺りは紹興古橋群と言うらしい。観光船に乗って運河を巡るのだが、30元、約400-500円。小舟には雨除けの屋根がついていて、如何にも苫舟らしい。風楓夜泊。寒山寺の鐘の音が聞こえてきたのは、こんな苫舟に乗っていた張継の元だったろうか・・。風流なことだ。
ここ紹興は、そうした江南地方の中でも、蘇州、無錫、揚州、杭州と並び賞せらる古都であり、歴史もあって街の規模も大きい。ここで製造された紹興酒は、運河の水運を通って、中国各地に運ばれた。そうした運河の街並みをドライバーのショウさんは自転車を下りて、徒歩で案内してくれる。水辺に生きた人々の匂いが感じられる。今はどうか知らないが、昔はこれ等の運河の水は炊事などにも利用されていただろう。現に今でも洗濯水としては毎日利用されているようだ。
歩いていると観光船乗り場にやってきた。この辺りは紹興古橋群と言うらしい。観光船に乗って運河を巡るのだが、30元、約400-500円。小舟には雨除けの屋根がついていて、如何にも苫舟らしい。風楓夜泊。寒山寺の鐘の音が聞こえてきたのは、こんな苫舟に乗っていた張継の元だったろうか・・。風流なことだ。
ああ、船溜まりがある。
風楓夜泊の苫舟もこんな感じだたtろうか・・「客船に至る」としているが・・。
前方には古風な四阿がある。
人々はこんな所で夕涼みなどしていたのだろう。
この地区は「紹興古橋群」と言われているようだ。
運河巡りが30元。時間があれば、乗ってみたいものだが・・