ちゃおチャオブログ

日々の連続

中国・歴史の旅(125)南京歴史博物館。

孔子廟を見学した後は、市内の近い場所にある南京歴史博物館を訪問する。
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歴史ある財政豊かな大都市の博物館だけあって、収蔵品は豊富だ。
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集落が形成される前の先史時代の様子から展示されている。
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模造品か本物の出土品かは分からないが・・
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梁の時代の祭器か・・
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山中宰相なんて聞いたことの名前だが・・
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ああ、ガラス器がある。遠くペルシャ、オリエントから運ばれ、更にここから正倉院に運ばれたのか・・
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ああ、これは又国宝級の展示品だ。
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何と重量感のあるどっしりした石器だろう。
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古代から中世にかけての展示も豊富だ。
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共産主義は基本的には唯物史観で、歴史を重んじない。その行き着いたところが毛沢東文化大革命で、当時は、中国3000年の貴重な歴史建造物、史跡、歴史的伝統を徹底的に破壊し、打ちこわし、歴史は悪であって、従って中国は一時歴史の存在しない国にあった。

その後鄧小平等の改革開放政策が主流になり、その間毛一派も一掃されて、そうした行き過ぎた時代への反省と歴史への回帰、世界でも有数な中華文明を重視する動きが活発になってきて、先刻回った孔子廟もそうだったが、各地の重要歴史建造物の修復作業も進み、この直前に回って来た開封の歴史テーマパークなど、旧に復するどころか、更にその先を行く、歴史と遊ぶ心の余裕すら芽生えてきたのだった。

ここ南京歴史博物館もそうした歴史見直しの機運に乗って作られた一つで、上海博物館のような馬鹿でかい施設ではないにしても、この長江流域の先史時代から近世、中華民国の首都南京政府の時代まで網羅した、総合的な博物館だった。黄河文明と言い、長江文明と言い、どちらにどんな文化、文明が芽生え発展発達して行ったのか詳らかには知らないし、又、区別もつかない。しかしこうして博物館の中の展示を見ていると、中国悠久の歴史を感じるものだった。
 
 
 
 
もうこの辺は隋唐辺りの王朝時代だ。
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皇城跡からの出土品だ。
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これは何だろう。碾き臼か・・
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明代功臣、と言っても、知っている人は誰もいないが・・。
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ああ、明代、鄭和大航海時代の都市名だ。この中で読める名前はあるか??暹羅だけは分かったが・・。
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優れた航海術。こんな天球儀もあったのか・・
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これはいつ頃の時代の再製品だろうか・・
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ああ、唐三彩。この博物館は飽きさせない。
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こんな焼き物などもある。大変な労作だ。
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