ちゃおチャオブログ

日々の連続

タイ語サークル(31)お米の一生。

 
今では稲さんと二人になったタイ語サークル。一人ではサークルとは言えないが、二人いればサークルだ。今日は、食事の時の単語の勉強。
 
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肉などを「噛む」、「咀嚼する」、「噛み切れない」は「เคี้ยวไม่ลง」(キヤオマイロン)と言うように「噛む」場合は「ลง」と一緒になっています。
 
又、「飲み込む」、「呑み込めない」は「กลืนไม่ลง」(グルーンマイロン)で、これも又「ลง」が一対になっている言葉ですね。
 
日本語でも「嚥下」という言葉があるが、タイ語の「ลง」、「下に下がる」(胃のほうに)意味合いは、何となく分かります。
 
 
 
さて、そんな中での発見は、『お米の一生』でした。『コメ』=『ข้าว』(カーオ)は普通に使われる言葉ですが、この『ข้าว』を中心に単語を調べてみると、色々と出てきました。
 
 
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ทุ่งข้าว→ต้นข้าว→ข้าวเจ้า(ข้าวเหนียว)→เกี่ยวข้าว→ข้าวเปลือก→ข้าวแดง→ข้าวสารข้าวขาว→หุงข้าวข้าวสวยข้าวสุกข้าวตังข้าวเย็น
 
 
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いやー、お米の長い生涯でした。
 
ทุ่งข้าว(トゥンカーオ):先ず、「田んぼ」がないとコメは育ちません。
 
ต้นข้าว(トンカーオ):それから「早苗」になります。「ต้น」は「最初の」、「初めの」と言った意味。「お米の始まり」ですね。
 
ข้าวเจ้า、ข้าวเหนียว:お米は「うるち米」か「カオニヤオ、もち米」かに育ちます。一般の「ご飯」は「ข้าวเจ้า」(カオジャオ)、「เจ้า」(ジャオ)は「主たる、主な」等の意味ですね。
 
เกี่ยวข้าว:稲の刈取りが行われます。「เกี่ยว」(ギヤオ)は「刈り取る」。「噛む」はเคี้ยว」(キヤオ)。似てますが、ちょっと違いますね。
ข้าวเปลือก:「籾(もみ)」。「เปลือก」(プルアック)は「殻、外皮」の意味で、「お米に外殻」が付いている状態。「籾」ですね。日本語でも「穀物」と言います。
 
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尚この「เปลือก」、色々利用できて、「เปลือกไข่」(卵の殻)、「เปลือกตา」(目蓋まぶた)、「เปลือกผลไม้」(果物の外皮)、「เปลือกหอย」(牡蠣殻)、「เปลือกโลก」(地表)、等々、表面を覆うもの、外皮、等はこのเปลือก」で表現できることが分かりました。
 
 
ข้าวแดง:普通に訳せば「赤いコメ」。しかし、これは「玄米」で、精米する以前の状態が赤みがかっていることから、「赤いコメ」と言われているようです。
処で、タイの刑務所で出される「メシ」の隠語はこのข้าวแดง」が使われているようです。
 
ข้าวสาร:「精米」。バンコクチャオプラヤー近くに「カオサン」という繁華街があって、当方もバンコクへ行く際は、大体1回位はこの場所へ遊びに行きますが、昔、この付近には精米所が沢山あったことからこの地名が付いているようです。
「精米所」は「โรงสี」(ローンシー)とも言いますが、この「สี」は「歯を磨く」時にも使います。「精米」っていうのは、「コメを磨く」ことなんですね。
 
 ข้าวขาว:「白米」ですが、徹底的に精米したお米。美味しいお酒を造るのに山田錦を徹底的に削る、と言われますが、丁度そんな感じでしょうか。
 
หุงข้าว」(ご飯を炊いて)→「ข้าวสวย」(ご飯が炊きあがり)→「ข้าวสุก」(ご飯を料理し)→「ข้าวตัง」(おこげができて)→「ข้าวเย็น」(冷たいご飯・夕食の意味もある)になって、お米の一生は終わります。
  
 
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稲の植え付けから刈り入れ、精米、炊飯、冷や飯までのお米の旅でした。