ちゃおチャオブログ

日々の連続

中国・歴史の旅(145)人民公園から上海駅へ。

人民公園内では一般の市民が思い思いのやり方で余暇を楽しんでいる。
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一人っ子政策で、中国人は子供を大事にし、大きな公園ではたいていこうした子供の遊戯具が置かれている。
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こちらでは中国剣劇の愛好会。
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中々様になっている。
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ああ、お天道の下でのマージャン! 皆さん熱心ですねえ・・。
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こちらは中国将棋か・・。珍しい。
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お、南極の石なども飾られている。盗んで行く人もいない。
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上海のほぼ中央にある人民広場と人民公園。東京で言えば皇居前広場日比谷公園の関係に似ている。がしかし日比谷公園と違うのは、日比谷公園の場合周囲が中央官庁か会社オフィスに占められ、公園を散策する人は、そうした役人やサラリーマンが圧倒的に多いが、ここ人民公園には周囲にそうした官庁街はなく、商店とホテルと事務所と住居が混在とした職住近接の状態になっていて、従って公園に寛ぐ人々はネクタイ族は少数派で、むしろ普段着姿の庶民の公園と言った感じである。

公園の中に足を踏み入れると、そうした街の人々があちこちで思い思いの余暇を楽しんでいる。上海に限らず中国では公園ライフが見に付いているようだ。公園はアジア的なごみごみゴチャゴチャした街並みからかけ離れた、西欧的な香りのする文化であるが、中国人はそれを良く吸収し、自己のものとしているようだ。実にこの公園のあちこちに咲いているバラの花もそうで、中国人が最も好む花が牡丹であり梅であるとしても、西洋から移入されたバラの花も中国人には多く好まれている。中国語の文法体系がアングロサクソン系のそれと似た関係があるのかどうかは知らないが・・。

そうした公園ライフをひがな楽しんでいる普通の庶民、中国では人民と呼んでいるが、いずれにしても街の人々は、仕事が無いのか、仕事が無くてもそれ程困らないのか、困っていても鷹揚に構えているのか、たわいもない遊びや競技や気功などに1日時間を潰し、ゆっくり、のんびりとした毎日を送っている。そうした時間を過ごすには公園は打ってつけの場所であり、これ程広い人民公園は、外からの騒音も響いて来ない。そうした人々にとっては別天地かも知れない。

当方もこの公園で中国の人々と同じように1日ゆっくり過ごしたいとも思ったが、上海も今日1日、中国最後の日ともなれば、そう行かず、公園の入り口付近をざっと一巡し、ゆっくりのんびり過ごしている人々をしり目に、次に上海駅に向かった。昨夕長距離バスで到着した虹橋駅が余りも大きく立派で、正に中国の発展ぶりの象徴のように思えたが、この上海市の中央駅、上海駅がどんなものか見てみたい興味があった。東京で言えば東京駅と新宿駅の関係。2500万人の大都市の表の顔を見てみたいものだった。
 
 
 
公園のバラが綺麗に花開いている。
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上海地下鉄図。それでは地下鉄に乗って上海駅に行って見よう。
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人民広場の地下は広大な地下鉄駅、ショッピングモールになっている。
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地下鉄に乗って10分、上海駅にやってきた。
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広大な駅前広場だ。
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天安門前広場程ではないが、ここでも10万人集会が開けそうな位に広い。
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前方に見えるのは地下鉄の出入り口。数年後にはこの辺りも急速な高層化を果たしているだろう。
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