ちゃおチャオブログ

日々の連続

北九州駆け足訪問記(9)山あいの集落を抜けて見晴らし台へ。

蕎麦屋「えん」の近くには10数軒の民家がある。
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先祖代々、この場所に住み続けているようだ。
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ああ、この石碑「猿田彦」は江戸年間、天保五年の銘が刻まれている。
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集落の突き当り、「山神社」の裏には、平原に続く杣道がある。
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よしちょっと淋しいが、この道を進んで行ってみよう。
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平尾台の山あいにある隠れ家のような蕎麦屋「えん」で美味しい手打ちそばを食べた。蕎麦屋の近くには10数軒の集落がある。それぞれ古くからこの土地に住み着いているような感じの大きな母屋を持った家である。食後の腹ごなしに少し集落の道を歩く。

どの家も古く、代々この土地に住み続けているようだ。広い敷地の中には石碑なども建っていて、見ると江戸年間の年号が刻まれている。この土地に住み着き、既に数百年は経っている。夏場の今は涼しくて良いが、冬場は大変だろう。九州とはいえ、雪に閉ざされるかも知れない。

今は県道も通り、どこの家にも車が駐車していて、町へ出るにも苦はないが、以前だったら、冬の間は全くの閉鎖部落だったに違いない。しかし、それはそれで彼等の桃源郷だったのかも知れないが・・。

集落の突き当りの小高い台地の上に、今は錆びれたような神社の境内がある。「山神社」と記されている。道路が開通する以前は、この集落も今ほどは過疎でなく、この神社が村人の鎮守の森になっていたに違いない。今では半ば放棄されたような感じになっているが、それでも1年に一度の例大祭などには、各地から氏子が集まって来るのだろう。。裏寂れてはいるが、荒れ果てた感じでは無い。

神社の裏側の藪の中に1本の杣道があって、先刻、自然センターの屋上から見た大平山の斜面の石灰岩の原に向かっている。深い暗闇の藪道の先の方が明るく開けている。先刻見た案内板では、この平尾台はぐるっと一巡できる遊歩道があった。この藪道を抜けた先には、開けた見晴らし台がある筈だ。そこまで行って見よう。前後左右、誰も歩いていない遊歩道、少し心配になるが、迷ったら、直ぐに元の集落に戻れば何とかなるだろう。
 
 
 
 
藪を抜けると、目の前に太平山が現れた。
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ああ、凄い数の石灰岩だ。
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山道は夏草に覆われている。毒蛇に気を付けなくては・・
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久し振りに歩く夏山だ。
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しかしこの広々とした高原にハイカーが誰もいないとは!
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ああ、漸く前方に見晴らし台が見えてきた。
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