ちゃおチャオブログ

日々の連続

北九州駆け足訪問記(17)門司港の入日を眺め帰京する。

大分陽も傾いてきた。
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夕方近くになってやってくる客も多い。
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前方に大きな建物がある。
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これは門司の公共施設・・立派なものだ。箱物にならなければ良いが・・
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ああ、まだここにもレトロ館がある。
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レトロ街の外れに地ビールのレストランがある。
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結構はやっている。飲んでみよう。
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縁石に腰かけ、夕日を眺めながらビールを飲む。
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明治大正時代のロマンスを掻き立てるレトロ門司港を一巡する。前回は知人の車の運転で付近をぐるっと回っただけだったが、今回は一人ゆっくり港を眺め、古風豊かな煉瓦の建物に触れたりもした。本州と九州を結ぶ関門トンネルは太平洋戦争のさなか、突貫工事によって漸く完成したが、それ以前は、下関とここ門司港を結ぶ関門連絡船によって結ばれていた。明治の廃藩置県以降、ここ門司は文字通り九州の玄関口であり、物流の中心でもあった。門司港駅傍に、今でも三井倶楽部として黒塗りのシックな建物が保存されている理由も理解できるものだった。

漸く陽が西に傾いてきた。門司港の西、関門海峡の方角に沈んで行く。人口の多い所での日没、アジアの過疎地や北海道の大平原、アルプスの山中で見る様な真っ赤な夕焼けは期待できないが、それでも港に沈んで行く入日を見ることができた。

レトロ街の一番外れに地ビールのビヤレストランがある。かなりの人が列を作って並んでいる。この港町に来た少しばかりの思い出に、ここでビールを飲んで帰るのだろう。海峡ビール。ちょっと苦みの強い、コクのある地ビールをプラスチックカップに注いでもらい、港の見える縁石に腰かけ、沈みゆく夕日を眺める。夕暮は人々をロマンチックにさせる。それは夕日が成せる技か・・。

ビールを飲み干し、ぶらぶら港通りを歩いて駅まで戻り、小倉駅にてロッカーからバッグを取り出し、空港シャトルバスにて空港まで行く。空港ビル2階に2,3軒レストランがあり、まだ少し時間もあったので、晩酌セットをお願いし、今回の旅行の〆とした。

北九州二泊三日の旅。所用でやってきたのだが、今日の最後の1日、楽しみにしていた知友と会えなかったが、その悲しみを胸に秘め、朝の平尾台、午後の下関と門司を廻り、これから東京へ帰京する。次に北九州に来るのはいつになるか分からない。もう来ることはないかも知れない。来ないとしても今日の1日を良い思い出として持ち続けよう。                                                                               終
 
 
 
 
門司港の入日。
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海峡に沈む夕日。
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港通りをぶらぶら歩いて帰る。
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昔(戦前)の門司港だ。
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先刻のビルがこんな立派に見える。
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ああ、もう日没だ。さあ東京へ帰ろう・・。
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空港には祇園太鼓の飾りもあった。
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