ちゃおチャオブログ

日々の連続

補陀落渡海への旅(125)中国新幹線乗車。

ホームに関しては日本の新幹線ホームの方がよく整備されている。これでは日本で言えば、地方都市のホームのレベルだ。
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前方から新幹線が向かってきた。
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静かな音でホームに滑り込む。
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形もデザインも日本の新幹線にそっくりだ。JRは「SHINKANSEN」という名前を国際登録しておくべきだ。
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車内は日本のよりかやや狭いか・・。
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中国の主要な鉄道駅では、乗客は勝手にホームへは行けない。チケットを買うと、そこには行き先、列車番号と同時に、時刻が印字されているが、この時刻は列車の出発時刻ではなく、待合室のゲートが開く時刻で、その時にならないとホームへは下りられない、という意味である。「ホームに下りる」という言い方は、通常待合室は各ホームを上を幅広の横断歩道のような陸橋で結ばれていて、その陸橋の部分に待合室が作られていて、開けられたゲートからそのままホームに下って行けるようになっているからである。日本のような地下道でホーム間を結ぶという例は余り見られない。

広い中国の鉄道網だから、列車の時刻表はあっても無きに等しいもので、従って、列車のタイムテーブルを見ても当てにはならないが、このゲートのオープン時刻を頼りに、乗客は待合室にやってくるのだ。処が、列車が遅れたりすると、このチケットに印字された時刻通りにはゲートが開かず、待合室で何十分も待たされることがしばしばあるが、それは中国人には慣れっこになっている。遠距離移動の場合には、今日か或いは更に遠距離の場合には明日中に着けば良いや、と言った、大陸的な鷹揚さで、日本人のように出発時間や到着時間の1分、1秒を争うようなせこせこした考えは持ち合わせていないようだ。

ホームへ下りて暫らく待つと新幹線が全く日本の新幹線同様、音も無く滑らかに滑り込んでくるが、チケットに記載されている座席番号の乗車口が分からない。他の乗客に聞いても、大して分からず、いい加減な答え方をしている。兎も角、この列車であることは間違いないのだから、と、近くの乗車口から乗り込む。後は列車に乗車してから座席を探せば良いや、と。

中国新幹線に乗るのは今回で2回目だが、殆ど日本の新幹線と変わらない。尤も、中国が日本の新幹線技術を真似したか、盗用したかだから、そっくりなのは当然かも知れないが。中国では在来線にも数か所で乗車したことがあるが、在来線の大混雑、車両の古さ、騒音、等と比べたら、この新幹線は月とスッポン。どこに出しても恥ずかしくはないし、中国政府が外国への売り込みに精を出している理由も分からないではない。日本の駅よりは少し長めに停車し、列車は音も無く、滑るように出発した。いよいよ今回の旅行も、この新幹線に乗って上海に着けば、終了となるのだ。
 
 
 
 
沿線の景色も飛ぶように走り去っていく。
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上海までは約300キロ。東京―名古屋間と同じ位の距離だ。
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田舎町でも高層ビルがニョキニョキ建っている。
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もう杭州の郊外辺りを走っているのだろうか・・。杭州までは1時間もかからない筈だが・・。
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ああ、出来たばかりの団地も見えていた。杭州に違いない。
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中国新幹線のチケット。一番上の行が乗車日時。16:31の横の文字は簡体字で、「開」のこと。この意味は、待合室のゲートが4時半に開かれる、と言う意味。
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