ちゃおチャオブログ

日々の連続

補陀落渡海への旅(137)上海「静安寺公園」へ。

静安寺の門前は賑やかな大通りで、参詣客を当て込んでの乞食の姿も見える。
 
 
 
この人も乞食か乞食の見張り役か・・。
 
 
 
静安寺公園はお寺の前の大通りを渡った直ぐ前に広がっている。
 
 
 
それ程大きな公園ではないが、かなりの人出だ。
 
 
 
公園を入って暫らく行った先に手の込んだ池などが作られている。
 
 
 
レジャー釣りをしたり、水上レストランで寛ぐ人も多い。
 
 
 
 
蔡元墻さんと言う成功した実業家で、公園の一部を寄贈した。
 
 
 
蔡さんの寄贈した庭園。
 
 
 
 
静安寺を出た直ぐ目の前に中規模の大きなの綺麗な公園がある。「静安寺公園」という名前だ。先刻の革命戦士記念公園が以前は龍華古寺の境内の一部だったものが、政府に接収されあのこうな人工的な公園に変わったと同じように、この静安寺門前の公園も、以前はこの寺の敷地の一部だったと思われる。今は繁華街の真ん中にあり、人々の丁度良い息抜きの場所となっている。

先刻の革命戦士の公園は全くと言って良いほど入園者は誰もいなかったが、ここ「静安寺公園」は打って代わって大勢の人だ。家族連れもいれば、賭けトランプをしている人、背広姿のサラリーマン風、所在ないお年寄、デート中の若い男女。多種多様な人々がこのこじんまりとした公園で余暇を過ごしている。人民公園や魯迅公園程の広さがないので、余計に人口密度が高く思えるのだろう。公園と言うか行楽地の感じである。

日本の都心の中にある公園で、こんないっぱいの賑わいを見せる公園はどこにもない。あるとすればデズニーランドとかUSJのようなテーマパーク位だ。桜の頃の小金井公園は大賑わいで、大勢の人を集めるが、それも桜の季節の一時的なものだ。ただ緑とベンチと池とハウスがあるだけの公園で、土日でもない普段の日からこの様な沢山の人を集める公園は日本では知らない。確か先月の上海旅行で立ち寄った虹橋にある魯迅公園も、この様な沢山の遊興者を集めていた。中国人が公園の好きな民族なのか、中国の公園が人を惹きつける魅力が多いのか、自分には分からないが、日本の公園とは違う光景を見て、興味は尽きなかった。
 
 
 
 
その蔡庭園の横には「静安八景園」と言う昔からの庭園もある。
 
 
 
「静安八景園」の説明書き。
 
 
 
広々とした芝生の庭だ。
 
 
 
芝生をバックに記念写真を撮っている。
 
 
 
人工の斜面(築山)で遊ぶ子供達。
 
 
 
中国人も日本人も子供は屈託がない。
 
 
 
こんなちょっとした遊具なども置いてある。
 
 
 
その隣ではトランプゲームをしている大人も。
 
 
 
この人達は何を集まっているんだろう・・。大道芸人かなあ・・
 
 
 
ああ、こちらでは子供のお絵かき。公園でこんなのが毎日繰り返し行われている中国。何て幸せな国民なのだろう。