ちゃおチャオブログ

日々の連続

上海ー新加坡ー吉隆坡ー曼谷4都旅行記(61)Good-bye Cameron Highland!

公園の時計は2時を指している。まだ早いがバスターミナルまで戻ろうか・・
 
 
 
心の休まる良い公園だった。
 
 
 
タナ・ラタのバスターミナル。
 
 
 
大勢のファラン、白人観光客が乗り込んでいる。シンガポールとかペナンへの長距離バスかも知れない。
 
 
 
ここからは数社のバス会社がマレーシアの主要都市と往復している。
 
 
 
 
僅か数時間のキャメロンハイランド、タナラタの町歩きを終えて、次の町へ行くことにした。ジム・トンプソンの足跡を辿る旅は、この次に機会があるとすれば、この町に腰を据え、ゆっくりアドベンチャーを楽しみながら、彼がどこでどうしてこの地上から忽然と姿を消した、或は拉致され殺害された、その背景は何だったのか・・等々、人の死を弄ぶつもりはないが、興味深い旅になりそうだ。

小さな公園では人々が長閑に寛ぎ、花の蜜を吸い、散策している。ここでも又時間がゆっくり流れている。時間が有限だと知る必要もないし、又、時間の概念もそれ程ないのかも知れない。今を平和に生き、燦々と降り注ぐ陽光があれば、何を悩むことなどあろうか。元気よく日本の幼児たちと変わらない子供たちの明るい声を後に、この公園を出て、バスステーションに向かう。ここから歩いて5分もかからない。

3時の出発時刻にはまだ大分時間がある。かと言って、又再びアーケード街へ行って、通りを歩いたり、土産店に立ち寄る気持ちもない。バスターミナルの前の空き地で横になり、湿気のない爽やかな陽光を浴びているだけで十分幸せだ。8月の太陽であっても殆ど汗はかかない。

30分前になって事務所前に行く。数社のバス会社が競争で運行しているようだ。遠い所ではシンガポールとか、ペナンまで行っている遠距離バスもある。それだけ観光旅行者に対するニーズがあるということか。当方も一時はペナンまで一気に移動し、それからタイへ入国しようかとも思ったが、だが、矢張りオリエントエクスプレスに乗って、タイ国境を通過したい。一度は経験したいものだ。と麓の大きな鉄道駅のあるイポーまで出ることにした。
 
 
 
 
マレーシアも又中国系住民の多いところ。「キャメロン」を「金馬崙」と書くのは今日初めて知った。「新加坡」(シンガポール)、「吉隆坡」(クアラルンプール)は、この旅行記の表題通り。
「檳城」が「ペナン」とは!確かに檳榔の多く自生している島だ。