ちゃおチャオブログ

日々の連続

上海ー新加坡ー吉隆坡ー曼谷4都旅行記(63)キャメロン山中のハウス栽培。

キャメロン山間部にはあちこちに高級リゾートマンションが建っている。さながら、湯沢のようだ。
 
 
 
登り下りの車は相変わらず多い。
 
 
 
ここまで来るともう山は見えない。見えるのは鬱蒼としたジャングルだけだ。
 
 
 
こんな中に迷い込んだら、もう出られないだろう・・
 
 
 
ああ、開墾畑が見えてきた。こんな山中に。
 
 
 
この辺は標高700-800m位の所か・・
 
 
 
 

先刻のトイレ休憩の分岐点は約1000m位の標高か。分岐点から下は集落らしい集落もなく、ただ急坂を下り下りるだけだったが、谷間の間に森林を切り開き、畑にしてしかもビニールで覆っている斜面が目に付くようになった。果樹ではなく、野菜か背の低いイチゴのような苗木を栽培しているようだ。こうした営農法をアジアで見るのは珍しい。大体が自然まかせのバナナ園とかパイナップル園、オレンジ畑などだが、ここでは日本や欧州の近代的な営農法が営まれている。マハチール元首相の提唱したLook Eastの賜物なのか・・

しかし高度1000mを下った谷間でも尚ジャングルは続く。獣しか通わない、人跡未踏のジャングルがどこまえも続く。ジムトンプソンが自らの意志で、こうした未踏の地に入り込んだとすれば、その遺体も発見されないだろう。丁度富士の青木が原の樹海のように。今(2014年3月)音信不通になっているマレーシア行方不明機も今漸くその航跡が分かりかけてきた。豪州西の南氷洋の馬原に墜落したのでないかと。それは将にパイロットの意志による黄泉への旅立ちだった。しかしトンプソンにしても機長にしても、その行動を駆り立てた動機は今尚不明である。それこそが人間の深い闇かも知れないが・・。

分岐点からは1時間もしない内に平地に下りた。キャメロンの山は既に後方に退き、バスは交通量の多い国道の道をイポーの中心部に向かって進んでいく。予定通りの時間でまだ5時。このまま行けば、上手に寝台夜行に乗れるかも知れない。明日はタイだ。
 
 
 
 
ああ、すごいビニールハウスの斜面だ。
 
 
 
大規模営農。北海道で見た時よりも大規模だ。
 
 
 
中国系というか、中華資本が大々的に入っているのか・・
 
 
 
キャメロンの山も大分遠くになった。
 
 
 
かなり深くて険しそうな山だ。
 
 
 
ああ、未開のジャングルが果てしなく広がっている。もう間もなく山道も終わるだろう・・