ちゃおチャオブログ

日々の連続

上海ー新加坡ー吉隆坡ー曼谷4都旅行記(65)市内循環バスにて国鉄イポー駅へ。

これから市内循環バスにのってイポー鉄道駅に向かう。
 
 
 
市内バスのチケット1.5MR,約30円。
 
 
 
バスはほぼ満員だ。
 
 
 
ああ、マックがこんな田舎町もある!
 
 
 
えー、HSBCの支店も! これも又世界企業だ。
 
 
 
バスは混んではいるが、人々のマナーは良い。
 
 
 
 
 
イポーバスステーションが街の郊外にあることは分かるが、ここが一体街のどの辺で、駅がどの辺かも全く分からない。キャメロンから一緒に乗って来た乗客の一人に聞くと、駅へ行くバスは向こうから出る、と、市内循環のバスストップを教えてくれる。確かに、大勢の人が停留所前で待っている。その行列の最後に並び、再び聞くと、駅へ行くことは間違いない。
 
市内循環バスがやって来ると、並んでいた人は順番にバスに乗り込み、直ぐにも満席になる。人々は至って行儀が良くて、どこかの国みたいに、我先に車内に駆け込む、ということはない。こうしたマナーは今では世界の共通、世界標準になっているのかも知れない。嘗ての日本の山手線や中央線で見かけた、我さき乗車は今では影を潜め、あの、逞しい中国ですら、マナーの向上が顕著だ。今では路上に痰や唾を吐きかける人も殆ど見なくなった。ここマレーシアではも勿論そうした品の無い人はいない。殆ど皆無だ。上品さは日本と変わらない。
 
バスは何か所かの停留所にストップを市内を循環する。マレーシア3番目の大都市と言っても、市内はそれ程大きくないようだ。それに、高いビルや高層ビルも見えない。高くても5-6階止まりのようだ。バスの窓から駅らしきものを見張っていたが、どうも通り越してしまったらしい。バスは市内のバスセンターに到着し、ここが終点。ここから駅までは400-500m程離れている、とのことだが、歩いて行けない距離ではない。
 
駅に向かって歩き始めると、突然の大雨。雨粒は大きく強く、激しい。全く叩き付けるように、地面に跳ね返る。道路を歩いていた人は一散に元のバスステーションに駆け戻る。ここにはちょっとしたキオスクがあって、折りたたみ傘が飛ぶように売れていく。その傘を差して、再び歩き始めるが、飛沫が傘の下まで入り込み、路上は瞬く間に小川のように流れ出す。それでも人々は慣れっこなのか、流れの少ない所を探しては、飛び跳ねるようにして歩いていく。昨日もクアラルンプールの市内観光バスで、突然の大雨に遭ったが、ここマレーシアでは、こうした豪雨のような大雨が突然にやって来るのは、1日の決まり事になっているのかも知れない。
 
時々タクシーが客を乗せてバスステーションまでやってくる。キオスクの前で待っていた人々がわっと駆け寄って、行く先を告げている。乗り込む人もいれば、諦めて、次のタクシーを待つ人もいる。当方も一緒になって駆け寄って、「Railway Staiton!」と大声で叫んでみても、運転手は相手にしてくれない。首を横に振るだけだ。そうか・・、今までマナーの良い国民だと思っていたが、こうした突発事が起きると、かなり本性が出てくるものだ、それに、乗車拒否など、日本と全く変わらない。
 
目の前に沛然と降る集中豪雨のような雨を見ていて、モームの「驟雨」を思い出す。彼が驚き、小説に書いたのは、こうした雨だったのかと。20分もすると雨脚は弱くない、しまいにはポツン、ポツンとした雨だれのような小雨になるのも見て、当方も1本傘を買って、歩いて駅へ向かうことにした。
 
 
 
 
バスはいつの間にか鉄道駅を通り過ぎ、駅に近い市内のバスステーションに到着した。ステーションの前の店舗。この時、急に大雨が降って来た。
 
 
 
雨が小雨になるのを待って、鉄道駅まで歩いて向かう。
 
 
 
駅のホームは列車待ちの客ですごい人だ。
 
 
 
夕方なのか、運行本数が少ないからなのか、分からないが、大勢の人が列車を待っている。
 
 
 
見るからに通勤客とも思えないが・・。
 
 
 
ああ、列車がやってきた。人々はどこへ何の目的で移動しようとしているのか・・