ちゃおチャオブログ

日々の連続

ルソン山紀行「天空への道」(4)ロビンソンからロハス大通りへ。

ロビンソン店内は大勢の買い物客で溢れていた。
 
 
 
全く、外の街並みとは異なった異空間が広がっている。
 
 
 
高級感漂う店内。
 
 
 
カメラを向けると、フィリピン人は皆愛想が良い。
 
 
 
店内には外貨交換所もある。ドルは4400ペソ、ここでは円は4300ペソを付けている。
 
 
 
店内ポン引きに案内された偽ブランドショップ。
 
 
 
 
 
マニラへ行ったら唯一見ておきたい場所があった。それはマニラ湾に面する大通り、Roxas Boulevard(Blvd)で、ここからのマニラ湾に沈む夕日を眺めるのが、最大の楽しみだった。これさえ見られれば、後は何も見なくても良い。そんな感じだった。

マニラ市内の異空間、そこは今まで歩いてきたガサツな感じの市街路とは全く違った、洗練された空間であり、東京銀座や新宿の高級デパートと引けを取らない高級感漂うロビンソンデパート内であるが、一つ二つ異なる点があるとすれば、店内の客の多さであり、又、店員の愛想の良さである。カメラを向けると必ず微笑み返してくるが、これは天性のフィリピン人の愛想の良さかも知れない。

どこで見張っていたのか、当方が店内に入ると、直ぐにも日本人と見て取って、若い男がやってきて、偽ブランドショップ店を案内するという。ご丁寧に名刺まで渡し、自分はいかがわしい人間ではないという。まあ、確かにデパート内のポン引きだから、それ程悪党ではないだろう。その3階の店に行く途中、両替店があったので、明日明後日の土日のことも考え、取り敢えず100ドル、1万円を両替しておく。ここは空港よりは若干レートが良いようだ、

その3階にあるMaylin & Jorgeという店に行くと、あるある、あるある、ルイビトン、カルテエ、エルメス、グッチ その他世界の超一流のブランド品が所狭しと並べられている。店主のMaylinと思われる女性、片言の日本語で、「これ、みんなニセブランド、安いよ。みんな3000円。」と最初から偽物を明らかにして売っている。買う方も承知の上で買うのだろう。フィリピン気質のあっけらかんさだ。しかしまあ、こんな高級デパートで、堂々と偽ブランドの商品が売られるとは!これがフィリピン流儀なのだろう。

こんな偽物を買う積りはないし、買ったとしても違法品だから日本へは持ち込めない。いつまでも相手できないので、早々とデパートを出て、ここから近くにあるロハス通りに行くことにした。バイクに座席をくっ付けた「トライシクル」の乗って、「ロハス」と言うと、その海岸通りの中程まで連れて行ってくれる。夕日にはまだ時間が早く、海岸通りを散歩していると、馬車がやってきて、しきりに誘ってくる。愛想良さそうにして言ってくるので、馬車に乗って、写真を撮らせてもらう。しかし後でこれが大きな問題になる出足とは、この時は全く予想できなかった・・・
 
 
 
 
いやー、すごい量の偽ブランド品だ。店主のMaylinさんも愛想笑いをしている。
 
 
 
ロビンソン百貨店を出て、ロハス通りに向かう。
 
 
 
この西日の綺麗な海岸通りは、ぜひ来たかった場所だ。
 
 
 
馬車の御者がしきりに誘うので、乗ってみる。
 
 
 
今は随分愛想の良いこの御者も、後で豹変する。
 
 
 
そんな後々のことはつゆ想像できず、当方馬車の上でご満悦。