ちゃおチャオブログ

日々の連続

ラオス北部紀行(31)山越えのジャール平原。

バンビエンを出て1時間半程して最初の休憩所に到着する。
 
 
 
看板を見るとラオス語で「ラーンアハーン」と書いてある。食堂のことだ。
 
 
 
ここは中継基地みたいになっていて、山から下りてきたミニバスなども止まっている。
 
 
 
食堂の奥にはCDなども売られている。
 
 
 
ラオス語で「ラーン アハーン バーン タムデイー」と書いてある。何の料理が美味しのだろう。
 
 
 
これがラオスで言うラープか何か分からないが、まあ、美味しかった。
 
 
  
 
タイで一番高い山はドイ・インタノンで、高さは精々2500m内外。インドシナ半島には3000mを越えるような高い山はないだろう、と思っていたが、半年前に行ったマレーシアでは、キャメロンハイランドの周辺に3000m超える高峰もあり、認識を新たにしたものだったが、今、ここラオスで、バンビエンからジャール平原に向かう山越えの道は、キャメロン同様に、高い峰に囲まれた山道を縫うようにして越えていく。

バンビエンを出て約1時間程は平坦な国道を北上して行くが、北のルアンプラバンへ向かう道路と右に進んで山中に向かう道路の分岐点から少し進んだ所で、最初の休憩となる。食事休憩のようだ。まだお昼にも早く、お腹も空いていないが、これから山道に入り、夕方まで何も口にすることが出来なくなることも考え、皆と一緒に食事することにする。タイの長距離バスの幾つかは運賃の中に食事代金も含まれていて、チケットと一緒に食事のクーポンも配布してくれて、休憩所ではそのクーポンの範囲内で食事、飲食も出来、越えた場合は自分で追加料金を払えばシステムを取っているが、このミニバスはそういことはない。ラオス料理の名前もしらないので、皆が食べているを指さし、同じものをもらう。まあ、味付けはまずまずだ。

30分程休憩し、バスはいよいよ山道に入る。道路事情はかなり悪い。穴ぼこだらけで、ミニバスはその穴に突っ込まないよう、車体を左右に捩じって前進する。こんな穴ぼこだらけの道路は以前カンボジアのタイ国境からシェムリアップまでバスで行った時に経験しているが、その時以来だ。船酔いならぬバス酔いになりかねない。

しかし窓の外を眺めていると、その奇妙な形をした峰の頂きや、奥深い森、多分その下は地元の山岳民族位しか歩いたことのないようなジャングル、雲を突くような頂き、等々、外の景色に見とれていれば、そうしたバス酔いなどもどこかへ行ってしまう。峠近くに山岳族の集落らしいものもあったが、バスは休憩もせずそのまま走り続け、予定のスケジュールよりも早く、2時過ぎには、目的のポーンサワンに到着した。
 
 
 
 
さて食事が終わるとこれから山道に入る。
 
 
 
これからジャール越えの山道だ。
 
 
 
ジャール平原は、単に高原状の土地かと思っていたが、こんな高い山脈に囲まれていたのだ。
 
 
 
半年前、マレーシアのキャメロンで3000mを越えるような山を見たが、ここにもそれに匹敵するような高峰があるようだ。
 
 
 
果てしなく広がるジャングル。
 
 
 
辻政信はこんな山道を越えてジャールへ行ったのか・・
 
 
 
山中の山岳民族の集落。
 
 
 
峠を越え、バスは平原に向かって下って行く。
 
 
 
段々バナナの自生地なども見えてきた。