ちゃおチャオブログ

日々の連続

ラオス北部紀行(32)ポーンサワン(โพน สะหวัน)着。

ジャール平原は盆地の中にあって、町に近づくと、畑なども見えてきた。
 
 
 
 
途中から乗ってきた地元民に見せてもらった何かの種。食用にするのだろう。
 
 
 
さて、ポーンサワンの街に着いた。
 
 
 
大通りが1本あるだけで、後は何もないような町だ。
 
 
 
バスターミナルからバイクで案内してもらったゲストハウス。
 
 
 
部屋は奥の方の別棟にある。
 
 
 
1泊600円にしては、悪くはない。2泊しよう。
 
 
 
 
 
ジャール平原は周辺を2000m級の高い山に囲まれた盆地状の平原である。バンビエンからのミニバスは、峠を越えて1時間程下ってくると目の前に盆地状の平原が開けて来て、周辺に畑なども見え、ぼちぼち人家なども見えてきて、暫らく平坦な道路を走行すると、このジャール平原の中心都市、ポーンサワン(โพน สะหวัน)に到着した。

โพน สะหวัน(ポーンサワン)、これはタイ文字である。ラオス語では少し違った文字を使用するが、ラオス文字は書けないので、ここではタイ文字で記載した。ラオス語もタイ語も発音は同じである。この町の正確な意味は分からないが、最初の「โพน 」(ポーン)、これはタイ語では「何かを捉える、捕まえる」意味であるが、或は「祝福、祝辞」を意味する「พร 」(ポーン)が転訛したのかも知れない。

次の「สะหวัน」(サワン)は、タイ語には無いが、「สะหวันนะเขต 」(サワンナケート)の「 สะหวัน」と同じで、この街はメコン川を挟んでタイのムクダハン(มุกดาหาร )の東側に位置しているが、タイ語の「天上、天国」を意味する「สวรรค์ 」(サワン)が転訛したものと思う。従って、この2文字を合体した「ポーンサワン(โพน สะหวัน)」は、「祝福の天国」、と言ったような意味になるだろう。

町の名前は素晴らしいのが、町自体は小さなもので、バスの到着したターミナルは市の中心近くにあるのだが、その前を1本の広い通りが走っていて、見た処どうもこの通りがメインの通りで、通りの両側には商店らしいものはなく、又、通りを歩いている人も殆どいない。今晩のホテルをどこにするか、町の賑やかな方向に歩きかけたところ、バイクに乗った親父がやってきて、「ホテル、ホテル! ゲストハウス、ゲストハウス!」と近寄ってくる。丁度良い、「安いゲストハウスはどこかあるか?」と聞いたところ、「任せておけ!」とまでは言わないが、「OK,OK,ダイ、ダイ(ได้ )」と言って、バイクの後部座席に乗せ、町の中心に行く。

物の1-2分走ったところが、そのゲストハウスで、この辺りが街の中心のようだ。しかし何もない。レストランが数軒と雑貨店のような店が数軒ある程度で、会社もなければ銀行もない。まあ、ラオスの田舎だから、こんなものだろう。ゲストハウスは1泊600円で、部屋を見たところ、そんなに悪くはなく、2泊分を支払いチェックインする。部屋にリュックを置いて、早速通りに出るが、どこへ行く充てもない。通りを歩いていると民族衣装を着た山岳民族が綺麗に着飾って街をあるいている。ほ~、すごい所へ来た! 町全体が少数民族の生きた博物館のようだ!
 
 
 
 
早速通りに出ると民族衣装を着た少数民族が街を歩いている。
 
 
 
へー、驚いた! これが普段の生活なのだ。
 
 
 
どことなく日本人に似ている。
 
 
 
普段から皆さん、随分お洒落だ。
 
 
 
どこへ行くのか、全く貧しさが感じられない。