ちゃおチャオブログ

日々の連続

ラオス北部紀行(55)元旦の朝、「プ-シー」(พูษี)の霊廟へ。

今日の元旦は町の中心部にある「プーシー」(พูษี)寺院へ行く。
 
 
 
早朝お参りに来た人がもう下って行く。
 
 
 
山頂に建つ霊廟。
 
 
 
以前来た時よりは綺麗になっている感じだ。塗装し直したようだ。
 
 
 
先ずは元旦のご挨拶をする。
 
 
 
ああ、昨日下り降りて来たシェンクワンの高い峰々が見えている。
 
 
 
こうして見ても随分と高い山だ。
 
 
 
 
 
ここの処年末年始国内で迎えることは少なく、大体、どこかの国で行く年来る年を迎えている。今年、2014年の元旦は友人とのトルコ旅行の日程の関係で、珍しく東京で迎えたが、去年の元旦はここルアンプラバン、その前の年はタイ北部、メーサリアン(อำเภอแม่สะเรียง)で迎えたが、ミャンマー国境に近い田舎町で、大晦日や元旦の賑わいは無かった。当方に取ってはその分旅愁を感ずることも少なかったのだが・・。又その前の年はカンボジアプノンペンで迎えたが、ここは前年のサイゴン同様、フランス文化の影響が残っているのか、サイゴン程の賑わいは無かったが、大勢の若者がメコン河畔に集まり、行く年の惜しんでいた。

今日はそのメコンの上流、プノンペンからだと凡そ2000キロは上流に当たるラオス第2の都市ルアンプラバン。2000キロ遡っても、メコンの川幅はそれ程変わらない。今日の元旦、又自転車を借りてそのメコンを見に行くことにしよう。が、今朝はゲストハウスの自転車は既になく、近所のレンタサイクル店で借りて、先ずは中央通りの北の端にある「プーシー」(พูษี)に行き、150mの小山の上から、日の出を拝むことにしよう。初日の出だ。

「プーシー」(พูษี)。これはこのルアンプラバンの一番のランドマークで、この町へ来た旅行者は、必ずや一度は登る霊場だ。高さ150mの小山になっていて、その山頂には立派な廟堂が立っている。「プーシー」とは「プーカオ・ルーシー」(ภูเขา・ฤๅษี)の省略語で最初と最後の言葉を取って「プーシー」と呼んでいるが、その意味する処は、「仙人」(ฤๅษี・ルーシー)の住む「山」(ภูเขา・プーカオ)ということである。

平坦な市内で一番高い山、場所であり、当然山頂からの見晴らしは360度の視界であるが、それ以上に「仙人」、ルーシーが祀られている山として、ラオス人の尊崇も受けていて、今日の元旦、既に大勢の参詣者が訪れている。約15分、長い石段を登り山頂の霊廟にお参りし、新年を寿ぎ、四海を眺める。昨日、ポーンサワンから下り降りてきた高い山脈が遠方に壁のように浮かんでいる。こうして見ても、ジャール平原は相当な高地だ。目の下にはメコンの大河が悠然と流れている。実に平和な2013年元旦の幕開けだった。
 
 
 
 
うーん、こうして見ても険しい山だ。
 
 
 
プーシーの出っ張りに立って元旦の記念写真を1枚。
 
 
 
ルアンプラバンの郊外。緑豊かな町だ。
 
 
 
眼下をメコン川が滔々と流れている。
 
 
 
メコン川(แม่น้ำโขง )、いつ、どこで見ても雄大な大河だ。
 
 
 
川に暮らす人々。今渡船が1艘川を横切っている。
 
 
 
元日の朝に相応しい長閑な景色だ。今年も良い1年になりそうだ!