ちゃおチャオブログ

日々の連続

ラオス北部紀行(59)タートクワンシーの滝からの下山。樹林帯で。

10分~15分滝を眺め、下山することにした。
 
 
 
広場の周辺では、木陰のあちこちで、人々が寛いでいる。
 
 
 
広場のすぐ下に見晴らしの良いテラスレストランがあり、渓流を眺めながら一休みする。
 
 
 
うーん、目に焼き付く、という言葉があるが、渓流は将にその色だ。
 
 
 
以前いつか見た沖縄石垣島の川平湾を思い出した。あのコバルトブルーの色にどこか似ている・・。
 
 
 
バスの時間もあり、余りゆっくりはしていられない。下山を急ぐ。
 
 
 
ああ、こんなアドベンチャーの吊橋なども出来ている。
 
 
 
 
滝のすぐ下近くまで歩いて行ける遊歩道もあって何人かの人も滝の真下で飛沫を浴びている。滝を余り見たことのない人、滝を珍しく思う人が滝の真下まで行きたくなる気持ちはよく分かる。しかし自分は日本各地の名瀑は見ているし、ナイアガラの滝もボートに乗って飛沫を浴びたこともある。滝そのものはそれ程珍しいものでもない。今日は真下へ行くのは止めておこう。

吊橋の上で10分か15分轟々流れ落ちる滝を眺め、下山することにした。広場周辺では相変わらず何人かのグループがあちこちの木陰で行儀よく食事会をしている。ラオスの人々は本当に行儀が良い。日本の花見のような乱れたところがない。これがフランス流の伝統なのか、そもそものこの民族の特性なのかは分からない。日本人のように、昼間からお酒を飲むような習慣もないだろうし、昼間から酔っ払いの喧嘩なども無いに違いない。実際、東南アジアを旅行していて、そうした光景に出くわしたことはなかった。

広場のすぐ下にテラス状の洒落たレストランがあり、そこで一休みすることにした。木陰の賑わいと違って、このかなり広いオープンテラスのレストランはガラガラだ。この滝を見にやって来る人は、皆事前に昼食用の食材は取り揃え、手持ちでやって来るので、レストランで食事する人もいない。当方も、それ程お腹が空いている訳ではなかったが、渓流の水の色が余りにも見事で、丁度テラスの上からは川の流れが真下に見えるので、そこで休憩することにした。

フランス風のクロワッサンを食べ、帰りの下山は渓流を離れ、樹林帯を歩く。鬱蒼とした林が続く。熱帯雨林の大きな樹木が天高く枝を茂らせ、地面を薄暗くしている。ここは公園内で、前後に人もいるので、安心して歩いていられるが、ここがもしも自然のjungleだったら、怖くて尻込みするだろう。暫らく歩くと、鉄網のネットが見えてくる。ネットの中には凶暴な熱帯の動物でも飼育されているのか・・。

近づいてみるとそれは熊の飼育場だった。・・どうしてこんな南国の地に、北の雪国の動物が?? ライオンやヒョウ、マントヒヒでなくて、少しがっかりもしたが、南に住む人々にとっては、却って北の動物の方が珍しいのかも知れない。が、残念ながら黒熊は殆ど身動きもせず、ぐたーっと横になって昼寝をしているだけで、何人かの子供はそれでも面白がって、鉄網に顔をくっ付け、覗き込んでいるが、大半の人は、その鉄網の柵にそって、出口に向かって行った。
 
 
 
 
帰りはジャングルの中を歩いて帰る。
 
 
 
渓流に見飽きたのか、樹林帯を歩いて帰る人もいる。
 
 
 
ああ、鬱蒼とした森だ。
 
 
 
樹齢何百年もあるような大木だ。
 
 
 
うーん、屋久島の縄文杉を思い出す。
 
 
 
ジャングルを切り開いて、熊の飼育場があった。
 
 
 
何でこんな熱帯に黒熊が??
 
 
 
このクマ牧場を抜ければもうすぐ出口だ。