ちゃおチャオブログ

日々の連続

ラオス北部紀行(63)メコン川とナムカーン川の合流点。

メコン河畔に建つお寺の仏に挨拶して、市の南端に向かう。
 
 
 
ルアンパバーン南端の二つの川が合流する地点の台地にやってきた。
 
 
 
ああ、あそこでナムカーン川とメコン川が合流している。
 
 
 
水と水がぶつかり合う音が遠雷のように響てくる。
 
 
 
ああ、あそこに吊橋がある。
 
 
 
 
 
ルアンパバーンの北の外れのメコンに面したお寺の境内からメコンに沈む太陽を眺め、その深紅の輝きに感動し、次に自転車を市の南端まで走らせ、もう一つの大河「ナムカーン」(แม่น้ำคาน)が「メコン」(แม่น้ำโขง)と合流する地点まで行って見ることにした。夕闇迫る二つの大河の合流地点がどんななのか見て見たかった。

自転車だと凡そ10分かそんなもの。メコン川に沿った幅広のプロムナードを走らせれば、市の南端に出る。途中には昨夜食事したレストランを含め、幾つものテラスレストランが道路沿いにある。まだ時間が早いせいか、これから開店の準備をしていて、昨夜のようなきらびやかなネオンは灯っていない。

南端の台地の上から河原を眺める。太陽は既に沈んでしまったが、余光で周囲はまだ明るい。遠方に二つの大河の合流地点が見える。それを見に観光船も出ているようだ。地元の人なのか、岩場の上で何かをしている人もいる。遠くから地響きのような通奏低音が響いてくる。回りに騒音はなく、耳を澄まさなくても、自然の風の音のように響いてくる。蔓で作った危なげな橋を渡る地元民もいる。川の向こうにも人家があるのか・・。

ラオスの自然。台地の上で、夜がやって来るまでこの無垢の自然を眺め続ける。回りが漸く暗くなり、今度はナムカーン川沿いの道路を北上し、市内に戻る。こちらの川でも夜の遊覧船が出ている。遊覧船だけが明るく、遊覧船から見る町は、それ程でもないだろう。以前、プノンペンで、夜の観光船に乗り町を眺めたが、このルアンパバーンよりも10倍も大きな都市であっても、大した光はなかった。ましてや、この10万にも満たない小さな町では・・。結局、船には乗らず、今晩はこちらのナムカーン沿いのレストランで食事を取る事にした。真っ暗な川面も眺めながらの食事。元旦ではあるが、それも良いだろう。
 
 
 
 
橋を渡る人がいる。手前の小屋は通行料の徴取小屋か。
 
 
 
のんびりした田舎の情景だ。
 
 
 
太陽が沈んでからも残光で辺りはまだ明るかったが、急に暗くなってきた。
 
 
 
遊覧用の川船なども出ている。
 
 
 
今日は乗船するのは止めておこう。