ちゃおチャオブログ

日々の連続

ラオス北部紀行(76)中国税関。

国税関のモダンさには少し驚かされた。
 
 
 
誰の設計によるものなのか、素晴らしいデザイン感覚だ。
 
 
 
こうしたモダンな税関が日本にもあれば良いのに・・
 
 
 
中の税関職員もスマートで機能的だった。
 
 
 
 
今現在建設途中とは言え、バラック造りのようなラオスの税関と比べ、この中国税関は全く比較にならない程スマートでモダンで、垢抜けている。大体、日本の税関のようにただそこにコンクリートの箱モノが置かれている、と言った無味乾燥な役所ではなく、この建物自体が何かのコンペティションで優秀賞を取ったかの観があるデザイン性豊なものだ。

ラオス側から連絡バスに乗せられ、中国の税関前広場で下ろされたが、最初に目を奪われたのは、この近代的な建物で、暫し見とれた。共産国家中国がかくも優美な税関ビルを建てたかと。しかもここは山里離れた、殆ど欧米人など通過しない辺鄙な場所だ。そこにこれだけ贅沢に、かなりな費用を掛けてこの建物を建てた。中国の経済力の底知れぬ深さを感じた。

税関内部に入ると、スマートな制服を着た税関職員が流暢な英語で話しかけて来て、その英語力は当方よりも相当上のレベルだが、当方が日本人と知って、地元の中国人やラオス人とは分けて、別の窓口に案内してくれて、地元民に混じって列を作ることも無く、「ニーハオ(尓好)、チャイチエン(再見)」と、にこやかな挨拶の中、ポン、と入国のスタンプを押してくれた。スタンプを見ると、ここは「モーハン(磨繁)」という地名のようだ。

ラオスを出るときは、間に昼飯などを挟んで、1時間程時間待ちさせられたが、中国の税関は処理も迅速で、地元民の列も瞬く間に捌け、ここからは今度は普通の中国にバスに乗せられ、国境から一番近い町、バスで凡そ30分もかからない近い場所にあるが、かなり人口も多い、にぎやかな町のバス停留所まで運ばれた。ラオス鄙びた集落と比べ、この町は、全く見違える程の近代的都市だ。国境を挟んで僅か1時間程もない近い距離にあるが、二つの国の経済力の違いを十二分に見せつけられるものだった。
 
 
 
 
入国手続きは簡単に終わり、税関を出る前に記念写真を1枚。
 
 
 
国境から30キロ程離れた町についた。
 
 
 
流石中国、ラオスとは比べものにならないほど、町は綺麗で落ち着いている。
 
 
 
この町のバス停車場に到着した。
 
 
 
バス停留所前の街並み。ここは国境の町、「モーハン」(磨〇」と言う地名のようだ。