ちゃおチャオブログ

日々の連続

ラオス北部紀行(81)勐腊(モーロウ)山頂から雲南の山並みを眺め、鶏部落を下山する。

勐腊市内にある小山から周辺の景色を眺める。
 
 
 
前方に団地が見えたりする。
 
 
 
遠方にはかなり高い山も見える。
 
 
 
ああ、ここは雲南省なのだ。今見ているのは雲南の山なのだ。
 
 
 
雲南の山並み、遥かなり・・、
 
 
 
さあ、存分に眺めた。そろそろ下山しよう。
 
 
 
今中国は近代化へまっしぐらに進んでいる。
 
 
 
 
訳も分からずやって来た雲南省勐腊(モーロウ)県。中国の行政単位は市のほうが県よりも大きく、正確に記すとここは雲南省シーサンパンナタイ族自治州勐腊県となる。この自治州で唯一の市は「景洪」で人口は約40万人。この勐腊(モーロウ)から雲南省都の昆明までのほぼ中間点辺りにある市だが、飛行場もある。昆明は流石に省都だけあって人口は500万人を越える大都会だが、雲南省内にあっては別格で、日本の7割ほどもある大きな省ではあるが、他の市を大きく引き離している。

今、その勐腊(モーロウ)市内の小山の上から雲南の山並みを眺める。ここから700キロ以上も離れた昆明は勿論見ることは出来ず、その半分の景洪も当然見えない。見えるのは、雲南の山また山の山並みだけである。目を足元に戻すと、勐腊の市街地が広がっている。共産国家、労働者の国だけあって、新築のアパート、共同住宅があちこち目に付く。しかし、それ程大きな町ではなく、人工も精々5万人と言ったところか・・。

一渡り雲南の山並みを眺め、下山することにした。山頂はかなり広く、この辺りは人家もなく、散歩に来ている人もいない。こんな場所にやって来る外人もいなだろう。もしも地元の不良青年なんかに目を付けられ、追剥にでも遭ったら大変だ。雲南の山を眺めたのだから、もう長居は無用だ。さっさと下山することにしよう。

山頂から直ぐ下の一角には、山を削り取って造成した新興団地などできていたが、その反対側の斜面は従来からの住民が済んでいると思われる。彼等が少数民族かどうかは分からないが、見た感じ、スレスレの生活をしているだ。各家庭では鶏を放し飼いにしていて、生まれたばかりをひよこを連れて親鳥が散歩道まで出て来て餌を啄んでいる。何世代にもわたってここに住み着き、何世代にわたって鶏を飼い続け、子供達は生まれたばかりの生卵を朝食で食べ、巣立って行ったのだろう。これ等放し飼いの鶏を見ていると、自分が幼少時、実家で飼っていた鶏を思い出された。
 
 
 
 
斜面の反対側はまだ未開発だ。
 
 
 
 あちこちで鶏が放し飼いにされている。
 
 
 
各家庭で鶏を飼っている。
 
 
 
親子の鶏も可愛い。
 
 
 
ええ、こんな石室のような場所に閉じ込められている鶏もいる。
 
 
 
 
 
やや、これは又沢山のひな鳥だ。
 
 
 
いやいや、これは生まれたばかりのヒヨコが、母鳥の羽根の下に隠れている。
 
 
 
鶏はあちこちで鳴き声を上げ、バサバサ屋根の上に登り、全く元気だ。