ちゃおチャオブログ

日々の連続

ラオス北部紀行(83)勐臘(腊)(モーロウ、メンラー)、少数民族の町。

小山から下り降りた所は、この町の中心部の交差点だ。
 
 
 
先刻はこの交差点を小山に向かって登って行ったが、今度は反対側の街中を歩いてみよう。
 
 
 
街の中心部はかなり賑やかだ。
 
 
 
人口4-5万の町とは思えない活況だ。
 
 
 
ああ、「シーサンパンナ自治州建州60周年」を慶祝する、と横書きしてある。・・60年も経つのか・・。
 
 
 
ああ、ここ、メンラ(モーロウ・勐腊)は少数民族自治州。色々な民族が垂れ幕を出している。「勐腊県民族歌舞晩会」と出ている。
 
 
 
これは「瑶族」??聞いたことないなあ・・
 
 
 
 
 
 
崖の上の東屋、喫茶店で一休みし、長い石段を下り降り、街中へ出る。出て来た場所は先刻のこの町の中心部で、マーケットの横辺りだ。先刻はこの交差点から右手に小山が見えたので登ってみたのだが、今度はこの交差点の反対側、街の目抜き通りを歩くことにした。人口の割には街自体が賑やかで、カラフルな垂れ幕があちこちにぶら下がっている。タイとか中国人はお正月を旧暦の春節で祝うが、ここの少数民族新暦でお祝いをしているようだ。

垂れ幕にはそれぞれの部族名が書かれているが、初めて聞く名前が多い。「哈尼族」は先刻来、小山の上の博物館や今いた喫茶店などで見知ったが、それ以外にも「瑶族」、「彜(イ)族」、「傣族」などの名前が横書きされている。この「傣族」が本国タイの「泰族」と同一かどうかは分からないが、語感からして同じ血流、今から約2000年程前、現在のタイ人のずっと古い祖先が、長江沿岸部沿いに住んでいて、何等かの事情で南下し、この雲南を経由してメコン川を下って行った、との言い伝えは、今この雲南に住む「傣族」が、その伝承の生き証人のようにも思えた。長江からメコンまでの長い遍歴の中で、この雲南の山中に置いてきぼりを食ったタイの種族の分派のようにも思えた。

垂れ幕はそれぞれ趣向を凝らし、民族の誇り、特徴を表しているようであった。難しい簡体字や、初めて聞く少数部族の名前などで、すべてが理解でき訳ではないが、ひときわ長く「熱烈慶祝西双版納傣族自治州建州60周年」の寿ぎは、印象的だった。「西双版納(シーサンパンナ)傣族自治州」。成程タイ語では「สิบสองปันนา」(シップソーンパンナー)と表記する。うーん、この雲南の「傣族」と本国「タイ人」とは矢張り同族と見て良いだろう。

街の中心部には歩行者天国のようなミニショッピングモールなどあって、人々の出入りも激しい。オープンカフェでは、若者たちが恋人探しをしているかのようだ。気取った格好で、ピカピカに磨いた最新モデルのバイクで乗り付けてきている若者もいる。ワカモノ文化はどこの国でも変わらない。健康的で健全な出会いがいつの時代、どこの場所、民族にでもあるようだった。
 
 
 
 
ええ、「彜(イ)族」??? 難しい名前の種族だ・・。
 
 
 
ああ、「傣族」。本国タイの「泰族」と同じだろうか・・。
 
 
 
今日は日柄が良いのか、高級ホテルの前では結婚式が行われている。
 
 
 
いやー、これはすごい音量の爆竹がはじけた痕だ。
 
 
 
センターの中程はショッピングモール、遊歩道のような感じになっている。
 
 
 
中国は若い国。あちこちに若者が屯している。
 
 
 
中国は若い国。あちこちに若者が屯している。
 
 
 
こちらのオープンカフェでは恋人同士とか家族同士で休日を楽しんでいる。