ちゃおチャオブログ

日々の連続

ラオス北部紀行(100)ラオスの田舎の子供達。

ああ、日本の背負い籠を背負った女性があるいている。日本の籠と全く同じだ。
 
 
 
籠の中は野菜の行商だった。
 
 
 
旧市街から新市街に戻る。
 
 
 
今この国はすごい勢いで発展しつつある。
 
 
 
あ、民家の庭先でニワトリが遊んでいる。テーブルもある。少し休んでいこう。
 
 
 
ああ、犬ものんびり昼寝をしている。
 
 
 
 
 
ルアンナムター旧市街にある古寺を見終え、再び自転車にて新市街に向け北上した。この旧市街の郊外にはルアンナムター川が流れている筈だが、先刻丘の上から眺めた時は、今は乾季で流れる水量も少なく、赤茶けた河原が幅広に広がっている状態が見て取れたが、そんな川をわざわざ見に行くこともないだろう。一旦ホテルまで戻ることにしよう。何せ暑い。

北上する国道は工事中で埃っぽく、車が通るたびにもうもうと砂塵が上がる。車はこの国ではまだ尚特権階級の乗り物で、自転車の事など気にしない、関係ない。と、まあ、砂の埃で細菌が混入している訳ではないので、我慢すれば何とかなるが・。新しい道路に沿って、ぽつんぽつんと住宅も出来始めているが、道路が出来上がるまでは生活が大変だろう。洗濯物も砂まみれになってしまう。

暫らく走らせると、農家の庭先に鶏が放し飼いにされていて、その周りで子供達も遊んでいる。新鮮な空気を吸う為にも、ここでちょっと一休みしよう。丁度庭にテーブルもあって、裏に食堂のような造りの部屋もある。何か冷たいものでもあるだろう。近くにいた男に「ビールはあるか?」とタイ語で聞いたら、「ある、ちょっと待ってくれ」と言って、道路の方に歩いて行く。道路のちょっと先の国道に面した所に小さなキオスクのような店があり、そこへ行ってビールを買ってきてくれた。

こんな田舎でも電気は通っているし多分冷蔵庫位はあるだろう。十分冷えたビールで喉を潤していると、先ほどの子供達が寄ってきて、物珍しそうに、じろじろ見たり、奇声を上げたりしている。同じような肌の色、顔付をしていても、当方が外人ということはこんな小さな子供達にも分かるのだろう。先刻ビールをお願いした時に、変なタイ語を話していたのを耳にしたのかも知れない。

その内、子供達はだんだん大胆になってきて、更に近くまで来て、当方をからかう様な、当方をでくの坊か何か、笑いの相手にするような仕草を仕出す。子供達は全く純朴で、当方のタイ語の挨拶に笑い転げたり、地団駄踏むように喜んでいる。純真かつ純朴、汚れを知らない子供達が目の前で楽しんでいる。先日、ウドムサイのバスターミナルの食堂前でも同様のことがあったが、ラオスの子供達は、戦前か戦後直ぐの頃の日本の子供達と変わらない。以前、当方はタイ人と日本人は遠い昔親戚では無かったかと、考えたこともあったが、今回ラオスをぐるっと回ることにより、それはむしろタイ人よりもラオスの人の方がより日本人に身近な民族だろう、と思うようになった。
 
 
 
 
テーブルでビールを飲んでいると近所の子供達が集まって来た。
 
 
 
子供達が皆親しげに近寄って来る。
 
 
 
いやー、元気な子供達だ。
 
 
 
全く賑やかで、人見知りしない。
 
 
 
おーい!みんなの写真を撮ってやるぞう!
 
 
 
子供達には流石にタイ語は通じなかったが、存分に楽しめた。
 
 
 
30年前、この地が戦乱に明け暮れていた悲惨な状況だたっとはとても想像できない。この子たちに幸あれ!