ちゃおチャオブログ

日々の連続

8.13.(水・晴れ)盆の入り、各地で渋滞。立派な日本人と中国人。

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今日から盆の入り。角地高速道は渋滞、里帰りや、お盆休みを野山で過ごす人の民族大移動。中には当方のようにカタツムリのように、自宅でじっとしている人もいるが・・。盆と正月、年2回、大いに浮かれ騒ぐと良い。
 
 
先日の新聞記事で藤沢市に看護師石川好枝さんの記事が出ていた。生涯を独身で過ごし、質素な生活をしていたらしい。12年2月76歳で亡くなった。給料や退職金、自宅売却など1億円相当の遺産を神奈川県こども医療センター(リラの家)に寄付してほしい」と熊沢美香弁護士に遺言していたとのこと。この度、弁護士を通し、自身の次女を幼くして亡くした田川尚登さんが立ち上げたNPO「スマイルオブキッズ」に全額を寄付したとのことである。自身がつましい生活をし、お金を蓄え、そして全部の財産を寄付する。この様な素晴らしい日本人に頭が下がった。まだまだ他にもいっぱいいるだろう。素晴らしい日本人が。
 
もう一人は中国人で、香港の実業家、曹其鏞(ツアオ チーヨン)さん。浙江省出身で、1950年代、東京に留学し、同じ宿舎に住んだ日本人と腹を割った交流がいまでも続いているとのことである。
事業で成功し、日中友好の懸け橋にと、私財から1億ドル、102億円を投じ、奨学生基金を創設した。京大、早稲田、一ツ橋と、北京、浙江、香港科技大学を結び、日中アジアから毎年100名の学生を留学させる、とのことである。
 
上記の看護師は生涯にわたった蓄えの中から1億円を寄付し、中国人の曹さんは、事業で成功した私財から100億円を投ずる。金額の大小はあるが、二人とも素晴らしい人格者だ。日本人とか中国人とか、人種国境を越えて素晴らしい。日本でも、このような曹さんに続く実業家が出て来て欲しい。孫さんや柳井さん、盛田さん、私財を肥やすだけでなく、このような中国人の生き方を少しは見習ってもらいたいものだ。
 
 
夜、板東眞砂子さんの「眠る魚」を読了。55歳で亡くなる直前、2週間前まで書き続けていた小説。最後は舌癌で入院中の場面で未完で終わっている。ご冥福を祈る。
 
 
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