ちゃおチャオブログ

日々の連続

インド世界遺産の旅(5)早朝の散歩。ジャイナ教徒の裸の行進。

東の空から漸く太陽が昇って来た。
 
 
 
空気が淀んでいるのか、赤い太陽だ。
 
 
 
ホテルの庭に咲く花。日本の花と変わらない。
 
 
 
名前は思い出せないが、日本でも見る花だ。
 
 
 
花はどこの国でも変わらない。
 
 
 
外から見るとかなりしっかりしたホテルだ。
 
 
 
 
 
去年7月のインド旅行記、帰国直後に4回分を載せたが、その後、他の旅行記の作成などもあり、1年以上も中断してしまった。今日から再び再開する。

昨夜はデリー郊外の比較的新しいホテル、「Country Inn & Suits」に宿泊したが、阪急トラピックスが銘打った「デラックスホテルに泊まる世界遺産7か所の旅」のうたい文句に違わず、まずまずのホテル、まあ、3星クラスの点数を付けてやっても良い。ただ惜しむらくは街の外れ、郊外のような場所にあり、ホテルの隣には数軒の複合レストランがあったが、後は何もなく、チェックイン後少し外に出てみたが、そのレストランビルまで行って直ぐに引き返した。

従って、昨夜は早目に寝ることになり、今朝はバカ早い時間に目を覚ましたが、これは東京とニューデリーとの時差が3時間半あり、日本の7時がここではまだ3時半という東京で言えば、まだ真夜中の時間帯に当たることも関係しているのかも知れない。いずれにしても目が覚めてから朝食までにはまだ相当時間があり、朝のシャワーを浴び、外が明るくなるのを待って、ホテル周辺の散歩に出かけることにした。

日の出が夕焼けのように見えるデリーの朝。空気が淀んでいるからか。日本の空のような朝焼けはない。尤も日本でも40年前はこんな感じだったか・・。急速な車社会で空気が排気ガスで汚れきっているのだろう。外に出て、ホテルの周辺を歩く。ここ数年の間に新たに開発された街区のようで、古い町並みはない。幅広の大きな道路が一本通っていて、その陵駕にはまだ空き地も目立つ。これからボチボチ中高層ビルも建ってくるのだろう。

と、前方から大きな旗を持った一団が道路の真ん中を歩いてやってくる。何の集団行動かは分からないが、音楽もシュプレヒコールもなく、ただ静かに粛々と歩いてやってくる。着ている物も銘々勝手な服装だ。統一のないインド的光景だ。目の前を通り過ぎて行く。警官が交通整理をする訳でもなく、通りを通行する車も、慣れたもので、上手に集団を避けて運転し、物珍しそうに、止まることもない。こうしたことは彼等にとっては日常的な事なのだろう。

と、裸の男が集団の真ん中に一糸纏わぬ姿で歩いているではないか。何か周りの男性に囲まれて歩いている。ああ、そうか。彼等はジャイナ教の集団だ。ジャイナ教徒が示威運動の目的で、裸の行進をしているのだ。しかし、何故彼一人だけが裸なのだろう。ジャイナ教の裸の行進はいつもこんな風にして行われるか? いずれにしても始めて見る面白い光景だった。
 
 
 
 
牛は聖なる動物。ホテルの傍の空き地でも飼われている。
 
 
 
 牛のいる奥の建物は昨夜来たレストランビルだ。
  
 
 
あ、何の集団だろう・・。大勢の人がやってくる。
 
 
 
ああ、集団の真ん中に丸裸の男が歩いている。
 
 
 
ああ、この人たちはジャイナ教徒なのか・・
 
 
 
朝から裸の男が大通りを歩いている。全くインド的だ。