ちゃおチャオブログ

日々の連続

インド世界遺産の旅(10)世界遺産「クトブ・ミナール」。

世界遺産「フマユーン廟」の見学を終え、次の世界遺産「クトブ・ミナール」に向かう。
 
 
 
同行のツアー客も広い園内をミナール(ミナレット)に向かって歩いて行く。
 
 
 
ミナールを遠景に記念写真。
 
 
 
インド人観光客も沢山やってきている。
 
 
 
インド人観光客。
 
 
 
ああ、凄い尖塔だ。
 
 
 
 
デリー市内ある2か所の世界遺産を訪問した後、次に向かったのは同じデリー市内にある世界遺産「クトブ・ミナール」だ。「ミナール」(ミーナール)とはイスラム教のモスクの尖塔(ミナレット)のことで、ここの塔は嘗てはインドで一番高いミナレットだった。13世紀初頭、最初のイスラム王朝がインドを征服した際、初代スルタン・クトブがこの場所にモスクを建て、同時にミナールも建設したのだった。

園に入るとその尖った巨大な塔が遠方からでも目に飛び込む。日本で言えば鎌倉時代の初期の800年程前、この様な巨大な塔がこの場所に建てられたのだが、それはピサの斜塔を遡ること150年も前のことであり、且つ、高さも高い。当時の世界にあっては、世界一高い塔だった。

近づいて見る。全て石を精巧に加工し、組立て、上層に流れるように続いている。大理石の石組で建設されている様はピサの斜塔と同様だ。7-800年前、既にこの様な精巧な技術が確立されていたのだ。イスラム教国は当時世界最高の技術、知識、芸術を誇っていて、その一端がこのクトブ・ミナールに凝縮されていた。

塔の周囲を一周する。周囲は約14m。そこには、芸術的なアラビア文字が彫られているが、それは経典コーランを模写したものと言う。クトブ帝存命中にはこの塔は完成せず、次の王の治世に完成した。この塔は並々ならぬ営為の結晶であった。
 
 
 
 
当時世界一の高さを誇っていた。
 
 
 
間近で見ると、その高さが実感できる。
 
 
 
高さ72.5m。巨大なモニュメントだ。
 
 
 
壁面にはびっしりとコーランのお経が彫り込まれている。
 
 
 
アラビア文字は実際芸術的だ。
 
 
 
ミナールを後に、次に「鉄柱」を見に行く。