ちゃおチャオブログ

日々の連続

インド世界遺産の旅(13)Pink City「ジャイプール」へ。

昼食後、デリーから250キロ離れた古都ジャイプールへ向かう。
 
 
 
耕作地だったり荒地だったり、バスは広大なインドの大地をひた走る。
 
 
 
乾燥しているのか、山には樹木もなく、はげ山になっている。St.ビクトワール山みたいな山容だ。
 
 
 
ああ、原野の中にリゾートホテルなどもある。大都会から休日には客がやって来るのだろうか・・
 
 
 
デリーを出て約5時間、漸くジャイプールの郊外にやってきた。
 
 
 
ああ、丘の上に城がある。アンバー城かも知れない・・
 
 
 
 
 
デリー市内のこじんまりしたレストランで、期待していた程でもない「タンドリーチキン」のから揚げを食べ、さて、これからいよいよ250キロ先の旧都「ジャイプール」へ向かう。ツアーバスはインド北部高原、ラジャスタン州の草原地帯をひた走る。自動車専用の高速道路ではないが、良く舗装されていて、地平線の遥か先に山の影が小さく見えるような広大な大地の直線道を突っ走って行くから、小さな山影もみるみる近づき、堂々たる山の端を走る抜けることになる。

首都デリーの隣接州ラジャスタン州は、殖産興業が昔から盛んで、鉱物資源も豊富、ガイドの説明によればインドで一番富んでいる州とのことである。確かに良く整備された道路など見ていると、ガイドの説明にも納得できる。荒野の中に大々的に開発された工業団地などもあり、大きな工場の看板など見ていると、日本語の会社名が良く目に付いた。日本からの企業誘致の目的で、州政府がこんな大々的な開発をしているのかも知れない。

日本の会社名を見ると嬉しくなるのは日本人として自然の感情であるが、考えてみれば、この国での一番の自動車会社は「スズキ」で、街のあちこちで「Maruti-Suzuki」の広告看板や自動車販売店を見るが、これは日本のスズキ自動車の現地子会社だ。鈴木社長はもう既に90歳には届くと思うが、今でもまだ現役でインドと浜松を往復し、頑張っている。日本人の鏡のような人だ。

耕作地であったり荒野であったり草原であったりの大地を突っ走るが、数キロ、数十キロ置きに集落とか小都市を通り過ぎる。そうして時々ツァーバスは道路端に停車し、助手が道路際の事務所へ駆け足で行って、何か支払いをしている。通行料だ。インドの政体がどうなっているのかよくは分からないが、地方のインドでは尚マハラジャ、大王が支配する封建制が残っているようだ。だから、マハラジャが支配する土地を通過するには、通行料を支払う必要があるのだ。日本で言えば戦国時代の関所のようなもので、お金を払ってその土地を通してもらうようなものかも知れない。

途中トイレ休憩などあり、行程のほぼ真ん中辺りで土産店での買い物休憩をはさみ、約5時間、「風の宮殿」のある古都「ジャイプール」の街に到着した。バスはそのまま古い街並みを通り過ぎ、今晩のホテル、マハラジャの所有する豪壮なホテル「ジャイ マハール パレスホテル」に到着した。
 
 
 
 
ああ、ジャイプール旧市街に入る城門だ。
 
 
 
ジャイプールの街中にやってきた。市内を走る乗合バス。
 
 
 
実に「ジャイプール」とは「城壁の街」の意味。綺麗な城門だ。
 
 
 
ピンク色の砂岩で町は統一されていて、別名、「Pink City」とも呼ばれている。
 
 
 
新市街は、今大々的なインフラ開発途上だった。
 
 
 
マハラジャのホテルは美しく手入れされた公園の中にあるようだった。