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日々の連続

トルコ史跡巡りの旅(12)エフェス遺跡へ。

今日はこれから小アジア最大の遺跡「エフェス」に向かう。添乗員はトルコの女性で、日本語が堪能。素晴らしいガイドだった。
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トルコ石の土産店駐車場から付近の景色を撮影。
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日本と似た感じの牧歌的風景だ。
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エフェスの遺跡に着いた。広大な敷地だ。
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ギリシャ・ローマ時代の遺跡が広大に広がっている。
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今日はこれから小アジア最大の遺跡都市「エフェス」に向かう。行程は昨夜泊まったホテル・アイワルクからは約250キロ。途中トルコ石の店に寄り、昼食でシシカバブのレストランにも立ち寄ったりして、遺跡に着いたのは昼過ぎの2時。噂に違わぬ大きな遺跡で圧倒される。規模、華麗さはトロイの比ではない。

バスは海岸線に沿って南下して行くが、途中、ベルガマ、イズミール等の昔から名前の知られた都市を通り抜ける。ベルガマは、ローマ帝国時代にはベルガモンと呼ばれ、このトルコ半島全体の首都であった。エーゲ海沿岸部は小アジアと呼ばれているが、トルコ半島全体は、アナトリア半島との呼ばれ、この半島はローマ帝国の領土・ベルガモン王国になっていたが、その全体を統括する首都がここにあり、半島の中心都市だった。イスタンブールビザンチン)が大きく発展したのは、ローマ帝国が東西に分裂し、そこに東ローマ帝国の首都が置かれて以降のことである。

古代オリエント史を学ぶ者にとっては、懐かしい地名、ベルガモベルガモン)を通り過ぎ、次に通過したのはイズミールイズミールは大きな街であり、市の中心部には大きな超高層ビルも何棟か見えた。ガイドブックによれば、それはヒルトンホテルのようであり、現在の市の中心部はこのホテルの周辺に広がっている、とのことである。

ここイズミールイスタンブールアンカラに次ぐトルコ3番目の大都市で、海運王オナシス、即ち、ケネデー大統領の元妻ジャクリーンの再婚相手の出身地でもある。オナシスではないが、ギリシャ時代からの良港で、現在もトルコ海軍の基地もあるし、NATOの司令部もここに置かれている。嘗てこの港湾都市がトルコ独立までの暫らくの間、ギリシャの直轄地だったこととも関係しているのかも知れない。

港湾部には工場とか煙突が目立ったが、その湾口を囲むようになだらかな丘陵地が扇型に広がっていて、無数の住宅が点在していた。如何にも気候温暖な地中海の街を思わせた。その海岸部を通り過ぎ、小山を一つ越えた先に今日の訪問地「エフェス」があった。

昨日は名前は有名だが、史跡の規模としては格段に劣るトロイを観光したが、先刻通り過ぎたベルガマ、それから、これから観光するエフェス、こここそが、真にエーゲ海文明、ギリシャ・ローマの栄光を今に伝えている遺跡ではあった。
 
 
 
 
今現在発掘されている遺跡はローマ時代のものだ。
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遺跡の中を縦断するように歩いて行く。
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遺跡をバックに記念写真。
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石柱なども昔のままだ。
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大きな劇場だ。1万人は入れるかも知れない。
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