ちゃおチャオブログ

日々の連続

トルコ史跡巡りの旅(18)パムッカレ、「ヒエラポリスと温泉(テルマエ)」。

今日最初の訪問先は、ローマ時代の遺跡「ヒエラポリス」。
イメージ 1
 
 
 
ここはローマ時代、避暑地、温泉地として栄えたが、その後の、セルジュク、オスマンの侵略、更に大地震に見舞われ、廃墟となった。
イメージ 2
 
 
 
遺跡には上水道、下水道、温泉を引いた水路等、今でも残っている。左側の盛り上がった部分。
イメージ 3
 
 
 
ヒエラポリスをバックに、三郷さんを1枚。
イメージ 4
 
 
 
栄枯盛衰、人々の栄華は遺跡の中に閉じ込められている。
イメージ 5
 
 
 
目を転ずると、前方には、雄大な石灰棚の景色が広がっていた。まるで雪山のようだ。
イメージ 6
 
 
 
これがローマ時代のヒエロポリスの街並み。人口は3万人程いたらしい。
イメージ 7
 
 
 
 
温泉ホテル「サーマル・コロッセオ」からバスで10分も掛からない直ぐの場所に、古代ローマ時代の遺跡「ヒエラポリス」がある。この辺りは古代から温泉が噴出していて、マンガの「テルマエ・ロマエ」が最近映画になって大ヒットしているように、古代ローマ人は温泉、お風呂好きで、現代の日本人と共通した面があり、ここはローマ時代には「ヒエラポリス」という大きな温泉都市であった。昨日泊まったホテル「Thermal Cokossae」も古代ローマ風に言えば「テルマエ・コロシアム」で、何のことは無い、日本語に訳せば、「大浴場」、のことだ。

ここ「ヒエラポリス」にも大浴場があって、ポリス自体は海岸都市のエフェスから200キロも離れた内陸部にあるのだが、お風呂好きのローマ人の別荘地、温泉場として大いに栄えたようだ。本国ローマからも色んな人が温泉旅行にやってきたとのことである。こうして栄えた温泉都市だったが、幾多の戦乱、又中世のモスレムによる侵略、その後の大地震で町は潰れ、現在は崩れ落ちた廃墟になっている。しかし、遺跡を歩くと、昨日泊まった温泉ホテルの周辺に点在する現代風の建物と比べ、その規模の大きさ、壮麗さは、全く別格の都市であることを思わせた。

この遺跡の中心部付近からは今でも温水が湧きでていて、そこにも又現代風な温泉プールが出来ていて、トルコ人か西洋人かは区別が付かないが、何人かが水着になって温泉に漬かっているのが見られた。透き通った極上の水で、地中から湧き出て来る天然の蒸留水、触ってみたら、成程、暖かかった。

ここから流れ出る温水が、200m先の岩棚に流れ落ち、数千年にも亘るほとばしりが、広大な面積の石灰棚を作り、それは恰も純白の雪に覆われているようだった。これからその石灰棚に向かい、純白の世界を眺めることになる。この様な光景は、世界広しと言えども、ここでしか見られないことだろう。
 
 
 
 
再び遺跡に向かう。
イメージ 8
 
 
 
崩れ去った城壁は、兵どもの落城の跡のようだ。
イメージ 9
 
 
 
近くでは凄い水量の温水が噴き出ている。
イメージ 10
 
 
 
この温水を利用して、現在は温泉プールが造られている。立ち上っている湯気が見える。
イメージ 11
 
 
 
無色透明の随分澄んだ温水だ。崩れた石柱も沈んでいる。
イメージ 12
 
 
 
元水泳部の三郷さんもプールをバックにうっとり。
イメージ 13
 
 
 
温泉場の多い山形からやってきた黒旗さんもうっとり。
イメージ 14