ちゃおチャオブログ

日々の連続

トルコ史跡巡りの旅(35)カッパドキア、夜の探訪。

ホテルのロビーには暖炉もあって、暖かい。
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トルコ内陸部はかなり底冷えもする。
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食後、搾りたてのワインの試飲もあった。
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外は夜霧が忍び寄ってきていた。
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ホテルの部屋の灯りが幻想的だ。
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関野さんの部屋に行く階段も真っ白で、雪のようだ。
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五里霧中」は日本や中国のアジア地方独特の専売特許かと思っていたら、あに図らんや、このトルコにもあった。カッパドキアは元々土地自体が1000mを越える高所にあり、霧が出やすいのかも知れない。夕食の前からかなり霧が立ち込めていたが、食事が終り、石室の外に出たら、将に「五里霧中」。冷たい岩肌を手探りに触って、前に進むしかないような状態だった。
 
そんな中、又黒旗さんが訪ねて来て、霧もやや晴れて来た。これからカッパッドキアの街歩きをしませんか、と誘われる。霧が流れるという。外を見ると先刻の漆黒の霧は、やや薄くなっていて、前方100m位先までは見通せる。これなら町へ出ても迷子にはなるまい。先刻バスでこのホテルにチェックインした際、町の中心部は、このホテルから左程離れていないことはバスの窓から見て知っていた。三郷さんを誘ったら、彼はいつも早い時間に寝に着く習性があり、今晩も早目にお風呂に入って、先に寝ているとのこと。では、と、二人で夜の街へ出て行った。

ホテルからだらだら坂を200m程下り降りた所が、市のメインの大通りらしく、商店等が立ち並んでいる。しかし、人通りも少なく、店も大方は電気を消して、シャッターも閉じられている。まだ8時過ぎだが、夜の早い町だ。夜で歩く習慣が余り何のかも知れない。

夜霧の町を歩く。暫らく進むと、明るい一角に出る。店の中から光が漏れ出て、店内からざわめきも聞こえる。ちょっと立ち止まって中を窺うと、飲み屋と喫茶店の中間位の感じの店で、かと言って、カラオケ店でもなさそうだ。中から大柄の男性が出て来て、”中へ入れ!”と大きく手を振って、招き入れる。当方、”この上のホテルに泊まっている日本人で、今、夜の町を歩いている。この通りを向こう端まで行って、戻って来たら、寄らしてもらう。”と言って、後から寄るつもりで、先に進む。

殆ど人通りはない。500m程進むと、この大通りの行き止まりのような場所に出て、サークル状の広場へ出る。広場の先には、何か公共の建物のようなものも見えるが、電気も消え、トルコ語も理解できないので、何かは分からない。バスストップが幾つか並んでいたから、矢張り、ここが街の中心になっているのだろう。広場の手前にネオンが灯された二階建ての木造建物があり、何か隠避な感じのネオンの装飾だ。2階へ通じる外階段などもあるが、出入りしている人影は見えない。カラオケのような音楽も漏れて来ている。この辺りが、カッパッドキアでの唯一の夜の遊び場のようだ。しかし日本のような盛り場、飲み屋街と言った雰囲気は全くなく、夜の侘しさのみを感じるものだった。

元の通りをホテルに向かって戻り、再び喫茶飲み屋の店の前に来ると、中から我々が歩いている姿が見えたのか、先のお男が店から出て来て、なんやかやにこやかに言ってくる。トルコ人は一体に親日家が多いと聞いていたが、彼の態度からもそれは窺える。英語が殆ど話せず、会話も十分出来た訳ではなかったが、我々はそのままホテルへ戻ると言って、店に入ることは止めにした。黒旗さんが一緒ではなく、一人だったら、入っていたかも知れないが・・。帰り際、この町の記念にと、彼を真ん中にしての記念写真を1枚撮って、ホテルに帰館した。
 
 
 
 
部屋を案内する吉村さん、関野さん。他の客も一緒に見に来ていた。
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この部屋も広くてラグジュアリーだ。
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ベッドも凄い! キングサイズ!
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新婚さんが入るような中二階のお風呂。
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さて、黒旗さんと二人で、夜の街の探索にでかける。
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明るい店の前で、店から出て来たオーナーと記念写真を撮る。
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