ちゃおチャオブログ

日々の連続

ボロブドールへの3日間(32)ボゴール宮殿の「鹿の園」。

ボゴール駅北側には広大な緑地帯があるが、その半分を植物園と、ボゴール宮殿で分け合っている。
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宮殿はぐるりと鉄柵で囲われているが、その隙間から鹿が顔を出して、餌を求めている。
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子供達は、バナナを餌として与えている。
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奈良の鹿と変わらない可愛さだ。
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この広々とした園内で鹿は伸び伸びとしている。
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人様の宮殿というよりか、鹿の宮殿のようだ。
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お腹が空くと、鉄柵の方へ近寄って来る。
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宮殿内は広々とした芝生に覆われ、全く「鹿の園」の景観だ。
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ボゴール駅の北側には広大な緑地帯が広がる。その北半分を植物園が占め、その中には更に博物館などもあり、先刻そこでジャワ原人の剥製にお目見えし、今、その植物園を出て、鉄柵に沿って駅に向かって歩く。出口付近には10人程のセミプロの絵描きがいて、肖像画やら、風景、生物画などを即席で描いて、廉価な値段で通行人にサービスしているが、当方、不細工な似顔絵を描いてもらっても詮方ないことで、そのまま鉄柵に沿って南下する。
 
と、前方の柵の間から幾つかの鹿が首を出して、通行人に餌をねだっている。鹿は猿や犬猫と違って騒ぐわけではないが、クンクン鼻を鳴らし、歪めては餌を求めているようだ。この緑地帯の北半分が植物園になっているが、南側の半分は広大なボゴール宮殿になっていて、一般人は立ち入り禁止になっている。柵の中は広大な芝生の庭で、その中にいるのは人ではなく、鹿だけだ。そのあちこちに鹿の群れが屯している。
 
お腹の空いた鹿は柵の傍までやってきて、通行人に餌を求めているのだ。良くしたもので、道路沿いの所々にはバナナ売りが立っていて、一山20房、30房のバナナの塊りを売っている。親の手を引っ張って来て、子供達がそのひと塊を50円位で買って、山を1本づつに分けて鹿に食べさせてやっている。ここは動物園ではなく、綺麗に手入れされた宮殿の中に放し飼いにされている鹿の群だ。しかし、園内には衛士の姿も見えず、そうした通行人の行為を止めようとする衛士もいない。
 
柵の外の道路沿いでは、そうした親子連れの通行人が集まってくるのを見て取って、オモチャ売りの荷台とか、アイスクリーム売り、駄菓子屋、等々、ちょっとした賑わいを見せている。しかし、宮殿内には人影は全く見えない。広大な園地は鹿に占領されているようで、鹿だけがノウノウと、昼寝をしたり、駆けっこをしたりしている。
 
奈良公園にも鹿が多く生活していて、南大門の外の道路まで出て来て、通行人に鹿煎餅をねだっているが、ここでは鉄柵の間から首を出してバナナをねだっている。国が違えば鹿の生態も違っているのか・・。鹿にとっては奈良よりもこちらの方がより優雅に生活しているに見えた。
 
 
 
 
園内には樹齢数百年を越えるような大木も自生している。
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全く鹿にとっては別天地のようだろう。
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鉄柵の周囲を観光用の馬車なども走っている。
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タクシーでやってくる人もいる。
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大勢集って来て、鹿に餌をやったり、眺めたりしている。
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ああ、奥に宮殿が見える。しかし今は誰も住人はいないようだ。
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こんなすごいガジュマルのような大木を見る機会は、ここでしかないだろう・・
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鹿とガジュマルと宮殿を見納めにして駅に向かう。
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