ちゃおチャオブログ

日々の連続

ボロブドールへの3日間(最終章)帰国ー旅の終わり。

今回のインドネシア旅行もいよいよ最後となった。次に来るのは何時になりだろう・・
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Duty Free Shopもモダンで近代的だ。でも、高そう・・
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ああ、こんな所に泊まったホテル「five hotel」の広告宣伝が出ている。358,000ルピア、約3600円、まあまあのホテルだった。
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3年前バリ島へ行った時の食堂が同じ場所にある。ここに入ろう。
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インドネシア最後の夕食。時は移ろい、人は移ろう。今宵一膳の食事もこんなものだ。
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さようならインドネシア、さようならジャカルタ・・、良い3日間だった。
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眼下に深夜のジャカルタの町灯りが遠ざかって行く。
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ああ、東の空が明るんできた。
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真夜中の帰国便。退屈な4時間をどうやってやり過ごすか・・。スーツケースをカウンターに預け、身軽になったので空港内を歩くこともできる。比較的新しい空港ビル。3年前にバリ島を旅行した時も、この空港だったから、少なくとも3年以上は経っている。空港使用税15万ルピー、約1500円を払うと、手元の現金も乏しくなる。国内線ロビーまで行き、3年前バリへ行った際に利用したレストランに入り、インドネシア最後の夕食を摂る。

買い物をする訳ではないが、DFSを覗いたり、何やかやしている内に時間になって、搭乗口へ。JAL機だけあって、大半が日本人客だ。他にインドネシア人もいるが、白人は数える程しかいない。54K,殆ど後部に近い座席。・・眠れると良いだが・・。幸いに二人用の座席に隣りはいない。ひじ掛けを上げて、二人分、広々と使えそうだ。2-3人タイ人スチュワーデスも乗っていたが、当方座席の方へは余り来なくて、話し掛ける機会も少なかった。

ビール、水割り等飲んで寝る努力をするが、矢張り中々寝付かれない。これから旅行に出かけるんじゃ大変だが、帰国便だから、一晩眠れなくたって、明日家で爆睡すればよいだろう。そんな風に思っていたら、いつの間にか、浅い眠りに入ったようだ。

暫らくし、朝食の配膳で目が覚める。東の空を見ると、朝焼けがこれから始まるみたいだ。丁度真横に見える。インドネシアと日本は経度が殆どおなじだから、機は真っ直ぐ北上する。従って、朝の太陽は、右手90度の位地から真っ直ぐに垂直に昇る筈だ。食事をしながら朝焼けを眺め、今回の5日間の旅行を振り返る。

何でボロブドールか? さして強い動機があった訳ではない。アンコールワットミャンマーのパガンと並ぶ東南アジアの3大仏教遺跡。ここを見ておかないと自身のアジアの旅は完結しない。嘗て仏教がこの国で栄え、今は滅んでしまった、一方のカンボジアミャンマーは今尚盛んに仏教を信奉しているが、そうした国にあってもつい最近までは、鬱蒼としたジャングルの中に埋没されていた。いずれも仏教徒ではない西洋人により発見され、修復されてきた。西欧列強の植民地下であったれば、やむを得ない事情だったかも知れない。唯一、タイだけは植民地化を免れ、自国の手により遺跡は維持され、守られてきた。

小山のような巨大な遺跡を作ったボロブドールの民も、この遺跡と同様に歴史の闇の中に埋没していった。一時は版図をインドシナ半島まで広げた山の王国も、いつか海の王国バンテンに取って代わられ、そのバンテン自体も新興覇権国オランダに滅ぼされ、400年間植民地の地位に甘んじていた。しかし今世界第5の大人口と、石油資源を擁し、インドネシアは再び世界の檜舞台に舞い戻りつつある。今や既に世界最大のイスラム教国でもある。

栄枯盛衰、インド仏教の想像上の聖地「須弥山」を模して造り上げられた巨大な仏跡。一時は石の塊に過ぎない小山だったが、現在も続いている人々の長い間の営々とした修復作業の結果、今や東南アジア三大仏跡に数えられる程に蘇った。果たして、いつ又人々の意識の中から宗教観が追い出され、再び元の石の塊になる時も来るのだろうか・・。窓の外を見ると、外房の長い海岸線が眼下に広がっていた。成田間もなくだ。



朝食の時間だ。
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今日の朝焼けは楽しめそうだ。
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ボロブドール、ボゴール、バタビア、港、パサールバル、様々なことが思い出される。
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僅か3日間の旅行だったが、色々な出来事が思い出される。
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自分の僅か70年の人生、ボロブドールの永遠の歴史と比べたら、僅かに邯鄲の夢のごとしだ。
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ああ、もう日本の陸地が見えて来た。
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ああ、将に日本の黎明だ。
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う、外房、九十九里の海岸線が見えて来た。間もなく成田だ。
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前後合計5日間、ボロブドール歴史の旅は終了した。
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