ちゃおチャオブログ

日々の連続

ニュージーランドの1週間(12)ホテルでの朝食の後、Mt.Cookに向け出発!

朝、部屋のベランダからテカポ湖が少しだけ見えていた。
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部屋の外に出て湖面を眺めるが、湖畔まで行く時間はない。正面に見える小山は、昨夜星座観測をした天文ドームがある丘だ。
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朝食はバイキングになっている。
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キウイジュースも美味しかったが、牛乳は特に美味しかった。
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バイキング、何を選ぶか迷ってしまう・・
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美味しい料理だ。腹いっぱい食べてやろう。
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さて、今朝はMt.クックまでの約100キロの走行だ。
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昨夜は12時過ぎに山の上の星座観測所からホテルに戻り、急いでお風呂に入ってベッドに入ったが、既に1時になっていた。東京時間で言えば既に5時。明け方の時間だ。そして今朝は6時のモーニングコール。今日は早目の朝食を済ませ、午前中にマウントクックに到着し、2時間程朝のトレッキングをし、ベース基地の町アオラキにあるホテルで昼食を摂った後、更に265キロの山道を走り抜け、クイーンズタウンまで行くのだ。昨日の疲れもなく、朝食ももう少しゆっくりだったら、朝一番で湖畔まで下りて、早朝の湖面を見たいと思っていたが、疲れも嵩じ、モーニングコールの時間までベッドから起き上がれなかった。

疲れを取る為、朝食前にもう一度湯船に漬かり、筋肉をもみほぐし、さっぱりした所で朝食を食べる。バイキングだから目一杯食べることもできるが、こと、美味しかったのは牛乳。酪農国だけのことはある。味が濃く、濃密で、如何にも搾りたてのごとくに鮮度も良い。牛乳は毎朝と夜寝る前半カップ程飲んでいるが、ここの牛乳は美味しくてフルカップで2杯も飲んだ。後でガイド山下さんに美味しさを称えると、彼曰く、NZの牛乳は濃く、コーヒーなどのミルクとしても使われている、とのことだった。成程、ガッテン。美味しさの秘密が理解できた。

早目の朝食で、皆、7時過ぎには出発の準備もでき、7時半ホテルを出る。昨日走って来た道路を国道まで戻るが、左手にテカポ湖を眺め、もう2度と見ることもないエメラルドグリーンの湖面を目に焼き付けた。国道上は昨日と同じように80キロー100キロの安定速度で、なだらかな起伏のある道路を突っ走る。途中湖があったり、湖と湖を結ぶ運河があったり、この運河の中で養殖サケが飼育されている等の説明がガイドからあった。

湖水が多いのか、朝霧が幻想的に湧き上がり、道路を横断し、山の端を隠し、原野を真白の湖面のように変えている。そんな中、左手から朝日が上がり、朝焼けが霧雲に映える。自分も日本国内は殆ど隈なく歩いているが、北の大地北海道でもこんな幻想的な光景を見たことはなかった。昨日のテカポ湖と同じような「自然の造形の美」。毎朝、こんな所に身を置いたら、本当に仙人になってしまうかも知れない。

そんな山間の中に自衛隊のプレハブ兵舎が十数棟国道沿いに建っていたが、平和な国の平和な軍隊だ。国軍には違いないが、その呼称は日本と同じ「Self Defence Force」、即ち「自衛隊」。450万人の人口の中で、一体何人の兵隊がいるのか聞いたら、約2万人とのこと。主にPKOで海外に派遣されているそうだ。そう言えば、イラク戦争時にNZの軍隊派遣、というニュースには思い当らなかった。

人家も牧場も殆どない山間の道路を走ること約1時間、Mt.クックへの取り付け道路に差し掛かった。バスは国道からこの取り付け道路に入り、細長いプカキ湖に沿って約50キロを走ると、Mt.クック正面の集落アオラキ村に到着する。取り付け道路に入る直前、既に氷河に覆われた高峰が見えて来た。



左側から、朝日が上がって来る。
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台地を赤く燃やす。
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オーストラリア、ウルブ(エアーズロック)では夕日が山を赤く染めていたが、ここでは朝日が赤く山を染めている。
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棚引く朝霧も又幻想的だ。
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一山越えるとMt.クックに通じる湖プカキ湖に出る。
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ああ、正面にプカキ湖が見えて来た。
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その先に氷河の山も見える!
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