ちゃおチャオブログ

日々の連続

「ニュージーランド『感動』の1週間」(22)クイーンズタウンの朝焼け。

昨夜、展望レストランから撮影したクイーンズタウン、Wakatipu湖の眺め。
イメージ 1



市内に夜の帳が訪れている。
イメージ 2



開店前に展望レストラン。
イメージ 3



今日、これから朝焼けが始まる。
イメージ 4



クイーンズタウンの町に朝がやってくる。
イメージ 5




昨日は食事のスタートが遅かったせいか、終わってホテルに戻ったのは、かなり遅い時間になっていた。ホテルに戻る途中、市の中心部を横切るのだが、人通りもまばらだった。この町にはカジノもあるが、観光客目当てだ。ホテルが市街地の真ん中にあれば、出かけることも出来るのだが、少し離れた場所にあり、歩いて行くのも億劫だし、今頃行っても、店は大体どこお閉まっているだろう。

昨日、今日とこのホテルに連泊し、今日は、世界遺産ミルフォード・サウンドへの日帰りツアーだ。片道約300キロ。途中休憩したり、観光もあるが、東京ー名古屋間の距離を往復することになる。出発は早目の7時。朝食は6時からである。百夜に近い町だから、朝も早い。既に5時前には明るくなる。早目に目が覚め、ベランダに出てみる。これから朝日が昇るところだ。前方の斜面の住宅地が明るくなってくる。これから朝焼けが始まるのだ。

朝焼け、太陽の恵み、太陽神。この国の原住民、マオリ族が太陽をどう崇めていたかは知らない。昨日ガイドがこの島は嘗てゴンドワナ大陸の一部で、数億年以前も前にゴンドワナから分離し、単独の島になった、と言っていた。で、偶々バスの中で、隣を走っている「コンテイキ」(Kontiki)という名前のツアーバスを見た。ああ、冒険家ヘイエルダールの葦の筏舟の名前だ。そうだ、彼はインカ帝国の太陽神「ビラコチャ」を信じ、太陽は再生の神であり、毎日常に東から昇ることを頼りに、南米ペルーから筏舟で遥々洋上を渡り、このNZを目指したのだった。

彼は結局この島まではたどり着けなかったが、原始的な舟でも遥かな洋上を渡ることが可能であること証明したのだった。それによって、このマオリ族もトンガの人々も、ハワイアンも、今は滅んでしまったイースター島の住民も、皆同じ種族の流れであることが証明された。ここに住むマオリ族について伝承文化というものを自分は知らないが、必ずや毎朝昇る朝日、沈む夕日を眺め、信仰心が芽生えていたに違いない。それは日本人が天照大神を崇拝し、古代エジプト人が太陽神「ラー」を崇めていたと同じように。クイーンズタウンの澄んだ朝の空気の中に、朝焼けは様々に変化し、今日の1日を迎えようとしていた。



東の空が明るんできた。
イメージ 6



ああ、綺麗な朝焼けだ。
イメージ 7



朝焼けも夕焼けも様々なことを思い起こさせる。
イメージ 8



今日も又太陽の恵み。
イメージ 9



今日、この国、この町で朝焼けを見ることができて、良かった。
イメージ 10