ちゃおチャオブログ

日々の連続

ルソン山紀行(27)ラガウエイのホテル「MAO Lodge」。

キアンガンの山下軍団跡地をもう一度眺め、ラガウエイの町へ戻ることにした。
イメージ 1



戦争を知らない子供達。平和な情景だ。
イメージ 2



坂の途中から、ラガウエイの平野を見る。下にキアンガン川が流れている。
イメージ 3



山村の集落。中々しっかりした建物、住宅棟も見える。
イメージ 4



街中で行くところもなく、MAO Lodgeに戻ろう。
イメージ 5




キアンガン小学校の教室で授業を受けている子供達、外の行程で遊ぶ子供、又、如何にも貧しげな集落を見て、待たせたバイクタクシーに乗って、ラガウエイの町に戻ることにした。坂を下り降りる途中にも何か所かタクシーを止め、眼下の景色を眺める。山下さん、兵隊さん達は、この景色をどんな風に眺めていただろうか、と想像をめぐらしつつ。

町へ戻っても行くところはない。町の真ん中を国道が1本走っていて、その中心辺りにバスセンターがあり、バイクタクシーが何台か、客待ちをしている。静かで長閑なものだ。街中にいても何もすることがないので、ホテルまで歩いて帰る。途中にちょっとした売店があり、ビールを買って帰る。今日の宿泊客は自分一人。ホテルはコテージ風になっている。シャワーを浴びて、コテージの入り口のベランダに置いてある丸椅子に腰かけ、ビールを飲む。

話す相手もなく、コテージの青々とした木立を眺め、ビールを飲む。キアンガンを尋ねて来た日本人旅行者の何人がこのホテルに泊まっただろうか。ツアーでやってくる遺族会の皆さんや、政府関係者は、もっと大きな街の高級ホテルに泊まるだろうから、この「MAO Lodge」に泊まった日本人は過去何人いたか・・。いずれにしても、劣悪な環境の中で、生死を彷徨った敗残兵と比べたら、今のこのホテルの環境は天国だ。パラダイスホテルに違いない。

夜、夕食で町へ出る。犬の遠吠えが聞こえたり、それに呼応するように、近くで突然に吠え出したりする。咄嗟に身構えるが、襲って来るようなことはしない。乏しい街灯の光の中で、余計に不気味だ。家人の犬を叱る声で、漸く犬の咆哮も静かになる。兎も角、足早に通り過ぎよう。咬まれたって、補償はないし、痛い思いをするだけ損だ。街に2-3軒あるレストランい入り、夕食を食べる。買い物帰りのチャーミングな若奥さん。イフガオの女性は皆美人揃いだ。今日、初めてイフガオ州にやってきて、途端に好きになった。山下軍団の影響で、少しは日本人の血も混じっているおだろうか・・



ここはロッジ風の建物になっている。過去何人の日本人旅行者が宿泊したか・・
イメージ 6



1泊750円の部屋。雨風が凌げれば、十分だ。
イメージ 7



それでも、トイレ、バス、ベッドルーム、居間、と3部屋に分かれている。
イメージ 8



夕刻、市内の中心部まで来て、夕食を食べる。
イメージ 9



今晩の食事はこんなもの。イフガオ風なのか・・。
イメージ 11



買い物帰りの若い奥さん。イフガオ人は美人が多い。
イメージ 10