5月30日土曜日、好天の中、立川の昭和記念公園へ行く。
公園ではイグアナを連れた人なども散歩に来ていた。
ガス欠になったので、Inaさんが気を利かせ、すかさず買出しに走ってくれる。
さて夕方、立川駅近くにある「斎料理」の店、「Seven Bell’s」へ行く。
入口には何故かしら原住民の置物などが置かれている。
さて、店内に入って見よう。メニューが出ているが、値段は良心的だ。
「斎料理」について、多くの中国人は知っていても、殆どの日本人は知らないし、初めて聞く料理名だろう。食は上海にあり、ではないが、中国の伝統料理はそれだけ歴史も深く、幅も広い。江戸初期、京都黄檗山から広まった「普茶料理」、と言ったら大半の日本人は即座に思い浮かべ、隠元さんの精進料理かと、合点するが、この「斎料理」も謂わば黄檗宗の普茶料理と思えば、そう大きな違いはないだろう。
上海の中心部、人民広場から地下鉄で2つか3つ目の駅に、「静安寺」とう名前の駅がある。この駅の直ぐ前に「静安寺」という古刹があり、この地区はお寺の名前を取って、「静安区」となっている。人民広場のある「黄浦区」は直ぐ隣の区だ。自分も何年か前、地下鉄に乗ってこの「静安寺」に行ったことがある。この寺の本堂の裏側は広い敷地になっていて、そこには2階建ての食堂・レストランがあり、1階は大衆食堂だが、2階には菜館があり、そこで「斎料理」を食べることができる。自分はその時、「斎料理」なる物を初めて知った。
さて、土曜日の今日は友人のTakaさん、Inaさん、Hayanoさんの4人で、昼間は昭和記念公園でゆっくり過ごし、夕方近く、立川駅から程遠くない場所にある「斎料理」の店「Seven Bell’s」へ向かった。ここは台湾出身の女性荘美麗さんという人が、つい最近店をオープンし、当方にも案内が来ていて、今日皆さんを誘って行くことにしたのだ。
「斎料理」のフルコース、1700円。手頃な値段だ。中国の歴史文化に詳しく、大連まで語学留学したことのあるHayanoさんなど、今日初めて食べる「斎料理」には興味森々で、食べた経験は無くても、流石にこの料理名だけは知っていた。1年振りにお会いする荘さん、ご主人のGregさんの歓待を受け、早速にも料理が運ばれる。
「斎」は「菜」に通じる。ベジタリアンは本来アルコールはご法度の筈だが、ここは日本での開業。料理だけでなく、ビール、ワイン等のアルコール類もオーダーは可能だ。矢張り美食には美酒、が似合うものだが、今日は初めての店、少し遠慮し、紹興酒ではなくビールでの乾杯とする。
最初に運ばれたのがスープ。これはポタージュスープに似ているが、中国の料理方で造られたものとのこと。だから、ミルクとかクリームとかの乳製品は一切使用されていない、とのことである。それから次から次に野菜を主体にした料理が運ばれる。日本の精進料理とは矢張り大分違っている。中華風の味付けだ。が、ラード、肉類、動物性油脂は一切使用されていない。
食事の余興に、ご主人のグレグさんがハーモニカで一人三役の演技をしてくれた。ハーモニカを吹きながらのタッピング、それとフォーク。彼は元々芸術家で、絵画、木工等を得意としているが、こんな隠れた才能があったとは! 当方、3月にニュージーランド南島を旅行したが、彼は南島のクライストチャーチの出身。ニュージーランドの大自然が育ててくれた芸術家だ。夫婦二人、日本に定着し、頑張っている。応援してやろう!
色々と覚えきれない程のコース料理が運ばれ、どこから見ても豚肉に違いない、と言った三枚肉の炒め物も、実は野菜を加工したもので、何もこれ程そっくりに似せることはないと思うのだが、日本のガンモドキだって、見方によればカモ鳥(ガン)の肉に似ていないこともない。「普茶」-「精進」-「斎」、それぞれ味付けは異なるが、皆忌み人を偲ぶ料理。近々に亡くなった何人かの芸能人、知人、友人を偲び、今宵一夜の「斎料理」を堪能した。
食後、場所を替えての2次会となったが、そこで、フロアーを揺るがす大地震が発生。小笠原方面を震源とする震度8以上のプレート型地震だった。これだけの大地震にも拘わらず、犠牲者が誰も出なかったと言う幸運。今日の「斎料理」に感謝したい気持ちだった。
上海の中心部、人民広場から地下鉄で2つか3つ目の駅に、「静安寺」とう名前の駅がある。この駅の直ぐ前に「静安寺」という古刹があり、この地区はお寺の名前を取って、「静安区」となっている。人民広場のある「黄浦区」は直ぐ隣の区だ。自分も何年か前、地下鉄に乗ってこの「静安寺」に行ったことがある。この寺の本堂の裏側は広い敷地になっていて、そこには2階建ての食堂・レストランがあり、1階は大衆食堂だが、2階には菜館があり、そこで「斎料理」を食べることができる。自分はその時、「斎料理」なる物を初めて知った。
さて、土曜日の今日は友人のTakaさん、Inaさん、Hayanoさんの4人で、昼間は昭和記念公園でゆっくり過ごし、夕方近く、立川駅から程遠くない場所にある「斎料理」の店「Seven Bell’s」へ向かった。ここは台湾出身の女性荘美麗さんという人が、つい最近店をオープンし、当方にも案内が来ていて、今日皆さんを誘って行くことにしたのだ。
「斎料理」のフルコース、1700円。手頃な値段だ。中国の歴史文化に詳しく、大連まで語学留学したことのあるHayanoさんなど、今日初めて食べる「斎料理」には興味森々で、食べた経験は無くても、流石にこの料理名だけは知っていた。1年振りにお会いする荘さん、ご主人のGregさんの歓待を受け、早速にも料理が運ばれる。
「斎」は「菜」に通じる。ベジタリアンは本来アルコールはご法度の筈だが、ここは日本での開業。料理だけでなく、ビール、ワイン等のアルコール類もオーダーは可能だ。矢張り美食には美酒、が似合うものだが、今日は初めての店、少し遠慮し、紹興酒ではなくビールでの乾杯とする。
最初に運ばれたのがスープ。これはポタージュスープに似ているが、中国の料理方で造られたものとのこと。だから、ミルクとかクリームとかの乳製品は一切使用されていない、とのことである。それから次から次に野菜を主体にした料理が運ばれる。日本の精進料理とは矢張り大分違っている。中華風の味付けだ。が、ラード、肉類、動物性油脂は一切使用されていない。
食事の余興に、ご主人のグレグさんがハーモニカで一人三役の演技をしてくれた。ハーモニカを吹きながらのタッピング、それとフォーク。彼は元々芸術家で、絵画、木工等を得意としているが、こんな隠れた才能があったとは! 当方、3月にニュージーランド南島を旅行したが、彼は南島のクライストチャーチの出身。ニュージーランドの大自然が育ててくれた芸術家だ。夫婦二人、日本に定着し、頑張っている。応援してやろう!
色々と覚えきれない程のコース料理が運ばれ、どこから見ても豚肉に違いない、と言った三枚肉の炒め物も、実は野菜を加工したもので、何もこれ程そっくりに似せることはないと思うのだが、日本のガンモドキだって、見方によればカモ鳥(ガン)の肉に似ていないこともない。「普茶」-「精進」-「斎」、それぞれ味付けは異なるが、皆忌み人を偲ぶ料理。近々に亡くなった何人かの芸能人、知人、友人を偲び、今宵一夜の「斎料理」を堪能した。
食後、場所を替えての2次会となったが、そこで、フロアーを揺るがす大地震が発生。小笠原方面を震源とする震度8以上のプレート型地震だった。これだけの大地震にも拘わらず、犠牲者が誰も出なかったと言う幸運。今日の「斎料理」に感謝したい気持ちだった。
<Seven Bell’sのHPは下記のアドレス>
ああ、「斎料理」、珍しい。何年振りだろう・・
肉類を全く使わない野菜だけで作られた料理。この中身など、どこから見てもひき肉だ。
食事の途中にご主人Gregさんのハーモニカ演奏が始まる。
唄や踊りの一人三役だ。愛すべきニュージーだ。
色々盛り沢山の料理が続く。豆腐は豆腐。アジアの食材だ。今やタイ、フィリピン、インドネシア方面にまで出回っている。
これなどどう見ても野菜炒め。でも違う。野菜オンリーだ。
こうした珍しい料理を食べると10年長生きできますね。
最後にスープとチャーハン。それから絶品のコーヒー。ご馳走様でした!