ちゃおチャオブログ

日々の連続

ルソン山紀行(33)バナウイ、崖上からの展望。

崖上に戻り、眼下のお祭り広場を眺める。
イメージ 1



賑やかざわめき、マイクの音などが聞こえてくる。
イメージ 2



人々は今日1日、こうしてお祭りを楽しむのだろう。
イメージ 3



平和な集落だ。崖上から眺めると、この町もかなり大きな町だ。米作だけでこれだけの人口を養えるとは!
イメージ 4



先刻の丘の展望台を眺める。棚田がずっと続いている。
イメージ 5




お祭り広場を後にして、崖上の案内センターまで戻って来た。話を聞くと、一度途中の町ポントックで乗り換えるが、ここを10時半に出るジプニーで、一番山奥の村、サガダ、まで行くことはできる、とのこと。1日この祭りと付き合ってバナウイで過ごすのも一案だが、ここへの主目的は棚田を見ることであり、祭りはあくまでもおまけだ。そのサワリの部分だけ見れば十分だろう。よし、それでは一番の山奥の村、サガダへ行くことにしよう。

ジプニーの出発までにはまだ1時間程ある。又下の広場まで下りて行って行列を見るのも良いが、少しせわしない。崖上からお祭り広場とか町を見ることにした。山奥の集落だから、人口数百人程度の過疎の村を想像していたが、先刻の大勢の人の行列など見ると、人口的にはかなり大勢の人が住んでいるようだ。これだけの棚田があるのだから、相当数の人口を養うことは可能だろう。米の力、主食さえ確保できれば、人は生き長らえ、且つ、余剰米で多少の贅沢も出来る。

崖の上から見渡す街並みは、中々裕福さも思わせる。あちこちに鉄筋住宅も見えるが、それは、この町から出て行って、マニラやバギオの大都市で働き、或は米国、シンガポール、中近東等への出稼ぎで収入を得、所謂、一旗組の成功のあかしだろう。細々とした棚田、農業一本で、新築、鉄筋の住宅を建てられるとは思えない。お祭り広場からのざわめきな、大きなマイクの音を後に、オンボロバスに乗りこみ、サガダに向け、この町を後にした。



丘の上の方に道路が見えるが、展望台はあの辺りだったのか・・。
イメージ 6



ああ、町の向こう側に住宅が見える。
イメージ 7



新築、鉄筋の住宅も沢山あって、貧しさは感じられない。
イメージ 8



ああ、展望台から見た、朝日が上がって来た山があそこに見える。
イメージ 9



ポントック、サガダはあの山の更に奥にあるのか・・。間も無く出発の時間だ。・・どんな所だろう・・
イメージ 10