ちゃおチャオブログ

日々の連続

8.12.(水・曇/小雨)御巣鷹30年。文芸春秋。


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先週広島、長崎の慰霊祭が行われたが、今日は御巣鷹の事故から30年目に当たる。520人の乗客乗員が亡くなり、4名が救出された。もっと早く捜索活動が始められていたら、もっと多くの人命が救われたかも知れない。しかしそれは結果論で、今更言っても始まらない。
文芸春秋今月号に救助された4人の一人、川上慶子さんの兄の千春さんが手記を寄せている。今朝のNHKテレビでも本人がインタビューに答えていた。30年間。今彼は44歳の2児の父親。慶子さんは42歳、同じように2児の母親になっている。二人とも辛い人生を生きて来た。運命は残酷だ。偶々乗り換えた、空席待ちの便がこの飛行機だった。それは、日永田さんにも言えることだった。熊本に帰省する便が満席で、大阪経由のこの便に乗り換え、事故に遭遇した。そう言えば、最近は余りニュースにもならないが、坂本九もいた。
新幹線のお粗末事故が頻発しているが、人命を預かるCarrierとしては、責任感の欠如はないのか。日本でもいつ中国と同じようなお粗末な事故が発生しないとは限らない。昨日の原発再稼働でも言えることだが、事故が起きてからでは、後の祭りだ。

文芸春秋、他に又吉直樹氏の「火花」を読む。中々しっかりした文体で、ストーリー展開も面白い。熱海の花火から始まって、熱海の花火で終了するが、花火ではなく火花。主人公の漫才ペア、「スパークス」をもじったものだろう。が、内容は、もう一人の漫才師、あほんだらの神谷との接点が、スパークするように描かれている。芥川賞受賞は当然かも知れない。

他に、大勲位・中曽根氏の寄稿、巣鴨プリズンに収監されていた岡部長栄氏の日誌、等々興味深い記事がいろいとあったが、時間が無く、読み切れなかった。又、行って読むことにしよう。
岡部さんとは知らなかったが、岸和田藩主の血筋の人で、東条内閣の文部大臣だったとのこと。今度は中曽根さんと二つ一緒に読むことにしよう。


中国為替レート変更で世界中の市場が混乱。東証も二日連続で大幅安。再び信用割れになる。


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